「犬を従える」から「犬と暮らす」へ。
「犬を従える」から「犬と暮らす」へ。
『犬がごはんを食べている器に手を入れられますか?』
『犬がごはんを食べている途中に器を取り上げましょう!』
『犬のごはんは人間のごはんが済んだ後に与えましょう。』
これが
書いてあるサイトは2度と見ない、本は捨ててください
これを言うドッグトレーナーとの契約は今すぐ切ってください
この考えの元にあるのは
犬の先祖は狼であり、狼の群れには序列(上下)があり、その群れは最も喧嘩が強い狼がリーダーとなり、リーダーは絶対であり、群れを支配し、他の犬を従えている。
のだから
《飼い主はリーダーとして、犬を支配し、従えるもの》
理論
これを信じているから
『犬がごはんを食べている器に手を入れられますか?』
『犬がごはんを食べている途中に器を取り上げましょう!』
これができない飼い主は犬がリーダーと認めておらず、あなたはダメな飼い主である
『犬のごはんは人間のごはんが済んだ後に与えましょう。』
狼はリーダーが食べたいところを食べたいだけ食べた後に、その残りを下の狼が食べるから、これを続ければリーダーになれる!
となってしまうわけです。
この理論は
移動とごはんを制限された特殊な環境下で
複数の狼の間ではリーダーが生まれ、より多くより先にごはんを食べるために争いが起こり、強いものが先に多く食べたという
実験結果が基になっており、
そもそも
野生の狼の群れは親子であり、子供が先に獲物を食べることもありますし、子供がリーダーになりたくて、現リーダーである親を襲うこともありません。
(ちなみに野生のサルの群れにもボスザルは存在しません)
『犬がごはんを食べている器に手を入れられますか?』
『犬がごはんを食べている途中に器を取り上げましょう!』
これを続けていると、犬はごはんに執着するようになり、他人や子供がごはんの時に手を出す、触る、近付く、動くと
「邪魔をされる、奪われる」と思い、噛み付いてしまう犬になってしまいます。
我々人間は
「生きるために食べている」が
わんちゃん達は
「食べるために生きている」んです。
犬がごはんを食べている間は
邪魔をしないで、
落ち着いてのんびり食べさせてあげてください
もちろん
人間のごはんより先でも、後でも、
どっちでも問題もありません
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