朝美絢の振り切る力

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宝塚GRAPH11月号の

Especial Timeは、

暁千星と朝美絢の対談でした。


この対談文を読んで、

二人のショットを見て、

いろいろあったけど、頑張って

今の立ち位置まで辿り着いた朝美絢の自信と

ちょっとホッとしたような、

暁千星の表情が魅力的です。


月組時代の朝美絢と暁千星の関係は、

どう見ても、暁千星の早期抜擢が目立ち、

例えば「1789」とか「メリー・ウィドウ」

を見てると顕著。


もしかしたら、珠城りょうに続き、

あわよくば暁千星も、あっさり育てば

早期トップ就任を目論んでいたのかも?

と思うほどの任。


その後は、バウ公演のダブル主演とか

珠城りょうのお披露目公演では

ダブルキャストだったりと、

競わされていたような間柄でしたけど、


この対談を読むに、 

いかに下級生に追い上げをくらおうと、

上級生としての立場と優しさがある

朝美絢の懐の深さにちょっと感激。


でも、その一方で悔しさとか

競争心が誰よりも強く、

決して折れることなく、

紙一重のチャンスを物にできる

賢さと努力ができるのが朝美絢という

人なのだと思いました。

95期の7人の中でも、もしかしたら

一番いろんな人と競わされていると思う。


チャンスの神様って前髪しかない

ってよく言いますけど、

朝美絢は後髪ではなく、

きちんと待ち構えて

ちゃんと前髪を引っ掴んでいる。


朝美絢は、どうやら

御曹司と競わされる運命なのか

月組では暁千星、雪組にきてからは

最初は多分永久輝せあ、その後は

彩凪翔が並行してましたけど、

絶対負けないという強い意志も感じます。


例えるなら、タカラヅカという名の

荒馬を充てがわれ、

乗りこなすのが大変でも、

後ろから、アリ、ヒトコという名の

サラブレッドが猛追してきても、

ナギショーという名の名馬が並走しても

余所見することなく、手綱を放すことなく

必至に駆け抜けることで、結果

追随を許さず、二番手という

ゴールポストまでたどり着いた印象。


また、新たに

ソラカズキというダークホースが

合流してきますけど、

きっと、朝美絢はそれも糧にして

不屈の精神で前進しそうな気がします。



宝塚GRAPH、

二人の巻末のサービスショットも良いです。


『A-EN』久しぶりに見たくなったな。