犬はモノでいい。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

犬はモノでいい。

「犬は家族」「ペットは家族」

という価値観、言葉をたくさん目にしたり、

耳にするようになりました。


その価値観を持つ人間が増えていくにつれ、

法律においての犬の扱いが

【器物】【財産】である=モノ(物)

であることに

異議を唱える方も増えてきました。


もちろん

動物福祉という観点から、

《死ななきゃいい、生きていればいい》

というところから

《あたり前に、

安全と安心と健康と栄養と愛情を得られる》

ところまで

虐待、愛護のラインは

上げていくべきだし、

虐待の罰則の強化もしてもらいたい

と思います。

(脅さないと虐待が減らないなんて、

恥ずかしいことなんですけどね。)


ただ、

犬は義務教育も受けなければ、

家を出て就職することもありません。


毎日、

ごはんも出してあげないといけません。


毎日、

オシッコやウンチも処理してあげないといけません。


病気や怪我を見つけてあげて、

治療してあげないといけません。


そして、

その家族の一員として生涯を終える。


つまり、犬は

ここ人間社会の中では、

一生、自立しないわけです。


言い換えれば、

犬は一生、人間が

《あたり前に、

安全と安心と健康と栄養と愛情を得られる》

ように管理してあげなければいけない

存在なわけです。


松本秀樹が

『犬はモノでいい』と書いた意味は、


犬の命や犬の行動は、

犬の生涯に渡り、

飼い主を始めとする、

その時を管理している人間

(トレーナーや販売者)が

全責任を持つべきであり、

微塵も犬に責任を押し付けてはならない。


それが、

約3万年前にオオカミという異種動物を

人間社会に入れた

人間としての責任であると考えています。


最後に、

『犬はモノでいい』のモノを

わざとカタカナで書いたのですが、


法律上、

犬は器物、財産=【物】扱いなんですけど、


僕は、感覚的に

この物(モノ)を【者】にして、


『犬は者でいい』

とも考えています。


犬を

血の通った、痛みも感情もあるモノ=者

(本来は、人を指す言葉ですが。)


として、

人間が全責任を持って

【者】扱いしていければと思います。



『犬はモノでいい』

このタイトルで


「なぬっ💢」となった方も

いるかと思いますが、

誤解なく伝わると嬉しいです。


犬は

【物扱い】ではなく【者扱い】を。



わんちゃんと飼い主さんの絆を創る

ドッグトレーナー・松本秀樹