千葉県船橋を始め、全国の猫を飼う皆様へ。 | 松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ

千葉県船橋を始め、全国の猫を飼う皆様へ。

こんなメッセージをいただきました。


「船橋市内において、複数の猫が一気に

行方不明になる事件が起きています。

海神、西船橋、夏見、夏見台付近にて
不審な車両と人物を見かけたという情報が寄せられています。
情報は以下の通りです。
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現場①

事件が起きた日時:4月29日~5月初旬、朝の7時~8時

場所:夏見・夏見台付近

人物像:男性(中年~壮年)2人組み

車両:グレーもしくは銀のスポーツカー

後部座席を倒してキャリーバッグを3台以上積んでいる

発見者が話しかけようとすると急発進

猫の状況:5匹の若いオスが行方不明に。
     
10日ほどして一匹だけが、口の下から流血し、足をビッコにして帰還。

ガリガリに痩せていて、ひどくおびえた様子。


現場②

事件が起きた日時:5月20日過ぎ~現在まで。夕方6時、9時

場所:海神・西船橋付近

人物像:男性1人、スーツにネクタイ姿。40代~

車両:黒の軽自動車。袖ヶ浦ナンバー。後部座席に緑色のネットを張っている。

猫の状況:車の中に2匹の首輪をした猫を積んでいたが、

その猫たちは以前から近所をうろついていたおなじみの猫。

男性が飼い主でないことは、確認済み。

発見者が即、110番。警察官が到着後、車は急発進。

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動物愛護指導センター、船橋警察、最寄りの交番に届け出済み。

付近で猫捕りらしき怪しい人物、車両を見かけたら即110番してください。

事件性が不明な場合は、最寄りの交番に報告相談してください。

ふなねこにもご一報をお願いいたします。

http://www.geocities.jp/hunabashinekoneko/
(住所、氏名、電話番号、目撃情報を記載してください)

飼い猫は絶対外に出さないでください。

外に住む猫達の身の安全にも、ご協力お願いいたします。」



僕も猫の繁殖・行動学や他の国などを勉強した結果、【完全屋内飼育】(生まれてから天使になるまで家の中で生活する)が理想と考えています。

その理由は、外へ出る・外で飼う・野良猫は…


①避妊・去勢をしていないと、繁殖期に入り子供ができ(猫は交尾が始まってから排卵が起こるため妊娠率は90%以上・妊娠期間は約65日・平均3~6頭生まれます)、経済的・責任転嫁・気付かなかったなどの理由で子供猫達は飼い主不明猫となり、保健所へ連れていかれ、殺される。

運良く野良猫として生きられても、約1年で繁殖が可能となり、また子供ができる…


②車や自転車などと事故にあう、誘拐や動物実験業者へ売られる、心無い人間から虐待を受ける・殺される。


③猫から猫・猫から人間・猫から犬へと感染する怖い病気(感染すると重篤になる病気も少なくありません)やノミ・ダニなどの寄生虫を拡散させる。


④獣医さんに診てもらえば、治してあげられる病気や怪我で命を落とす。


すでに、外の世界を知ってしまった、友達・恋人がいる猫ちゃん達にはかわいそうなことですが、そのストレスを差し引いてもやっぱり、猫にとってこの人間社会は危険がいっぱいです。

行動学上、キャットタワーなど「縦に何段階にも移動できる」器具や棚があって、飼い主さんがおもちゃなどで【狩りごっこ】を十分にしてあげれば、ストレスも溜まりにくいと言われています。


【猫を外で健康で生かす】ためには、避妊・去勢手術、ワクチン、診察、薬、ごはんと水など、決して安くないお金がかかります。

野良猫・地域猫・誰のものでもない猫、つまり誰も管理する責任がない猫。

これは、もし猫に何かあった時【誰とは決まっていない人間の良心とお金】に頼るということになります。

《良心はあってもお金がない》《お金はあっても良心がない》この2種類の人間は助けてあげられない。

良心とお金の両方を持ち合わせていて、近所の猫に興味があり、好きで、「なんとしても生きてほしいから」と安くないお金を出してくれる人間が何人いて、何頭分のお金を、期限なく、際限なく出せるだろうか。


ただ、僕は全国で責任問題として話題になっている「野良猫・地域猫にエサをやる行為」を否定しているわけではありません。

『迷惑だから、苦情が出たからエサをやるな・捨てる・殺せ』

『動物を愛でる気持ちのどこが悪い、かわいそうな人間め』

これは、人間が人間に対する責任だけを追及しているからこんな発想になってしまう。

猫に対する責任は誰がとるのでしょう?

確かに、猫の糞尿や徘徊で迷惑している方もいるでしょうし、そもそも猫が嫌い・怖い・苦手な方もいるとは思いますが、そもそもこの猫達が野良猫・地域猫・飼い主不明猫になったのは、我々日本人全員の勉強不足・知識不足に起因する責任なのです。

なので、地域・愛護団体・警察・行政・地方自治体が情報・意思共有と連携をして、法律や条例の整備を始め『猫に対する責任』を考え、行動すれば迷惑や苦情は減り、人間への責任問題にはならないと思います。


そう考えると、この問題を裁判所が「どっちが悪い」「どっちに何割の責任がある」「何円を賠償責任として払いなさい」と判決をくだしていますが、国側が『何割かは国の責任であり、何割かは国がお金を出します』なんていうと、かっこいいですね。