こんなに近くで、こんなに遠い。
犬と毎日一緒にいて、
寝食を共にしているといつの間にかそれが当たり前になりがちですが、
異種動物と家の中で「暮らしている」（という感覚）って
なかなか珍しいことなんですよ。
だって、
見た目も、生態もこんなに違うんですよ。
主に肉食、言葉を話さない、尻尾があって、
パンツもはかない、愚痴も吐かない、
寿命は約１５年などなど。。。
同じところを見つける方が難しいくらい。
１万２千年〜３万年前に
人間の出した残飯を食べることを覚えたオオカミを
紐のようなもので結いたことが
《犬》の始まり、犬と人間の繋がりの始まり。
犬という異種動物を人間社会に入れたのは
人間の勝手なんです。
改めて、
人間として犬を異種動物として、
犬が異種動物であること、
我々人間と身体の構造や骨格が違う動物なんだ
というを確認してみてください。
それが犬の全身を触る
お風呂タイム、シャワータイムです。
例えば、
人間の、重力と同じ方向に立つ背骨、
に対して、
重力と垂直に横たわる背骨を持つ犬。
その背骨に対して開いている肩甲骨を持つ人間、
背骨に対して閉じるように肩甲骨を持つ犬、
人間で言うと
常に背伸びをしている後脚。
こんな風に
犬の身体を洗いながら異種動物だということを
改めて確認しながら、
「普段の暮らしが、犬という動物にってストレスを与えていないか？」
「犬という動物にとって幸せとは何か？」
「あとどれくらい一緒に暮らせるのか」
を考える
お風呂タイム、シャワータイムにしてみてください。
松本秀樹が
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