実は売掛金の「先方計上」と同じような状況は、買掛金についてもあります。
こちらの買掛金計上金額があっているのに、仕入先の請求金額で支払わなければならないという場合です。実際、売掛金「先方計上」の場合のような件数もありませんし、それほど深刻な問題でもないですが。

よくあるケースとして、仕入先に返品処理してその計上が翌月以降になる場合です。こちらの返品伝票はその月に計上するが、仕入先からの請求書では翌月になってしまう場合です。こちらに責任があって返品させてもらう場合には、道義上仕入先で赤伝処理してもらうまで待つのが筋だと思います。そうなると仕入先の請求金額で支払わなければならないので、当月買掛金額と支払金額が合わなくなります。その場合の繰越管理です。

この場合も「先方計上管理」と同じ方法がとれます。仕入明細に支払計上日フィールドを追加します。返品処理のような場合だと追加行の明細入力は不要です。返品伝票明細の支払計上日をブランクにして翌月繰越にするだけです。

たまに仕入単価が間違っていて、間違った単価で支払う場合もあります(間違いが少額の場合ですが)。仕入先への支払いの場合、支払金額はこちらで決定できるので、仕入先もそれを承知で金額修正が翌々月以降に繰り越すという場合はありません。当月、間違った単価で支払ったとしても翌月には必ず修正がはいります。繰越がでると返って面倒な場合、追加行を作成して支払計上日入力して繰越管理します。