多くの中学校では、NHKラジオ基礎英語を聴くことが推奨される。開成中1でも同様である。ただし、基礎英語1を聴いていることが定期テストで前提とされるというほどではない[これに対し、桜蔭中学では、基礎英語テキストのイラストの場面の会話を答えさせるといった基礎英語を聴いていることが前提の出題が定期テストでなされる。]。
NHKラジオ基礎英語の録音方法について、ブログ等でもしばしば話題になる。
かつてはラジオ放送を予約録音してMP3化する機器がマニアの間で使われていた。トークマスターがその草分けで、私も所有している(電池不具合によりリコールが実施されている)。最近はPanasonicやソニーなどからラジオ放送をMP3録音できる専用機器がいろいろと出ている。
しかし、ことNHK基礎英語の保存目的なら、現在ではそうした機器は一切不要である。
NHKゴガクゴガクがストリーミング配信しているものをPC上でMP3形式として保存すれば用は足りるからである(電波状況に気を遣う必要もない)。そのための便利なソフトが開発されている。CaptureStreamである。[2022年4月追記:CaptureStreamは、2016年5月に開発者によって削除されたが,2022年12月現在,派生版である語学講座CSが提供され,仕様変更への対応も迅速で,正常動作している)。また、代替となるソフトとしてラジリンガル(開発者承継以来,配信仕様変更への対応が遅く,あてにならない)、NHK_htaがある。]
もっとも、これに対しては、NHKのストリーミング配信は放送に対し1週遅れでしか実施されず不便であるという欠点がしばしば指摘されている。
しかし、じつはその点も心配ない。
たしかにブラウザ上の配信ボタンは放送に対し1週遅れでしか出現しないが、NHKのサーバー上には放送のある週の月曜日午前10時の時点ですでにその週の金曜日までの放送分のストリーミングファイルがアップロードされているのである。
上記のソフトでは、このファイル名を日付から事前に推測することで放送より遅れるどころか、かえって放送に先行して保存できるのである(※「次週のストリーミング」のチェックを入れてから実行すること。)。
[2011年4月追記:2011年4月の新年度に、NHK語学講座のストリーミング配信の仕様が変更され、サーバー上のファイルのURLに14桁の不規則なスクランブル文字列が加えられるようになった。このため、前週のうちに翌週のファイル名を推測して早期にダウンロードするという従来の手法が通用しなくなった。こうなると配信が1週遅れであることは甘受するほかない。]
このようにして、我が家では、2010年4月からの1年間、基礎英語1~3をすべてMP3形式で保存している。
息子周辺では何人かの子がこの方法を実践し、通学途中にiPodなどで活用しているようである(学習面での良さそうなことを真似しようという文化があるのが頼もしい)。
以上、NHKラジオ基礎英語の保存法について述べた。
ところで、上の本には、「英語の勉強は、溜めないことがコツです。その日に聴いた番組は、その日のうちに処理してしまいましょう。」「万が一、3日間溜めてしまったら、もうあきらめて、その3日間は思い切って捨ててしまってください。また今日から、一からやり直せばいいのです。」とする。
たしかに、自分の胸に手をあててみるとありがちなことではあるが、少なくともうちでは溜めてしまうようなことはない。自分ができないことでも子供にはやらせるだけである。というのは半分冗談で、習慣化がポイントだと思う。我が家では毎朝、起きたら基礎英語を聴きながら朝食ということにしている。
2010年度の基礎英語1は、2008年度放送分の再放送である(基礎英語2・3は新作)。そこで、我が家では、2008年度テキストとCD(※)を入手し、息子はそちらを聴くことにした。2010年度と同内容でありながらその放送時期にとらわれず自分のペースで進められるからである(夏休みの基礎英語は再放送ばかりだったが一気に飛ばすことができた)。基礎英語1の学習も中盤を超えたあたりから、あらかじめ保存しておいた基礎英語2の放送分MP3もあわせて聴いている。[追記 その後、基礎英語1の学習を終え、中1の3学期には基礎英語2の学習が放送分に追いつき、基礎英語3の放送分の学習に入った。あわせて『くもんの中学英文法』で文法事項を独習した]
なお、2011年度の基礎英語はすべて新作なので、上のような放送内容まで具体的に一致させての先取りはできない。もっとも、中学校の授業やテストで基礎英語放送内での具体的なフレーズが取り上げられるような状況でないかぎり、基礎英語の放送年度にこだわる必要はないだろう。
※CDと放送とでは微妙に内容が異なる。放送のほうがフレーズのリピートが多く、その分、1回あたりの時間は長いものの、定着しやすい。CDでは、リピートが必要ならトラックごとに自分で実行できるということが考慮されているのかもしれない。