6.読むのはiPadとiPhone
スキャンした電子ブックを読むのは、iPadとiPhoneです。
当初はスキャンした文庫本はiPhoneで読もうと思っていましたが、一頁全体を画面に表示してしまうと、文字が小さすぎて読めません。文庫本の大きさはiPhoneより大きいので、こうなってしまいます。文字の大きさを大きくして一行を読むのにドラッグしながら、行を送っていくのは面倒なので、文庫本の読書にはiPhoneは向いていないと思います。iPad程度の大きさがあれば老眼の入った目にも優しい。
自炊した電子ブックをiPhoneで読むか、iPadで読むかは一行の文字数によります。文字の大きさはピンチアウトすれば調整できるので、あとは読書中にいかに作業を少なくできるかです。iPhoneで一行読むのにドラッグしなければならないようなら、その電子ブックはiPhoneでは実際的に読めません。
スキャンした本の一行の文字数を調べてみると、

文庫本       43文字/行   iPad向き
一頁2段組の単行本 29文字/行   iPad向き
一頁3段組の単行本 21文字/行   iPhoneでも読める

ちなみにiPhoneアプリの「産経新聞」は15~16文字/行です。
読むのに苦にならない文字の大きさは個人差があるので何とも言えませんが、私の場合一行20文字が一応の目安になるのではないかと思っています。
iPhoneアプリ「産経新聞」は当初、「iPhoneの小さな画面で新聞の大紙面が読めるわけがない!」と思っていましたが、実際に読んでみると結構読みやすい、文字が大きくなる分、紙製の新聞より読みやすい。購読している毎日新聞をやめてしまおうかと思いました。(妻が「ダメ!」っていうので購読していますが、女房がスマートフォンにするようなら、本当にやめてしまいます。一番良く見るテレビ欄は地デジになってテレビ画面で確認できるので、新聞のテレビ欄は必ずしも必要ありません。)
新聞の場合、見出しの文字が大きいのでiPhoneの小さなディスプレイで全画面表示しても見出しは読めます。ねらいをつけてピンチアウトすれば、一行16文字程度なので、一行が余裕をもって画面に治まります。特に新聞の場合、一段の行数が多いので、次の段に行く回数が少なくなり、特に読み易いです。チョコチョコ、チョコチョコ読んでいると、いつの間にか一ページ全部読んでしまっていて、紙製の新聞よりよく読んでいます。

7.裁断機について
自炊セットには裁断機が含まれていることが多いです。しかし、裁断機は結構高い。3万円くらいでしょうか。私は裁断機は必要ないのではないかと思います。
実際、非常に厚い本は予め分割しておかなければ裁断機でも背中をカットすることはできません。また、留め金で裁断機の刃をダメにしてしまったという、記事もネットで見ます。
背中のカットはカッターナイフで十分ではないかと思います。ただ、手を切ってしまわないようにしなければなりません。私の場合はステンレス製のL形アングルを使用しています。アングルの縦の部分が手を保護してくれます。
L形アングルを使用して問題なのは、手を保護してくれるアングルの縦部分が邪魔をしてカッターの刃が本に対して直角に当たらないということです。厚手の本だと斜めに刃が入ってしまうので、本の下側は背中からかなり内側に入ったところでカットしてしまいます。なので、裁断機を使用する場合以上にカットする本の厚さを予め薄めに分けておかなければなりません。
その点を考慮しても、裁断機とカッターナイフの価格を考えると、やはりカッターナイフを使用した方が良いのではないかと思います。カッターナイフの場合、結構、刃先がなまってくるので、余裕をもって刃先を割っていった方がいいです。刃がなまってくると、うまく切れなくなって、カット線が汚くなってしまいます。