『引っ張る犬は、良い犬です!』
『引っ張る犬は、良い犬です!』
*PRを含みます*
ドッグトレーナーを約18年間してきて、
たっくさんの飼い主さんからの相談を受け、
リアルでも、リモートでも、メールでも
様々な問題を解決してきました。
内容を聞いて、
「…僕に相談する前は、飼い主さんは
その時、どんな対応をしましたか?」
と聞いて、返ってくる返事に
いつも僕が感じるのは、
(それは、俺でも無理やな〜)です。
例えば、
《散歩中に引っ張る犬に、引っ張らずに歩いて欲しい》
とします。
飼い主さんに、
どんな風に改善しようとしていたのか聞くと、
玄関を出てすぐ1歩目から
「待て!」「NO!」「ついて!」って怒鳴りながら
リードを思いっきり引く…
ってやっている飼い主さんがほとんど。
このタイミングだと、
松本秀樹でも、
始めて会ったばかりの犬となら
引っ張らないように歩いてもらうのは
無理だと思います。
なぜなら、
この時の犬の頭の中を想像してみましょう。
「やっと散歩に行けるぜーー!!」
「大好きなママを独り占めできるぜーー!!」
「早く、あの犬と遊びたいーー!!」
「早く、あの電柱の匂いを嗅ぎたいーー!!」
「おしっこ漏れるぅーー!!」
落ち着けるわけないでしょ?
「待て!」「NO!」「ついて!」が
聞こえる状態じゃないでしょ?
何が言いたいかというと、
引っ張らないで歩く犬になって欲しいのに、
なぜ、犬が最も引っ張る条件が揃っている時に
トレーニングをしようとするの?
・・・いつやるの?
【引っ張る条件がより少ない時】です。
それはいつ?
散歩に出て、
大好きなママとの時間を楽しんで、
わん友さんとたっぷり遊んで、
いつもの電柱の匂いも嗅いで、
おしっこも、うんちもして、
大満足して、ほどよく疲れて、目的が無くなった
家に着く15分前です。
思い返してみてください。
毎度、引っ張る犬なら、
玄関を出てすぐよりも、家に着く直前の方が
歩くのが遅いはずなんです。
だって、疲れているから(笑)
犬が歩くのが遅いということは、
飼い主さんとの距離も近くなりやすい
=リードがつっぱらない
=引っ張らない‥可能性が高くないですか?
散歩に出て、満足した犬の頭の中は
ほぼ何も考えていないはずです。
つまり、落ち着いている状態なので
飼い主さんの声も耳に届きやすい、
動きも目に入りやすいですよね?
犬がこうなってから
=成功率の高いタイミングで
トレーニングを始めてください。
犬は、
散歩が楽しくて、
ママとの散歩が嬉しくて、
その気持ちが身体に現れるから
早足になっているだけ。
つまり、
健康で、元気で、愛されている子は
引っ張るの。
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