食べ物は「犬の行動」も作る。
・何のきっかけも無いのに、
急に走り出したり、ジャンプをすることがある
・いくら正しく伝えても「待て」ができない
・急に周りの、人、犬、モノを咬むことがある
・10分以上吠え止まないことがある
・24時間リラックスしている様子がない
・飼い主の姿、声が届かないほどの興奮状態になる
これらの行動は、
《注意欠陥多動性障害》
(Attention Deficit Hyperactivity Disorder=ADHD)
の可能性がある犬が見せる行動の一例です。
多かれ少なかれ
少しは愛犬に思い当たるところがあり、
あらゆる「しつけの手段」を用いても改善せず、
悩んでいる飼い主さんも
いるかとは思います。
これらの行動があまりにもよく見られる、
この行動をしている間の時間が長い、
というような犬は
《注意欠陥多動性障害》=ADHD
の可能性が高いです。
この
《注意欠陥多動性障害》=ADHD
の原因の1つを探るための研究があります。
愛犬が
《注意欠陥多動性障害》=ADHDの疑いがあると
感じている飼い主さんに、犬の行動を評価する
いくつかの質問をした結果、
《注意欠陥多動性障害》=ADHDの疑いが強い犬の
血液検査をした結果、
中枢神経系に存在し、
快の感情、意欲、学習に関わる「ドーパミン」と
このドーパミンをコントロールする
脳内神経伝達物質である「セロトニン」の量が
基準値よりも下回っていたことがわかっています。
最初にあげたような
〈多動性〉〈衝動性〉〈注意力散漫〉といった
犬の行動を改善・緩和すべく
あらゆる手法でやってみたものの、
改善に至らず、
「自分に犬をしつけする能力がない」
「私はしつけが下手」と
悩んでいる飼い主さんも多いかと思います。
今回のような場合は、
根本の原因が遺伝や母体の環境、神経発達及び神経物質の異常
である可能性もあり、
わんちゃん自身や飼い主さんのスキルの責任ではないため、
犬の行動学に沿ったプロセス=「しつけ」ではなく、
専門の動物病院での治療をおすすめします。
じゃあ
飼い主として何かできることはないのか?
あります。
「ドーパミン」と「セロトニン」の生成量が少ないことが
《注意欠陥多動性障害》=ADHDの原因の1つとするなら、
わんちゃんの身体が
「ドーパミン」と「セロトニン」を少しでも多く
生成する方法、生活を心がけることです。
①【質の良い睡眠】
セロトニンは昼間に増加し、夜は減少します。
睡眠不足はセロトニンの分泌のバランスを崩します。
また、
十分な睡眠はドーパミンが正常に働くためにも重要です。
②【日光浴と有酸素運動=お散歩】
太陽の光を浴びることと、
リラックスしながらの有酸素運動は
セロトニン、ドーパミンの合成を促します。
(今の季節は熱中症に気をつけて)
③【犬が好きなことをする】
人間でいうと趣味に没頭しているような状態ですかね。
「かくれんぼ」や「おやつ探し」「おもちゃ探し」など
犬が好きな遊びをしてあげてください。
④【ストレス管理】
犬が「恐怖」「痛み」「慢性的な不安」を
できる限り、感じることがないようにする。
⑤【ドーパミンとセロトニンの原材料をしっかり食べる】
セロトニンとドーパミンも犬が食べたものを原材料にして
犬の体内で作られます。
①〜④までができていても、体内に原材料が無いことには
増えることはないですからね。
ドーパミンの原材料…チロシン、フェニルアラニン
セロトニンの原材料…トリプトファン
チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン
ともにアミノ酸の一種なので
主にお肉やお魚、乳製品などに
多く含まれています。
そこで
まさはる君が大好物だった
「京丹波自然工房」さんの
ペット用ジビエ(鹿肉・猪肉)をおすすめします。
鹿肉・猪肉は文字通りお肉なので
チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなどの
アミノ酸で構成されてできており、
おまけに
ドーパミンやセロトニンの合成に関与する
ビタミンB群や亜鉛・銅・マグネシウムなどの
ミネラルも含まれています。
ジビエ=野生の鳥獣のお肉のこと
なので、絶対に生ではおすすめできないほど
菌やウィルスが存在しています。
犬が安全に食べられるように
処理をしてくれるお店のジビエを選んでくださいね。
松本秀樹が
自ら足を運んで、
その目で工場を見て、
その耳で話を聞いて、
その舌と胃で安全を確かめてから
まさはる君にあげると決めた
『京丹波自然工房』さんの
ペット用ジビエには
レトルトお肉、ドライおやつ、
スープ、ふりかけ、ドライフードなどが
あります。
ご購入はこちらから