『愛犬の血液型って知ってる?』 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

『愛犬の血液型って知ってる?』

『愛犬の血液型って知ってる?』

 


何かのSNSをしている方なら

「◯◯県で供血犬を募集しています!」

「●●市の病院へお越しいただき、輸血をお願いできる犬を募集しています!」

というような投稿を1度は見たことがあるかと思います。

 

これは病気、事故、手術などの理由で、

輸血な必要な犬がいて、

条件に合っている犬が、その病院へ来て、

採血をして、血液型が適合すれば、

安全な量の血液を採取させてください、

ということです。

 

こういった「緊急な輸血、供血のお願い」って、

人間ではあまり見ないですよね?

 

これは、

人間の場合は、全国にある日本赤十字社や

民間の血液センターなどで、血液を保存してくれていて、

(ちなみに人間の血液の使用期限は42日間)

必要となった場合に備えて安定供給に努めてくれています。

 

犬の場合にも、血液が適切な保存・管理をしなければ、

人間同様に短期間で劣化してしまうため、血液製剤の保存・管理するための設備が必要となるのですが、この設備がある動物病院が少ないので、

その病院へ、その時に来院できる犬が多数必要となるからと

考えられます。

(大きな大学病院でも血液が足りていないのが現状です)

 

犬の血液型は、

DEAと呼ばれる13種類の犬赤血球抗原のうち8種

(DEA1.1、DEA1.2、DEA3、DEA4、DEA5、

DEA6、DEA7、DEA8)と

その有無(+/ー)によって分類、表記されるのですが、

 

輸血の際に調べるのは、

溶血や凝固といった副反応が出てしまう

【DEA1.1】の抗原があるのか(+)、無いのか(ー)によって、

輸血ができるか否かが決まります。



その上で、

8種以外のDalやKaiなど、他の抗原の影響が

本当にないかを調べるために、

両犬の血液を実際に混ぜる

「交差適合試験(=クロスマッチ)」というものを

クリアをしないと輸血できません。

 

血液検査は採血してから15分〜30分程度、

交差適合試験(=クロスマッチ)にも

同じくらい時間がかかります。

 

病気や事故などによって

ただでさえ、早く輸血をしないといけないのに、

検査に1時間もかかってしまっては最悪の事態にも

なりかねません。

 

なので、

何かで動物病院へ行くついででもいいので、

事前に愛犬の血液型を把握しておくことをおすすめします。

 

今、他の犬に〈供血してあげるために〉

何かのついでに愛犬の血液型検査をしてみようかな〜と、

考えてくれている飼い主さん、

もしかしたら、病気や事故で愛犬が〈輸血をお願いする側〉、

〈供血犬を探す側〉になる可能性もありますので、

なるべく早く

我が子の血液型を検査して知っておいてくださいね。

(検査キットが病院に無いことの方が多いと思いますので、事前に、料金も含めて聞いておくことをおすすめします。)



わんちゃんと暮らしている、

暮らしていた方へアンケートです。


愛犬の【血液型】を知っていますか?

下記の4つから選んでください。


①知っている

②知らない

③輸血の際に知った

④供血の際に知った


知っている、知った方は

【DEA1.1】が陽性(+)か陰性(−)かと、

犬種を添えて、

コメント欄で教えてください🙇‍♂️