「犬の食物アレルギー」を詳しく。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

「犬の食物アレルギー」を詳しく。

最近、

初めてわんちゃんと暮らし始めたという方も

このブログを読んでいただいているようなので

改めて

ドッグフード選びのお役に立てるよう

《ドッグフードの基本》から書いていきます。

 

《ドッグフードの基本》13」

『「犬の食物アレルギー」って何?』

 

〈食物アレルギーがある犬の症状例〉

・口の周り、目の周り、あご、耳の中、肉球 が

ピンク→赤→黒 になっていて少し腫れぼったい、毛が薄くなっている(僕の頭の話ではありません)

 

・慢性的に痒いので、口や耳、肉球を手や足で掻いたり、かじったり、どこかに頻繁に擦り付ける

 


そもそも

『食物アレルギー』とは・・・

 

食べた物の中の、主にタンパク質に身体の免疫システムが

「食べたらあかんもん食べたでー!!」と、

過剰に反応し、犬の身体に良くない症状を引き起こすこと

を指します。

 

かわいい我が子が

何かの食物アレルギーになると、

かわいそうだからと

アレルギー症状を引き起こしている食べ物(アレルゲン)を特定するために、獣医さんへ相談してアレルギー検査をして、IgE抗体の数値が高い食べ物を全て外したフード=《アレルゲン除去食》を探して食べさせている飼い主さんがほとんどだとは思いますが、

それをしていると・・・

いずれ、食べられる物が無くなりますよアセアセ

 

もう少し詳しく

犬が何かを食べてから

IgE抗体が産生され、アレルギー症状が出るまでの

システムを説明しますね。

 

アレルギーを引き起こす食材=アレルゲンが体内に入って来ると、

①皮膚や粘膜のすぐ下にいる【抗原提示細胞】=司令塔が

「俺が食べたらあかんもん食べたでー!!」と謝った判断を下す。

 

②【抗原提示細胞】がリンパ球に

「アレルゲンをやっつける達人を配備しといて!」と

指示を出し、仲介役のリンパ球を含む形質細胞が

IgE抗体を産生する。

 

③この依頼された達人であるIgE抗体が現場近くのホテルに入る=

マスト細胞などに結合する(感作といいます)

 

④その時の敵である1度目の食材=アレルゲンは見逃し、

次回体内に入ってきた時に必殺技【ヒスタミン】などを駆使し、

アレルゲンを攻撃する。

 

⑤この攻撃があまりにも強力な時、皮膚炎や下痢、嘔吐などの症状を引き起こします。

 

⑥リンパ球の仲間である【制御性のT細胞】が形質細胞に

「それぐらいにしておけ」と、

攻撃を止めるように指示を出す。

 

 

アレルギー検査で調べるIgE抗体の数値は

③の時点での、現場近くのホテルに待機している達人の攻撃力を測ったものではなく、達人の人数を表したものなので、

数値が高い=強いアレルギー反応、症状が出る

わけではありません。

 

しかも、

1度も食べたことがない食べ物のタンパク質=アレルゲンに対してはスルーなので、2回目に食べた際にアナフィラキシー(強いアレルギー反応)を起こしてしまうような食材=アレルゲンでも

数値は「0」と出てしまいます。

 

加えて

アレルゲンという敵をやっつけるために依頼されている達人は

IgE抗体だけではなく、実は・・・

仲介役のリンパ球こそが凄腕の達人であり、リンパ球が直接アレルゲンを倒しにいくことがあります。

 

犬の食物アレルギーは、

このリンパ球の直接攻撃による過剰反応の方が多いのではないかと考えられています。

 

なので、

IgE抗体の数値だけを調べていても本当に愛犬の身体にアレルギー症状を引き起こしている食材=アレルゲンを特定することはできない

ということです。

血液検査をする場合は必ず『リンパ球反応検査』もしてもらうようにしてください。

 

で、で、

ここからが

松本秀樹が言いたい事なんですけどお願いアセアセ

 

かわいい、かわいい愛犬の身体に

アレルギーを引き起こしている犯人を

「どの食べ物が悪いの?」

「どの成分がうちの子の身体に合わないの?」と

必死になって探していたけど。。。

 

気づきましたか?

 

犬の食物アレルギーの真犯人は・・・

最も最初に登場した

何の問題もない食べ物のタンパク質を敵だと判断した司令塔…

抗原提示細胞

お前だぁ!!

 

要は

抗原提示細胞をはじめとする免疫細胞チームが正常に働ける体調であるか、バランスよく働ける状態=健康であるか

によって

IgE抗体の数値も変わるので、

おそらく、アレルギー検査をする度に違う食材、数値が出るはずです。

 

つまり、

犬の食物アレルギーを改善するには

抗原提示細胞をはじめとする免疫細胞チームを正常に働かせること

が何より重要なんです。

 

そのためには

免疫細胞チームの約70%が作られる腸内を正常、健康に維持することであり、

それには適正な運動や質の良い睡眠と

腸内環境を悪くしない原材料だけで作られた、

犬の胃と腸に負担をかけないごはんを選び、

あげることに尽きます。

 

もちろん、下痢や嘔吐など

強いアレルギー症状が出ている子は、その食材を特定し、

その食材を使っていない&質の良いフードを選んであげてくださいね。

 

そのフードの質が悪いと、腸内環境が改善されず、

替えたフードに使われている食材も「敵だ!」と

誤判断してアレルゲンにしてしまい、

またその食材も使っていない&質の悪いフードを選んで食べさせ、

腸内環境が改善されず、そのフードの食材も「敵だ!」・・・

ほら、どんどん食べさせるものが無くなってしまいます。

 

実は

まさはる君の食べているドッグフードを

即座にニュートリエンスに切り替えた理由の1つが、

まさはる君には

強い【鶏肉アレルギー】があるからなんですアセアセ

 

まさはる君が毎日食べている

『ニュートリエンス シリーズ』の中の

「カナディアンパシフィック」は

image

原材料に一切、

鶏肉(チキン加工品含む)が使われていないからなんですOK

《「カナディアンパシフィック」の原材料下差し


また、

最後の2段の4種類の菌発酵物が腸内細菌のバランスを整えてくれて、

まさはる君の抗原提示細胞の誤作動を減らして&弱めてくれています。

 

加えて、

使われている主な原材料が全て新鮮で良質なものであること、

危険な防腐剤や酸化防止剤も使われていないこと。

が確認できたので

安心してまさはる君に食べてもらっています。

 


松本秀樹が

原材料を見て即座にこれに切り替えたドッグフード



カナダの農家、牧場、漁師から直送された

新鮮な肉類と天然の魚介類を使った

『ニュートリエンス』

ご購入はこちらから

下差し