角館のお祭り:人形 | まちゃぼふの小部屋;掌の上で愛でるもの

まちゃぼふの小部屋;掌の上で愛でるもの

身の回りに集まってきた、いろいろなものをご紹介します
***ロシアもの,紙もの,ミニカー,プラモデルetc***
日常の出来事なども織り交ぜながら

9月16日 (木) 17:15 快晴でしたが怪しげな雲もかかっています。

 

「七日町丁内」の曳山で外題『桃太郎鬼退治』とありますが・・・

「吉備津彦(きびつひこ)」と「温羅(うら)」

吉備は昔の岡山あたり。古代、吉備には温羅という鬼が居て

「鬼ノ城(きのじょう)」という山城に住んで悪さをしていました。

そこで大和の王は吉備津彦に温羅を退治するよう命じます。

双方、弓矢での激しい戦いを繰り広げ、とうとう吉備津彦は温羅を

成敗します。

その後の伝説

退治された温羅の首は、夜になると唸り、その唸り声は何年も収まりませんでした。吉備津彦は宮の竈の下を深く掘って首を完全に埋めてしまいましたが、それでも唸り声はやまなかったのです。

ある日の夜、吉備津彦の枕に温羅が立ちました。そして、自分は、

百済の王子だったが、戦に敗れ、流れついた先で鬼と間違われたので山に逃げ込んだだけだ。嘘だと思うなら山裾の村へ行ってみてくれ、と言うのでした。吉備津彦が訪ねた村では、温羅が伝えた道具で畑を耕し、漁を行いみんなで豊かに暮らしておりました。

悔いた吉備津彦に温羅の声が聞こえました。頼みがある。私が埋められている、この竈の火を焚く役目を妻にさせて欲しい。そうすれば

私は妻を見守ってやれる。かわりに私は世の中の吉凶を占おう。

幸があれば豊かに、禍があれば荒々しく釜を鳴らそう、と。

7年前にワタシ占ってもらいました!鳴りました~

鳴かなかったりしたら「雨月物語」の『吉備津の釜』ですね~