【甘く見るな】犬の「吐く」「下痢」
【甘く見るな】犬の「吐く」「下痢」
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今年の秋は、
10月中旬ごろまで暑さが長引く
いわゆる「残暑」のようですね。
「残暑」ということは、
昼間は暑くて、朝晩は涼しい日が多くなる
ということなので、
愛犬とのお散歩は、朝早くと日が沈むころに
行くようにすれば、熱中症の心配はなさそうです。
さて、犬にとって
昼間は暑くて、朝晩は涼しい日が多くなる
ということは、
犬の身体に感じる最高温度と最低温度の差が
大きくなる＝寒暖差が大きくなる。
つまり今年は、
この寒暖差が大きくなる日が長く続く
とも言い換えられます。
この「寒暖差」
我々、人間にもなんとも言えない身体の不調を
感じる方が少なくありません。
全く、同じことが犬の身体にも起こります。
【自律神経失調症】といいます。
いつも通りごはんを食べたのに
2時間くらいしたら、全部吐いちゃう。
いつもと違うものは食べていないのに、
下痢をしている、便秘になった。
9月以降、こんな
胃腸に支障をきたすわんちゃんが増えてきます。
なぜ、
寒暖差が大きくなると吐いたり、
下痢をしたり便秘になったりするのか？
これには、
犬の意思とは無関係に、呼吸、心拍数、消化など、
体の様々な機能を自動的にコントロールしている
自律神経が大きく影響しています。
この自律神経は、
大きく分けて「交感神経」と「副交感神経」
の2種類があります。
交感神経：活動するときや緊急事態に働く神経で、
心拍数を上げたり、血圧を上昇させたりします。
副交感神経：休んでいるときやリラックスしているときに働く神経で、
心拍数を下げたり、消化を促進したりします。
寒暖差が大きいと、体は常に体温を一定に保とうとして、
自律神経が過剰に働きます。
例えば、寒い環境では体温を上げるために交感神経が活発になり、
暑い環境では体温を下げるために副交感神経が活発になります。
この急激な切り替えが、
自律神経のバランスを崩し、
自律神経失調症を引き起こす一因となります。
ごはんを食べたのに、副交感神経が活発になり、
胃をお休みモードにしてしまい、消化不良となり、
胃が外へ出そうとして、吐いたり、
消化ができずに下痢をすることで外へ出している
というわけです。
この「自律神経失調症」
若いうちは、飼い主さんがもうちょっと続いたら
病院に行こうかな、と様子を見ている間に
犬は自分でリカバリーして治しています。
ただし、
シニア（７歳以降）になると、
食べても吐く、食べても吐くを繰り返していると、
栄養が十分に摂れていないわけなので、
免疫のバランスも崩れ、気づけていない持病が進行したり、
そのままリカバリーできずに、そのまま…
ということもあります。
こういった、
犬が吐いたり、下痢をしていたりする時は、
出来るだけ消化しやすいように、
ドライフードを食べている犬の場合は
スローミキサーで粉々にして、ぬるま湯でふやかして、
1日３〜５回に分けてごはんをあげるようにして、
犬の胃の労働力を減らしてみてください。
まさはる君も
9歳ごろから季節の変わり目になると
よく吐いていたので、
スローミキサーで粉々にして、ふやかして
あげていたのですが、
毎度、ミキサーを洗わないといけませんし、
意外と手間です。
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