【大失態】ごはんに◯は入れないで！！
「ごはんに◯は入れないで！」
２週間ほど前の話です。
「悪性リンパ腫」の寛解へ向け、
ステロイド剤を３錠、胃薬を１錠、整腸剤を２錠、
いつものごはんに入れて、ちょっと隠して、
どうぞ〜
・・・・・・食べない。
あの
キングオブ食いしん坊のまさはる君が
ごはんを食べない。
「悪性リンパ腫」がいよいよ
食欲を奪うまでに育ってしまったか。
呆然と立ち尽くす僕を
まさはる君が見つめている。
まさはる君から伝わってくるエネルギーは
『なんで？』『お腹すいた』
食欲が無くなった…のではない？？？
試しに、
まさはる君が大好物の
「京丹波自然工房」さんのジビエドライおやつを
口の前に・・・パクッ！バリバリッ！
いつもと変わらない食べっぷり。
パクッ！バリバリッ！
パクッ！バリバリッ！
パクッ！バリバリッ！
いくらでも食べる。
食欲はある…が、これは食べたくない。
飼い主として、ドッグトレーナーとして
大失態。
まさはる君のごはんは、
普段から
食後の水のガブ飲みによる〈胃捻転防止〉のため、
水やお湯、
ジビエ（鹿、猪）のスープ入りにしてあります。
この
水分と薬の関係を見落としていました。
薬（錠剤）は、
できるだけ早く胃液で溶けて吸収されるように
水に溶けやすく製造されています。
その
美味しくない、マズい、にがい薬が
ごはんに溶け出て、
それと一緒に食べるごはんは、そりゃ美味しくないよね。
ごめん、まさはる君。
まさはる君は
食いしん坊（=味に鈍感）だから
大好きなニオイと味で誤魔化せば、
薬だって知らないうちに食べている…
と思っていました。
ずっと美味しくないのに、
頑張って食べてくれてたんだね。。。反省。
薬は無駄になるけど、
薬入りのごはんは全部捨てて、
もう１度、ごはんを作って、もちろん薬を入れずに
どうぞ〜
・・・食べない。
薬は１錠も入っていないのに食べない。
落ち着け、プロだろ。
薬が入っていない、薬のニオイがしないごはんに
まさはる君が
口もつけない理由を明確にして、解決しろ。
（もしお時間があったら、ここでスクロールを止めて、
まさはる君が食べない理由と解決策を考えてみてください）
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ここから理由と解決策です。
これは、
いつもの美味しいごはんだと思って食べたごはんが
美味しくなかった、不味かったという
味覚情報を通した経験をした時に、
見ていた映像を関連して
「不快なもの」として記憶した結果です。
つまり、
薬の味がした時に食べていたフードの形、味
その前の
どうぞ〜って目の前に出された時の器の映像も
一緒に嫌いになってしまったというわけです。
犬は、
いつもの美味しいごはんに入っていた
薬が美味しくなかった
と覚えるのではく、
飼い主が’持ってきた、その器に入った、
この見た目のごはんの映像が美味しくなかった
と記憶します。
肝心なのは、
犬は優れた嗅覚（ニオイ）よりも
視覚（映像）による情報を優先している
と気づけるかどうか。
こうなると、
まさはる君の「美味しくなかった」記憶を薄めるために、
全く違う見た目のご飯を用意する必要があります。
ドッグフードなんて
他に何かあったかな…
あ
見た目を変えるために
ドッグフードは、
まさはる君がまだ食べたことのない、
見た目が全く違う、
まさはる君の大好物の鹿肉を使った
京丹波自然工房さんの「鹿肉ごはん」を
僕がミートスパゲティを食べる容器に入れて、
（ご購入はこちらから
）
より
いつものフードと見た目を変えるために
豚バラをトッピング。
なぜ、この「鹿肉ごはん」が家にあるのに、
まさはる君が
今まで食べたことが無かったかというと、
「悪性リンパ腫」と戦う、体力をつけるために
体重を増やしたいまさはる君には脂質が少ないと
僕が判断したからで、
その
まさはる君には足らない脂質を
たまたま冷蔵庫にあった豚バラでカバーしました。
念には念を入れて、
映像を変えるために
ごはんを食べる場所も変えて。
廊下で
どうぞ〜
全部食べてくれました
ホッ
で、
食べなきゃいけない薬はどうするのか？
薬（錠剤）は、
胃への負担を軽減＆吸収を早めるために
ごはんと一緒に食べるように推奨されているものなので、
ごはんを食べ終わって
15分以上かつ１時間以内に、
【ごはんとは全く違う見た目と味のもので】
食べやすい工夫をして食べさせてあげてください。
例えば、
これまた
『京丹波自然工房』さんの「鹿肉ピルカバー」
がおすすめです。
（「鹿肉ピルカバー」のご購入は
こちらから
）
皆さんも
愛犬が急にいつものごはんを食べなくなった時のために、
大きさ、色、形が違うフードを見つけて、
ストックしておくことをおすすめします。
「鹿肉ごはん」のご購入はこちらから
今回のことは
ドッグトレーナーとして、
皆さんへ
【犬は食べるために生きているんですよ！】と
いつも言っているくせに、
まさはる君の楽しい、嬉しい時間を台無しにしてしまったことは
本当に反省をしましたし、恥ずかしく、
何より、まさはる君に申し訳なくて。
皆さんにも
同じ経験をさせてはいけないと、
プロのドッグトレーナーとして評価が落ちることを承知で
書かせていただきました。
これからは
【食べるために生きている】犬の
「ごはんの時間と薬の時間は別々に」
お願いいたします。