まさはる君が僕に抱いた【不信感】。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

まさはる君が僕に抱いた【不信感】。

まさはる君が僕に抱いた【不信感】

 

飼い主の僕からすると、

その時は突然やってきました。

 

それは、

まさはる君の身体に悪性リンパ腫という病魔が宿り、

肺炎や膀胱炎も併発し、

それぞれの薬をたくさん飲まないといけない時でした。

 

まさはる君は胃捻転防止のため、

一度にたくさんのごはんと空気が胃に入らないように、

1日のごはんを3食に分けて食べていました。

 

まさはる君が飲んでいた薬は、

1日、朝と夜に◯錠づつという服用だったので、

朝と夜のごはんに隠して入れて

食べていました。

 

ある日の昼ごはん、

飼い主としても、

昼ごはんはまさはる君を騙さなくてもいいので、

10年間やってきたように作って、

10年間やってきたようにまさはる君の前に置く・・・

 

まさはる君は、

器を覗いて、僕を見上げて、ハウスに帰ってしまった。

 

まさはる君が僕が出した食べ物を拒否するなんて…

めちゃくちゃショックでした。

 

まさはる君は、

最近の朝と夜に食べるごはんに

マズい何か(薬)が入っていたことに

ある日気づいたんです。

 

それを作って、自分の前に置いたのは

大好きなパパ(僕)。

 

まさはる君の身体から病魔を追い出すこと、

悪くなった場所をよくすることばかりを考えて、

ドッグトレーナーとして、飼い主として、

薬だって食いしん坊のまさはる君なら

ごはんに混ぜれば、隠せば気づかず食べる…

まさはる君を舐めてたと思います。

 

「ごめん、まさはる。

これは美味しいよ、お昼は薬を入れてないから、

安心して食べな…お願いだから食べて」

 

泣いて、謝りました。

 

まさはる君からすると、

ごはんがマズかった→それはパパが持ってきた

という経験を何度かした結果、

パパが持ってくるもの→マズい

と覚えてしまったということです。

 

実際に

そのお昼ごはんには薬は入っていなくても、

まさはる君にとっては

実際の匂いよりも、

視覚+味覚+嫌なことをされたショック=経験

が勝り、僕への信頼が揺らいだわけです。

 

この

まさはる君が僕へ抱いた【不信感】は

かなり根深く、

結局、それから

僕が作ったいつものごはんは

一切食べなくなってしまいました。

 

なので、当時の投稿にも

「薬は犬のごはんに混ぜないで」と

お願いしました。

 

特に、まさはる君のような

食いしん坊=食べ物に関する意識が強い犬

に薬を隠すことはやめてください。

(薬のマズさにもよるかと思います)

 

食べるという大好きなことを、

嫌なものにしたというインパクトは

罪と言ってもいいぐらい

犬にはショックですから。

 

あと、そのせいで

ごはんを食べなくなってしまっては、

病魔と戦う体力が維持できなくなってしまうからです。

 

一昨日の投稿でも書きましたが

犬に「あなたのため」は伝わらないんです。

 

でも、

薬はどうしても飲んでもらわないといけないもの

なので、

いつものごはんには入れずに、

ごはんとは見た目が全く違うこんなものを使ってあげてください。

 

「鹿肉ピルカバー」


 

薬を飲むということは、

何らかの病気を治療中ということなので、

下記の原材料を獣医さんに診てもらって、

必ず、

これで薬を飲ませてもいいか聞いてくださいね。

 

原材料
さつまいもでんぷん,砂糖,京都産日本鹿,キャノーラ油,グリセリン,トルラ酵母,パン酵母抽出物,さとうきび繊維,鰹節粉,塩,オートブラン,ゼラチン(豚由来),リンゴ酢,フラクトオリゴ糖,難消化性デキストリン,リン酸,濃縮ブルーベリー果汁,濃縮クランベリー果汁,酸化防止剤(ミックストコフェロール,ローズマリー抽出物)

 

「鹿肉ピルカバー」の購入は

下差し

 

 

で、ここからが大事です。

 

このピルカバーや何かに入れて薬を飲ませたら、

ご褒美(=お礼)をあげて欲しいんです。

 

ピルカバーに入れても

口の中で薬が出て、薬の味がしている可能性があるので、

マズいものを食べるというタスクをこなしてくれた

ご褒美(=お礼)をあげて欲しいんです。

 

この時のご褒美(=お礼)は、

薬を入れたものとは

見た目や味、匂いが遠いものを選んであげてください。

 

ピルカバーに薬を入れたのなら、

例えば、

こんなものとか、

 

 

「猪肉ジャーキー」のご購入は

下差し

 

あと、

こんなものですね。

 

 

ピルカバーが鹿肉なので、

猪肉のレトルトお肉やおやつを。

 

「猪レトルトカット肉」のご購入は

下差し

 

ピルカバーとの

見た目を大きく変えるために

小皿に入れてあげる

っていうのもいいとおもいます。

 

つまり、

「薬を飲む、食べる」という行為を

愛犬を騙す行為ではなく、

 

爪切りや耳掃除のように、

犬にとっては、なんでしなきゃいけないのかは

サッパリわからないけど、

美味しいご褒美(=お礼)がもらえる

=《薬を飲む犬と薬を飲ませられる飼い主になる》

という

タスク=課題として捉えて欲しいんです。

 

皆さんが

愛犬に不信感を抱かせることのないよう、

切にお願いします。

 

わんちゃんと飼い主さんの絆を創る

ドッグトレーナー・松本秀樹