【ペット同行避難】60万8637名の署名を集めた責任者として。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

【ペット同行避難】60万8637名の署名を集めた責任者として。

昨日からの能登半島を中心とした

地震、津波などにより被害に遭われた皆さま、

お見舞い申し上げます。

 

【災害時におけるペット同行避難】は犬が嫌い、

ペットはどうでもいい人のためでもあります。

 

2011年6月

「災害時の愛玩動物同伴可能の避難所の確保と増加、及び、愛玩動物入居可能の仮設住宅の確保と増加と建設を求める署名」

として、

約60万8637名の署名を集めた責任者として。

 

 

『災害時におけるペット同行避難』は、

環境省が平成25年(2013年)6月に策定し、日本全国の自治体へ「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」として配布したものです。

このガイドラインは、松本秀樹のような犬が好き、ペットが好きな方々が束になって「ペットも助けろ!」と言って、票が欲しくて、イメージを上げようとした国会議員が仕方なく決めたものではありません。

 

東日本大震災を代表とする大地震の時、

地震の揺れと音に驚き、開いていた扉や窓から逃げた犬や猫、避難の際に「生きてほしくて」やむを得ず飼い犬を逃がした方もいて、「野犬」になってしまった、元・飼い犬が多数いました。この「野犬」たちが住民を追いかけたり、咬んでしまったり、お腹が空いて田畑を荒らしたりするということがありました。

 

また、

犬という動物は半年に一度繁殖期を迎え、メスはパートナーを探して交尾をして、妊娠します。妊娠期間は約2ヶ月足らずで、しかも産まれてくる子の数は3〜10頭と人間の比ではありません。

そして、またこの母犬は半年後には繁殖期を迎えます。

 

あっという間に犬が増えていくのが想像できますよね?

 

大変なのはここからです。

最初に飼い犬だった子たちは、我々プロが行けばなんとか保護してあげられます。

問題なのは、その犬から産まれた、それ以降の「純・野犬」です。この子たちは、人間を近くで見たことも無ければ、人間から何かをもらって飢えを凌げた経験も無いわけです。

この「純・野犬」を保護するのは…いや、この子たちに気付かれずに先にこちらが発見することさえも容易ではありません。

で、増え始めた野犬に対して、住民から苦情が多く寄せられれば、自治体としては動かないわけにはいかず、多くの人員と時間、そしてこの保護にかかる人件費や道具代などの費用はそこの住民の方から徴収した税金という事になります。

この税金には、当然ながらペットを飼っていない方や犬が嫌いな方、ペットに興味もない方の税金も使われるわけです。


犬が嫌いな方が、野犬に出くわさないために、

犬を飼っていない方の田畑が荒らされないために、

犬に興味もない方の税金が「犬のこと」に使われないために、

国は、環境省は

『災害時におけるペット同行避難』を推奨しています。

 

何卒、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

松本秀樹