VMware Serverを増設するつもりでしたが、調べてみるとESXiが無償化されています。以前、一度、試してみたことがありますが、その時はインストールさえできずにギブアップ。無償化されてドライバーが対応してしていない場合の回避方法が色々インターネット上に公開されているようなので、とりあえずESXi4.0をインストールしてみることにしました。

サーバーは
# パソコン工房 Amphis BTO MD9100iCi7
# インテル(R) Core i7 プロセッサー 920(2.66GHz) /4.8GT/sQTI/キャッシュ8M
# インテル(R) X58 Express チップセット
# DDR3 1066 2GB×3 (計6GB) [トリプルチャンネル]
# 80GB SSD (MLC) X25-M Mainstream
# 1TB 7200rpm Serial-ATA II
# 22倍速スーパーマルチドライブ
# GeForce GTS 260 896MB

カスタマイズでメモリーを6GBに増やしました。ESXiでは4GBメモリーの上限は関係ないので、メモリーは多いにこしたことはありません。

今回は第一報ですが、結果からいうと、上記サーバーではうまくインストールできずに、LANカード

Intel PRO/1000 GT Desktop Adapter PWLA8391GT (市場価格 4,200円程度)
http://www.nire.com/2009/09/esxi-marvell-not-recognized/

を購入することになってしまいました。以下その経緯です。

インストールしようとしたESXiのバージョンは4.0です。
VMware ESXiをダウンロードするところまではホームページに多々、掲載されているのでここでは特に書きません。

ESXiはハード要件が厳しいのは知っていたのですが、LANカードでつまずいて結局上記カードを注文しました。上記カードを使ってのインストール作業は「その2」以降にゆずります。

まず、エラーの状況ですが、ダウンロードしてきたESXiのisoイメージをCD-ROMに焼いてインストールしました。
http://www.vmware.com/jp/products/esxi/

このCDを使ってインストールすると、
   Failed to load tpm
   Failed to load lvmdriver
のエラーが出て止まりました。調べてみると「tpm」エラーの方はほおっておいても問題なさそうなのですが、「lvmdriver」の方は致命的です。LANカードが認識されていないようです。これを解決しないとインストールは断念するしかないとのことです。

上記サーバーのLANチップセットはrealtek8111Cなのですが、ESXiではドライバーが対応していません。しかし、対応方法が
http://tdk1.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/aspire-l5100esx.html
にありました。ほとんどこのページ通りにやったのですが、これはバージョンが3.5の場合です。実際のところ、バージョン4.0、バージョン3.5、両方試してみましたが、共に撃沈でした。以下、バージョン4.0の場合について書いておきます。

ESXiの既定のドライバーが対応していないので、有志の方が作成されたドライバーをイントールしてやらなければなりません。インストールCDのイメージを修正の上、再度、インストールCDを焼く方法もあるようなのですが、1GB USBメモリーを使用してブートすることもできるようなので、この方法で行います。こっちの方が修正ドライバーの上書きが楽です。ただし、サーバーのBIOSのブートシーケンスでUSBメモリー(USB-HDD)が指定できなければ、この方法は使用できません。

http://www.vm-help.com/esx40i/customize_oem_tgz.php
http://www.vm-help.com/forum/viewtopic.php?f=12&t=1272
から「geppi」様のドライバーを落としてきます。

上記ホームページにLinuxの「dd」コマンドを使用する方法が記載してありますが、あっさりWindowsXP環境で作業した方が楽です。
(作業に使用できるLinuxマシンがなかったのでわざわざ用意したりしましたが、結果から言うとそんな必要はありませんでした。)

使用したソフトは

Lhaca デラックス版
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se166893.html
ほとんどの解凍作業はこれで十分でした。ただ、使用したパソコンにはWinRARもインストールしてあるので、解凍エンジンはWinRARのものを使用していたかもしれませんが、その辺りはよくわかりません。

WinRAR RAR/ZIPファイルの圧縮・解凍
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se100730.html
ESXi3.5の「bz2」の解凍時にLhacaだとエラーになってしまったので、WinRARを使用しました。ESXi4.0の解凍はLhacaで行いました。

WinImage(ディスクイメージの作成/管理ソフト)
http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se349893.html
シェアウェアですが30日無料使用期間があります。

DDforWindows 
http://www.si-linux.co.jp/wiki/silinux/index.php?DDforWindows
Windows上でCompactFlashなどのディスクイメージのバックアップやリカバーをするためのツールです。

結果を言うと、修正oem.tgz を上書きしてUSBメモリからインストールして、
   Failed to load lvmdriver
で停止することはなくなったものの
   Customize System
から
  Configure Management Network
で固定IPを指定して、
  Test Manegement Network
でpingが「OK」になるにも関わらず、次の画面に進むことができませんでした。
なので、結局、IntelのLANカードを購入するハメになってしまいました。何が悪いかったのかよくわかりません。

以下、行った作業を書いておきます。

1.ダウンロードしてきたESXi4.0のisoイメージをCDに焼く。

2.CDを開いて
image.tgz/image.tgz.temptar/usr/lib/vmware/installer/VMware-VMvisor-big-164009-x86_64.dd.bz2/VMware-VMvisor-big-171294-x86_64.dd
を順次、開いて解凍していきます。

3.解凍した
   VMware-VMvisor-big-171294-x86_64.dd
をWinImageで開きます。
VMware-VMvisor-big-171294-x86_64.ddはディスクイメージなのですが、4つのパーティションに分かれています。WinImageで開く時に、パーティションを指定してやりますが、一番上のパーティションに既定のoem.tgzがあります。

4.「geppi」様の修正ドライバーのファイル名を
   RTL8111_8168_P55_integr_SATA_Ctrl.(AHCI).oem.tgz
から
   oem.tgz
に変更して、WinImageで開いた画面にドロップしてきます。WinImageの画面には既にoem.tgzがあるので、上書きするか聞いてきます。上書きして保存します。これで、修正ドライバーがddイメージに取り込まれました。

5.修正した
   VMware-VMvisor-big-171294-x86_64.dd
を1GB USBメモリーにDDforWindowsを使って書き込みます。

6.サーバーのBIOSのブートシーケンスを修正してUSBメモリーを最初に読み込むように設定して、USBメモリーからブート。インストール開始。