「フードローテーション」してますか?
「1つのドッグフードだけじゃなくて
色んなフードを食べた方がいいよ」=フードローテーション
って聞いたことありますか?
この「フードローテーション」
松本秀樹もおすすめしているのですが、
理由は2つ。
①【それしか食べない犬にしない】
現在食べているフードが生産中止になった、輸入されない、
原材料の何かにアレルギーを起こすようになった、
病気になった時に、その病気を進行させないための療法食に変えなければいけないことがあるかもしれない、
災害時に行政から支給されるフードは何かはわからない、
などの理由で手に入らなくなった時のために、
できるだけどんなフードでも食べてもらえるように。
②【食物アレルギー対策】
食べ慣れていないタンパク質には強いアレルギー反応を起こしてしまうことがあるから。
まず『食物アレルギー』とは・・・
食べた物の中の、主にタンパク質(犬の場合は主にお肉)に
身体の免疫システムが
「食べたらあかんもん食べたでー!!」と、
過剰に反応し、犬の身体に良くない症状を引き起こすこと。
食物アレルギーの検査のため、
採血をして数値化するのですが、
どの数値を見ているのかというとその食べ物に反応している抗体のうち
主にアレルギーに関与している《IgE抗体》の数値を見ます。
(リンパ球反応検査もしてくださいね)
この《IgE抗体》の数値が高いと
そのタンパク質のアレルギーであると考えられています。
抗体の中には
《IgG抗体》というものがあるのですが、
主にウィルスや毒素から身体を守る役目をしています。
松本秀樹の妻が
長女を出産したばかりの頃、僕が風疹にかかってしまい、
慌てて長女を出産した病院へ電話して
(出産の前に血液検査をしていたので)
妻に風疹の抗体があるかどうを聞いたところ、
「奥様には風疹の抗体がありますので、奥様も赤ちゃんも大丈夫ですよ〜」
と教えていただきホッとしたのを覚えています。
これは、妻の血液の中の
風疹の《IgG抗体》の量=数値を確認してもらい、
十分な量=高い数値の《IgG抗体》があったわけです。
ちなみに、
《IgG抗体》は胎盤を通過できるので赤ちゃんにも移行しているので、
長女も大丈夫なんですね。
今の《IgE抗体》と《IgG抗体》の話、
ちょっと違和感を感じませんでしたか?
《IgE抗体》は数値が高いと悪くて、
《IgG抗体》は数値が高いと良かった。
厳密にいうと、抗体は
高過ぎず低過ぎない方がいいものなんです。
《IgE抗体》の数値が高すぎる=量が多いものがアレルギー症状を引き起こし、
《IgG抗体》の数値が低すぎる=量が少ないとウィルスに負けてしまう。
ということなんです。
この《IgG抗体》は食べ物にも反応します。
なので、少し前までは食物アレルギーを引き起こしている
犯人だと考えられていました。
しかし、近年の研究では
この《IgG抗体》は「防御抗体」「経験抗体」とも呼ばれ、
無いよりはあった方が、ある程度高い方が
身体には良いと考えられています。
で、例えば
わんちゃんが血液検査をして
「チキン(鶏肉)」の《IgE抗体》の数値が高かった
とします。
ここから
「チキン(鶏肉)」の《IgE抗体》を下げようと
ごはんから一切の「チキン(鶏肉)」を排除したとします。
そうすると、
「チキン(鶏肉)」の《IgE抗体》は上がらないのですが、
(上がることもあります)
体内に「チキン(鶏肉)」が入ってこないので、
「防御抗体」「経験抗体」である《IgG抗体》も上がらないのです。
ここで、もう1度血液検査をして
「チキン(鶏肉)」の《IgE抗体》が下がったからといって
「チキン(鶏肉)」を食べてしまうと、
「防御抗体」「経験抗体」である《IgG抗体》が低いとこへ
《IgE抗体》が瞬時に上がってしまうため
強いアレルギー反応を引き起こすことがあります。
人間のお話ですが。
新生児〜幼児期に「小麦アレルギー」があったお子さん。
3歳になるころから少しづつ食べられるようになっていったのですが、
9歳の時にお医者さんから「小麦除去」をすすめられ、
小麦(パンやうどんなど)を完全除去。
16歳で小麦を誤食してしまいアナフィラキシー(非常に強いアレルギー症状)を起こし死亡してしまいました。
これは
3歳から小麦を少しづつ食べていた間は
小麦に対する
「防御抗体」「経験抗体」である《IgG抗体》がある程度あったことで
そんなに強いアレルギー症状が出なかったのですが、
9歳からの
一切、小麦を食べなくなってしまったことにより
16歳までの7年間で小麦に対する
「防御抗体」「経験抗体」である《IgG抗体》が
下がり切ってしまったことが原因ではないかと考えられています。
最近の人間の花粉症を始めとするアレルギー治療は
そのアレルギーを引き起こしている物質や食材を
少量づつ体内に取り入れ、
患者さんの反応を見ながら
その物質や食材の《IgG抗体》を下げないように
その物質や食材の量を増やしていく
=食物経口免疫療法(経口減感作療法)
が主流となりました。
以上が、松本秀樹が
「フードローテーション」をしてほしい理由
②【食物アレルギー対策】
食べ慣れていないタンパク質には
強いアレルギー反応を起こしてしまうことがあるから。
でした。
なので、まさはる君は
日頃から皆さんへおすすめしているドッグフード
❶
主な原材料が
「魚」「豆類」「全卵」の
『ニュートリエンスサブゼロ』の「カナディアンパシフィック」
❷
主な原材料が
「牛肉」「豚肉」「オーツ」「ハトムギ」の
『ニュートリエンスインフュージョン』の「ヘルシーアダルトビーフ」
❸
主な原材料が
「魚」「豆類」「豚肉」の
『BODYBALANCE』
を2週間づづ食べたり、2種類・3種類を混ぜ混ぜしたり
して食べてもらっています。
まさはる君が7歳11ヶ月から
毎日食べているドッグフード
『ニュートリエンス シリーズ』
には、様々なタンパク質を原材料にした
全9種類のドッグフードがあります
ご購入はこちらから