「ジェリーの災難」 | 家畜人六号のブログ

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「長年アメリカで暮らしてきた69歳の中国人男性ジェリーは、妻と離婚して定年退職を迎え、3人の息子たちとも離れて独り暮らしを送っていた。ある日、彼のもとに中国警察から電話が掛かってきて、自分が国際的なマネーロンダリング事件の第一容疑者になっていると告げられる。ジェリーがフロリダに持つ銀行口座を通して、128万ドルが違法に移動されているというのだ。逮捕して中国に強制送還すると言われたジェリーは、中国警察のスパイとして捜査に協力することに。 」
と聞くと、ああこりゃ詐欺だなと傍からは一発でわかる。このジェリーという役をジェリー自身が演じているのがキモなのだが、ジェリー役をジェリーがやっているという設定自体が実はウソだったとしたら、という疑問が入り込む余地はある。少なくとも映画という形でフィクショナイズしてはいる。

いま書き写していて気が付いたが、ここで言う「中国」って中国本土なのかジェリーの出身地で帰っていく場所でもある台湾なのかはっきりしない。

実際、作中中国の警察がアメリカの現場になだれ込んできて悪人を逮捕したりするあからさまにイメージとわかるシーンがあったり、ジェリーが医者にかかり認知症と診断され、実はおまえは医者などではなく役者だろうと口走ったりする。
何が本当で何がウソなのかを映画自体が曖昧にしているところがあって、電話による詐欺に気をつけましょうという警告は当然として、映画自体が事実と虚構の間に位置する表現でもあるから何だか居心地、座り心地が悪い。
悪人どもの悪知恵の働き方に取り締まる側が全然追いついていないのももどかしい。
三人の息子が全部ルックスが全然違っていたりする。