犬のおしっこ=マーキング=「縄張り」❌大間違いです。
犬を飼うと、
「犬の散歩に行く」ことがなんとなくセットだから散歩に行く。
犬の散歩=トイレだから行く。
という方も少なくないようです。
もちろん
オシッコやうんちをする=トイレの時間があってもいいと思います。
(まさはる君もありました。)
でも、
それが全てではあまりにももったいないです。
オオカミ時代は、
岩や山に出来るだけ囲まれている場所を巣穴として寝て、
木や岩についた他のオオカミのオシッコの匂いを嗅ぎ取り、
家族全員で草食動物を狩りをして仕留めたところで
周囲を警戒しながら食べる。
というように
【生きる】全てを外でしてきた動物です。
そして今から
3万年〜1万2千年前に
人間の狩猟や仕事の道具、パートナーとして人間と暮らし始め、
巣穴は、もっと安全で快適な家となり、
自ら狩りをせずともごはんが出てくるようになり、
基本的には安全かつ飢えを感じることなく生活できるようになりました。
それでも
オオカミ時代の本能・習性が色濃く残る動物である犬。
家の近所の木や電柱についた他の犬のオシッコの匂いを嗅いで、
近くにどんな大きさで、何歳くらいの犬がいるのか、
知ってるあの犬がいつ通ったのか、
などの情報収集をすることと、
その上に自分もオシッコをすることで
自己紹介をして、異性を探したり、
会った時にケンカにならないように
平和を維持しようとしています。
犬のおしっこ=マーキング=「縄張り」
というと、
「ここは俺様の領土だ!他の犬は入って来るな!」
というイメージですが、
実は、そうではなく
「この辺に住んでいます、会ったときは仲良くしてくださいね」
という
マーキング=【置き手紙】に近いです。
(もちろん、トイレをする場所はできるだけ迷惑がかからない場所を飼い主が選んでさせるんですよ)
これに加えて、
現代の犬は、人間の仕事を手伝うことが’無くなり、
日本では、家の中で運動する広さがあることも少なく、
総体的に運動不足だと言われています。
犬という動物にとっては
安心で快適な家の中ですが、退屈な時間も短くありません。
なので、
松本秀樹は犬の散歩=トイレだけじゃなくて、
運動とリフレッシュ(ストレス解消)のための
大切な時間だと考えています。
わんちゃんが健康なのであれば、
いつもの1.2倍の早さで歩いてみたり、
渡らなくてもいい歩道橋を渡ってみるなど、
運動を強化するよう意識してみたり、
「あの電柱まで走ろう!」とか
「通ったことのない道を歩いてみよう!」
「いつものコースを逆に歩いてみようか!」
など、
わんちゃんの心と脳へ刺激になりそうな変化をつけてあげたり、
《リードが緩んだまま何秒歩けるかゲーム》や
《うんちは地面に落ちる前にダイレクトキャッチするぞゲーム》
など、
飼い主としてゲーム感覚でタスク(課題)を持って
散歩に出るのもおすすめです。
そうすることで
散歩に出ることがもっと好きになり、
その散歩へ連れ出してくれる飼い主さんのことは
もっともっと好きになりますし、
今まで見えていなかったストレスが解消されるので、
インターホンに吠えなくなったり、
犬やバイクに向かって行かなくなったり、
思わぬところで良い効果も出てきますよ。
松本秀樹がドッグトレーナーとして、
まさはる君の飼い主として
とても大事にしていた【まさはる君との散歩】に
まさはる君に着けて行っていた
ヨーロッパでは主流となりつつある
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今でも大事な、大事なハーネスです。