「野良犬」と「野犬」って区別できていますか?
皆さんは
「野良犬」と「野犬」って区別できますか?
あ、
見た目ではなく、言葉の意味、定義としての話です。
「野良犬」と「野犬」
辞書では同じ意味とする場合もあれば、
野良犬が都市部で暮らす犬、野犬が山間部で暮らす犬
とされている場合もあります。
松本秀樹はちょっと違う分け方をしていて、
「野良犬」は、人間に飼われていた経験があって、捨てられたか、迷子になってしまった犬で、
「野犬」は、生まれてから現在まで、基本的には人間のお世話になっていない犬、
としています。
まぁでも、現在は「野良犬や野犬」なんていないでしょ?
いいえ、
まだまだ日本には「野良犬」「野犬」もいるんですよ。
四国や中国地方、北海道、九州の自然が多くある場所には、
たくさんいて、野生動物を食べたり、人間の残飯を食べたりして
生きています。
中には、人間の生活圏まで出てきて、人や家畜、ペットの犬を咬んでしまう、ということもあったりして問題となり、自治体が捕獲しようとしていますが、なかなか上手くいっていないようで、
逆に増えている場所もあるようです。
「犬も捕まえられないのかよ!?」
と思われるかもしれませんが、
人間に飼われていた犬は、まだ人間に対して良いイメージを持ってくれているかもしれないので、捕獲できる可能性は高いです。
しかし、野良犬から生まれた野犬=人間のお世話になっていない、人間を近くで見ていない犬にとっては、我々人間は熊同然に大きく、危険な動物なのです。そんな危険な動物が近づいてきたら一目散に逃げますし、手が届くような距離にはいませんよね?
こういった「野犬」を無傷で捕まえるのは至難の業だと思います。
そうこうしている間に、半年に1度の繁殖期を迎えたメスがパートナーを見つけて、2ヶ月の妊娠期間を経て、仔犬を産みます。
その数、3〜10頭。
そして、
この仔犬たちの中のメスは約半年後に繁殖期を迎えます。
これが「野良犬」「野犬」の数が減らない理由です。
そんな「野良犬」「野犬」が問題になっている
山口県防府市で10年以上、
なんとか保護できた「野良犬」「野犬」に
新たな飼い主さん、真の飼い主さんを探し、
譲渡してきた
「Wan One Bow(ワンワンワン)」さんが
現在、25頭いる保護犬さんたちの1年分の医療費、食費などを
目標金額にクラウドファンディングに挑戦しています。
記載内容に納得していただいた方だけで結構ですので
どうかご支援をよろしくお願いいたします。
「Wan One Bow(ワンワンワン)」さん
挑戦中のクラウドファンディング
《保護犬達を新しい家族に繋げる為の保護活動日の確保》