~心の備え~ | スマイルのブログ

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灰色の群衆

歯車にのせられた人々

そこから外れて

ぽつり

ぽつりと新たなる

一歩を踏み出す人々がいます。

ある人は、料理人でした。

ある人は、運転手でした。

ある人は、二人の子どものお母さん。

また、ある人は教師でした。

それから、ある人は、
有名企業や官僚、学生、でした。

いつぞやたくさんの方々に「ありがとう」と言われる立場にいらっしゃいました。

元気に学校に通って、みんなと楽しく活動していました。

ですのに...

何と言ったらいいのでしょう

ありきたりな言葉ですが

神のいたずらか

運が悪かったのか

ひとりひとりの人生の

ほんの一瞬の出来事で

杖をついたり、酸素を運びながら生活することになったり、車イスや寝たきりの生活に変わるのです。

その一瞬の出来事は、ひとくくりにはできません。

本当は、一人ひとりの出来事は様々なのです。

一人の人生なのです。

筋ジストロフィー

事故


糖尿病の合併症

ミトコンドリア病

精神疾患

インフルエンザ脳症

加齢

自殺の失敗による後遺症

どんなに気をつけて生きていても...

何が起こるかわからないものなのです。

生まれつき障がいのある生活からの方も
地域にはたくさん暮らしていらっしゃいます。

今日は、その方々やご家族のことはおいておき、

人生の途中で障がい者になられたご本人やそのご家族のことについて考えていました。

今まで、
灰色の群衆の中に溶け込んで見えなかった世界は、少数派の世界です。

そして、それは、
普通の生活を送っている多数派から否応なしに受けてきた
偏見や差別、社会的弱者とよばれる人々へと、立場が変わることを意味すると言っても大袈裟ではありません。

だから、いざ、そういう立場に置かれると
他者からどう思われるか、たくさんの恐れや不安を抱えていくことになります。最初は引きこもります。

そして、新たなる人生を受け入れていく作業をしていきます。
社会経験をつまれた方は、生きる道を容易に導きだし、新たなる人生を満喫しようとしていきます。
でも、それが難しい方もいらっしゃいます。

人は、

知っている世界で

生きていけるものです。

何の疑問ももたず、普通に、とか、当たり前の生活を送ろうとすれば送れるものです。


だけど、

知らない世界のことも

知ろうとしないと

きっと、

不安や恐れの準備ができなくて

いざ、障がい者になって、初めて気づく。

そのときには、身体だけでなく

心のリハビリにもたくさんの時間を要することのように思います。

~心の備え~
備えあれば憂いなし

そういうことからも

日頃から

少数派の方々に関心をもつということは

よいことなのかもしれませんね。

少しだけ、少数派の方々に
耳を傾けてみませんか。

読んでくださり、ありがとうございました。