「決断」とこれから。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

「決断」とこれから。

10日の夜、

まさはる君の「ハァ、ハァ」という荒い息で

何度か眼が覚める。

まさはる君も寝れていない様子。

 

11日も

暑くもないのになんとなく息をするのが早い。

 

12日の午後、

日向ぼっこのついでに病院へ。

 


検温、触診、血液検査、各内蔵器のエコー検査、

 

体温が39度6分、

ちょっと高い。

 

胸部のレントゲンを撮影。

【肺炎】でした。

 

血液中の酸素濃度90%。

95%以上が正常値なので、肺炎のせいで

低酸素状態だったので、やっぱり苦しかったね。

 

この肺炎は

悪性リンパ腫が全身にあるために起こる

全身性の炎症の1つ。

 

獣医さんからは、

「肺炎の元もリンパ腫ですし、

血液検査の数値はそんなに悪くないので

抗ガン剤はできますよ」と

進言していただいたのですが、

 

まさはる君が苦しくないように

肺炎の治療と

まさはる君の左前脚の痛みを和らげてあげたいので

痛み止めだけをお願いしました。

 

抗ガン剤の効果も低くなってきているので

現在のまさはる君には

副作用の辛さだけを与えてしまうようで。

 

この抗ガン剤が効いたとしても

ガン細胞は無くならないし、またすぐ大きくなる。

 

『もう、抗ガン剤治療は止めます。』

 

肺炎治療のための

抗生物質、ステロイド剤、

食べられていないので栄養剤も点滴して、

左前脚に薬を塗って包帯を変えるのに

30分ほどかかるので、

まさはる君は病院の奥へ。

 

僕は妻に頼まれていた

子ども達用のオレンジジュースを買いに

近くのコンビニへ。

コーヒーを買って、イートインスペースで

まさはる君への抗ガン剤治療を止めたことに

スッキリ半分、後悔半分。

 

ちょうど30分ほどして病院へ戻ると

診察室からまさはる君が顔を出している!?

?歩いてるの??

 

「まーくん、ちょっと待ってアセアセ

と、まさはる君を倒れないように、動かないように

抑えてくれている看護師さん。

 

痛み止めが効いたのか、

僕を探して、痛い足で歩いて逃げてきたらしい。

 

抱きしめるよね。

『大丈夫、一緒に帰るよ』

 

きた時と同じように

まさはる君をカートへ乗せて帰宅しました。

 


今日の診察代と治療費の合計

59230円は

 


右差し【寄付】頑張れ!まさはる君

(カード決済のみ)


ご寄付いただいた中から

お支払いさせていただきました。

 

ご寄付いただいた皆さま、

本当に

ありがとうございました🙇‍♂️

 


抗ガン剤治療を止めたので、

これからはガンと戦う、上手く共存する

ということではなく、

まさはる君の「痛い」と「苦しい」を取り除く

いわゆる対処療法をしていくことになります。

 

たくさんの皆さんにも励ましていただいたのですが、

松本秀樹では

「悪性リンパ腫」には勝てませんでした。

本当に申し訳ありません。

 

まさはる君には伝えてあります。

『パパじゃガンには勝たせてあげられなかった。

本当にごめん。

左前脚も全身麻酔をする手術と術後の痛みも

考えると…ごめん、痛いと思うけど切らないでおくね。

あと、

パパも気をつけて見てるけど、

どこかが痛い、苦しい時は教えてね。

あと、

パパがいる時でも、いない時でも、

生きていることが辛くなったら

頑張らないで

まさはる君のタイミングで

逝きたい時に逝っていいからね。』

 

毎年、まさはる君との散歩で

あたり前のように見ていた満開の桜の木。

今年は、満開までは待てないかもしれないけど、

1輪でも一緒に見られるといいね。

 

桜を探しに

「カートdeデート」に毎日付き合ってね。