「湿度」が犬に与える影響。
梅雨時期は《家の中の湿度》にも注意してください。
まぁ〜しかしよく降りますね、雨
まさはる君も梅雨は苦手なようです
この時期になると
僕を始め、
「犬の熱中症に注意して」という注意喚起が多くなるので
【温度】に注意してくれる飼い主さんは増えたのですが、
【湿度】をあまり気にかけない飼い主さんもいるようなので
今回は
「湿度が上がると
犬の身体にどんな影響があるのか」をお話したいと思います。
ありがたいことに
温度=気温と違って、犬が快適な湿度というのは
人間とそんなに変わらず
40〜60%です。
ちなみに
今日の東京の湿度は・・・
98%
お風呂場と同じくらいですかね
で、ちなみに②
外の湿度がこんなに高いと
24時間エアコン(冷房27度)&扇風機が稼働中の
我が家の中でも・・・
81%
この梅雨時期は
フワフワだった犬の毛もボリュームが減ったように感じませんか?
(僕の毛じゃありません)
それは、湿度が高ければ高いほど
犬が自身でまとっている毛も水分を含み、乾きづらいからなんです。
(僕の毛は違う理由です)
また、
湿度が65%を越えると
カビを始めとする〈菌が繁殖しやすい湿度〉と言われています。
この菌は
常に犬の身体の表面中にいて、犬が健康で、
湿度が50%以下の乾燥している冬は
犬自身の免疫システムで繁殖しないように抑え込んでいます。
しかし、
この梅雨の気温や湿度、気圧の変化によって
犬が体調を崩していたり、
加齢により免疫システムのバランスが崩れているところに
65%以上の環境が続くと
犬の身体の上の菌が元気になり、繁殖し増えてしまって
耳の中や口周り、目の周り、お腹、股の内側が炎症をおこし、
1日中強い痒みが犬を襲います。
特に
まさはる君と同じ
ラブラドールやビーグルなどの「垂れ耳グループ」
「何らかのアレルギー」の症状が皮膚に出ている子、
「皮膚病を持っている子」
皮膚が重なっている部分の多い「短頭種」や「肥満気味の子」
は
顔や首をかいたり、手足や股の内側を
口でチクチク噛んだりしていないか観察してあげてください。
また、
シャワーや
雨でも散歩に行く子、
散歩から帰ったら足を洗う子たちは
ドライヤーでしっかり乾かしてあげてくださいね。
あと、
ごはんの置きっぱなし、フードやおやつの袋の閉め忘れ、閉めそこね、
水の継ぎ足しもしないようにしてあげてくださいね。
湿度が75%を越えると
菌の繁殖スピードがアップするそうです
なので、
最低でも家の中の湿度は75%以下を保ち、
できれば70%以下にしておけると理想的ですね
我が家も81%だったので
エアコンのドライ(除湿)機能を使って・・・
ひとまず
体感で湿度を正確に測るのは難しいので
温湿度計を買って
換気、エアコンのドライ機能や除湿機を使って
犬種や年齢に合った
温度と湿度にしておきましょう。
特に
わんちゃん1人での留守番が多い、長いご家庭は
熱中症の対策も含めて
温湿度の管理の徹底をお願いします