朝ドラで心ざわつく月曜日。 | スマイルのブログ

スマイルのブログ

ブログの説明を入力します。

朝ドラ「女は三界に家なし?」の週を録画で観まして


男勝りの服装で弁護士を目指す彼女の幼少時代の回想シーンが出てきました。彼女がなぜ女を捨て、喫茶店のボーイ役で働くことになったのか。弁護士を目指す他の女子を「生ぬるい!」と罵るのか。そんなことがありまして…


スマイルの幼い頃を思い出しました~!


スマイルはオイルショック時代、新宿で生まれました。

母親は、長男を産んだ結婚はうまく行かず、

2回目の結婚をしまして、そこで次兄と私が産まれます。それも上手くいかなくて、離婚後、数年は生活保護を受ける母子家庭でした。

そんな日々に疲れたのか、母親は千葉県の南房総にある実家に戻ることになります。

私は2歳~3歳の頃です。

亡くなった曾祖母の家を改装し、昼間は定食屋さん、夜はスナックを経営します。(いろんな商売をしますが、一番落ち着いたのはこの飲食店でした)

千葉にいても、母親には、様々な男が通りすぎていきますが、ついに、スナック通いに熱心な野球チームのひとりと恋に落ち、再婚するのです。私が7歳頃でした。


私の姓は、生まれてから5回、変わっています。本当に変わり者です(笑)


私と16歳くらいしか離れていない男を、父親と呼ばなければならなくなったこと、毎日の晩酌には必ず父親の友達が来ていて、手伝いをさせられることから始まり、アルコールが入ると荒れるこの男からは毎日のように怒鳴られ、数々の暴力を受け続けてきました。

結局、この男との生活も、アルコールによる出費のせいで、楽になることはなく、兄の着ていた服をお下がりで着なくてはいけなかったので、髪も男の子のような髪型をするようになりました。

中学になると、高校は行かなくていいから、京都の舞子になるように言われ、実際に私を説得しに京都からマネージャーがきました。でも、その人は、すっごく品がなくて、京都弁を話すこともなく、ラブホテルをいくつも経営しているオーナーだと自慢をします。

結構な前金が支払われることで、家族を楽にすることができて、偉いことなんだぞ。と何度も言われましたが…


「バカな人達だ。この男(義父)は、騙されてるか、私を騙している。お金目当てしかない。私はきっと、やくざの女にさせられる。」そんな感が働きました。


何とか中学を卒業するまでに自立できる術はないかと考えました。そんなおりに、我が家の兄を勧誘しようと、陸上自衛隊の隊員が訪れたのです。話を聞いていると「衣食住付きで、制服も貸してくれる。任期制で2年に1度は60万円の一時金がもらえる、大学に通う学生もいる。いろんな資格をとれる」なに~!!こんな良い話はないです。私は、もともと看護師になりたかったので、自衛隊のなかの看護師になれますか?と聞くと、適性検査に受かれば成れると教えてくれました。どうしたら自衛官になれますか?と聞くと、女子は高校卒資格がないとだめ。と言われたので、ここは親に頭を下げることにしました。

自衛隊に入りたいから、高校に行かせてほしい。アルバイトをする、家の手伝いもする。と。

そこからは記憶にないほど、忙しい高校生活を始めました。学費も奨学金制度を利用して、アルバイトもして、定期代が高いので、友人から借りたバイクに乗ったりして。

自衛隊に入るために公務員試験の勉強と剣道も続けて、時間があれば夜もマラソンをして。

高校の先生や暴走族に入るような友達も、スマイルの味方になってくれて、自腹でご飯をご馳走してくれたり、家までおくりむかえをしてくれたり、息抜きをさせてくれて…スマイルをずっと応援してくれました。

父親に蹴られて腰を痛めたときも、木刀で殴られたときも側にいてくれて、リストカットしたときも、夜中にかけつけて病院に連れていってくれて、警察にも話をつけてくれて、支えてくれたのは高校の先生でした。


スマイルも、苦労をしてきたから、周りの人を羨ましく思ったり、生ぬるいんだよ。と思う気持ちはよくわかる。若いときは、そういう意地悪な気持ちもありました。

幼少の頃を思い出して、辛くなるとき、くったくのない子どもの笑顔に腹立つとき、裕福な人を羨ましくおもうのも…そういうことを思っても仕方がないときはある。

でも、冷静に考えれば、相手にはなんの罪もなく、むしろ、しなくてもいい、知らなくてもいい苦労なんだから、スマイル自身が苦労を生かした生き方をすればいいだけのことでした。


経験したことで得られたこともあるのです。

(今、この年になって、いろんなことを経験したことで思うことです。)


しなくてもいい苦労をしていたときに、どうしても忘れなかったもの…


心のなかに燃えたぎる意志ってものは、

絶対に人に搾取されないし、自由でしょ!?と、強く実感できたのです。


朝ドラの彼女は、そのような熱い意志をもっていて、あの頃のことをまた思い出させてくれました。

自衛隊に入ることが目標となってしまったスマイルも、自衛隊のなかではやっぱり、新たな局面を迎え、男尊女卑に悩まされますが…。


朝ドラの主人公と同じ志を持つ同志たちもまた、時代も時代ですから、やっぱり女は…と、馬鹿にされ、からかいのまとになるのですが、

今、スマイルが思うのは、男性も女性も、とにかく一生懸命生きる人を、どうにも変えられない理由をもって、馬鹿にすることだけは、してはいけないことなんだ。と、心から思うのでした。


私の今の仕事もそうなのだと思います。


貧しいからってなんだ

女だからって、男だからってなんだ

生活保護を受けているからなんだ

障がいがあるからなんだ

いったいなんだって言うのだ!と。


全ては、人間の表面をとりつくろっているものであり

これらを理由に何かを言おうとしていることは、人として大切に思われていないことが背景にあるのだと思う。


誰にも搾取されない、自由な心情をお互いに大切にされる世の中…。それが一番幸せなことなのではないかと思うのでした。


どから、人が無差別に扱われる侵略、戦争が一番良くない行いだといえます。


平和って、平穏って、本当に素晴らしいこと。


今日も、そんな日常に感謝して、一歩、一歩、勇気をだしてすすもうと思うのでした。


長文を読んでくださってありがとうございます。


皆さまも素敵な1日をお過ごしください💕