まさはる君の妹 入院。
2週間ほど前から鼻が詰まっていたまさはる君の妹(1歳7ヶ月)。
それ以外は全く元気。
そこから1週間して
鼻づまりがおさっまってきたくらいから下痢が始まり、
「風邪が治りかけなのかな」くらいに思っていました。
夫婦間で病院に連れて行こうかという話も出たが、
インフルエンザや他の感染症をもらいに行く可能性もあるし・・・
5日経っても下痢が治らず、
機嫌よく遊んでいる最中や夜中に急に泣き出すことがありました。
〈赤ちゃんはそういうもん〉だと言われればそうなのですが、
まさはる君の妹に限っては、全てに理由があって感情を表現し、またその理由をきちんとアピールする子なので
「身体のどこかが痛いのかも…」
「でも、何事もなかったように元気なこともあるから・・・
痛みが出たり、ひいたりする・・・お腹」
夫婦で手分けして色々と調べ上げ【腸重積(ちょうじゅうせき)】
という
回腸(小腸の最後)が大腸に入り込み、腸管が閉塞し
腸の壊死(えし)を招き、腸に穴が開く腸穿孔(せんこう)や腹膜炎を来し、持続的な激しい腹痛と高熱を発症、最後には敗血症性ショック状態から死に至ることもあるという
0〜2歳までの幼児に発症する幼児救急の代表のような怖い病気
があることを知り、慌てて病院へ
病院で
今までの経緯と様子を話すと、浣腸をしてウンチを診てもらう。
先生に
「腸重積の疑いはないですかね?」
『そう、真っ先に疑うんだけどね…嘔吐も血便もないからね…でも、お腹を触ると嫌がるんだよね…他の病気の可能性も含めてCT撮ろうか。』
バスタオルやシートベルトみたいなもので全身をグルグル巻きにされた
まさはる君の妹はギャン泣きしながらCTスキャンの中へ。
20分ほどして出てきた先生が
「お母さん、お父さん、よくわかったね、腸重積でした。」
「えっ」
「でも、大丈夫!初期だから、メスは入れずにお尻の穴から内視鏡で治せるからもう少し待っててね」
30分ほど処置室から聞こえる我が子の大きな鳴き声に
心の中で謝ることしかできない。
「はい、よく頑張りましたー!」
疲れ果て、涙と汗で髪の毛の先までズブ濡れの我が子を抱きしめる妻の肩を抱きながら先生の話を聞く
「麻酔もしてないし、メスも入れてないけど、絶食になるし、経過観察をしたいので入院してもらおうかな。」
我が家と同じく
0〜2歳くらいまでの幼児が’いるご家族の皆さん
この【腸重積】
原因もはっきりとは判明しておらず、予防もできない病気なんだそうです。
(色々と調べたのですが、全国統計もありません)
我が家は、たまたま「腸重積ではないですか?」という素人がネットで調べた意見に耳を傾けてくれた先生だったから、CTスキャンを使って検査をしてくれて早期発見することができました。
発見が遅れると
激しい痛みと嘔吐と高熱と血便が出て、最悪の場合死に至る怖い病気です。
まだ、身体のどこがどんな風に痛いとは言えない幼児。
犬も同じですが、異変に気づくには
親として、飼い主として
普段の元気な我が子の反応や様子、性格をどれくらい把握できているかが
早期発見のカギだと改めて感じました。
我が子への謝罪と反省を込めて。