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2024年10月3日

 

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 ■ 大谷翔平NEWS

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◯ 大谷翔平について、ブランドン・ゴームズGMが打者出場に集中させる方針を改めて示した。3日(日本時間4日)、Zoom取材に応じた。

 

「(考えは)以前と変わらない。彼がポストシーズンで投げることはない」

 

ーーポストシーズン中にライブBP(実戦想定の投球練習)を行う予定について

「リハビリの進行次第。おそらく、しばらくはブルペンでの調整になる」

 

「ポストシーズンというのは、いかに多くの選手たちが真の才能を発揮できるかが全て。期待通りに、またはそうでなくても、選手が10月の大舞台でそれができれば、より勝てるチャンスがある」

 

◯ 同タイミングで、デーブ・ロバーツ監督も取材に応じた。

 

「翔平が1番にいるから、ムーキー(ベッツ)とフレディ(フリーマン)ら他の打者たちの重圧は減る。それが各打者の才能を引き出すインパクトを与えることになるかもしれない。昨季のポストシーズンでは見られなかったが、ムーキーやフレディには彼らしい活躍を期待している彼らが活躍すれば、我々が負けることは想像できない。今年のラインアップは多分これまでで最強だと思う。打撃も走塁もいいという、バランスのいいラインアップになっている」

 

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 ■ ドジャースNEWS

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◯ メジャー最高勝率で地区優勝を飾ったドジャースの5日(日本時間6日)に本拠地ドジャースタジアムで開幕する地区シリーズの試合開始時間が発表された。5日の第1戦は午後5時38分開始(同午前9時38分開始)、6日(同7日)の第2戦は午後5時3分開始(午前9時3分開始)。3戦先勝で7日(同8日)の休養日を挟んで、8日(同9日)の第3戦からは敵地での試合となる。ド軍は第1戦はフラーティ、第2戦は山本が先発する。

 

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 ■ 球界情報

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菊池雄星投手:

◯ シリーズ第2戦を行い、初戦白星のタイガースが、2―2で迎えた8回2死満塁、代打イバネスが走者一掃の左翼線二塁打を放ち、5―2と勝ち越し。2連勝で、5日に敵地で開幕するガーディアンズとの地区シリーズに駒を進めた。勝って1勝1敗になった場合、3日の第3戦に先発予定だったアストロズの菊池雄星投手は、緊急中継ぎ登板に備えてブルペンで待機。9回には投球練習を行っていたが、出番なく、メジャー6年目が終了した。

ーーブルペンで終戦。
「祈ることしかできなかったですけど、(延長)10回に向けて準備してました」

ーーどういう状況での出番を予定していたか。
「4回までに出番がなかったら、延長でと。最初に流れが変わりそうな場面か、それがなければ、延長戦の最初。きょう負けたら終わりですから、応援しながら準備をしていた。なるべくフレッシュな状態で明日と言われていましたが、きょう勝たなければ明日はないので、連投のつもりだった」

ーー自身プレーオフ初先発、あと一歩で実現せず。
「そうですね。去年先発できなくて、中継ぎで失点して悔しい思いをした。今年こそ先発で、という思いで1年間準備をしてきました。まさか、ヒューストンに来るチャンスがあるとは思わなかったけど、ここに来た意味もしっかり理解していたつもり。ポストシーズンで投げ続けるためにトレードしてもらったと思っていましたから。2試合で終わってしまい、悔しいという表現で、いいのかどうか分からない」

ーートレード後、アストロズで約2か月強を過ごして
「なぜ勝ち続けているのか、が分かる。選手、監督、コーチ、スタッフの団結力などを感じました。このチームで長く野球をしたいと思っていたけど、やり残したことがある。ここからというところで負けてしまった。ここで終わるとは思ってなかったので、悔しい気持ちと、このチームでやれて良かった、という気持ちです」

ーーアストロズのメンタルを肌で実感して。
「常勝チームは初めての経験でしたから。ここが、間違いなく、自分の野球人生の基準になると思います。このチームを経験できたことは、今後、どの球団になるか分からないけど、ヒューストンが組織として、こういうチームが勝つんだという基準になるぐらい、インパクトが大きかった2か月間でした」

ーーメジャー6年目、投手としてアストロズで学んだことは。
「月並みですけど、データの見方を一から勉強しました。今までは自分の投げたいボールを投げ、気持ちいいと思った球を投げていただけで。いかにバッターの嫌がることをするかというのは、このチームでは各選手がやっている。バッター陣も自分の得意なカウントにいかに持っていくか。ピッチャーを楽な状態にさせないかを意識していますし。そういうデータの扱い方はすごく勉強になりましたし、もう一つは、自分自身のボールを信じて、しっかりと使い方を考えていけば、十分これからも戦っていけるという自信。オフシーズンはもう一回、さらに上のレベルに行けるように、まだまだね、ここからだと思います。少し休んで、ちょっと頭を整理してから。家族も引っ越しもある中、頑張ってくれた。妻と息子に寂しい思いさせたんで、家族サービスをして、そこからまた進めたいなと思います」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷がドジャースの呪縛解く! PSで勝てない…11年連続進出の10度地区Vも世界一は1度

柳原直之氏/スポニチ)

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 呪縛を打ち破れ。ドジャース・大谷翔平投手(30)がメジャー7年目で初めて迎えるポストシーズン(PS)の最初の相手が2日(日本時間3日)、ダルビッシュ、松井が所属するパドレスに決定。5日(同6日)から本拠地で開幕する地区シリーズ(5回戦制)で激突する。昨年まで11年連続進出も、ワールドシリーズ制覇は1度と苦戦が続くPS。デーブ・ロバーツ監督(52)は、大谷が加わった打線への期待を口にした。

 パドレスが2連勝で地区S進出を決める数時間前。ドジャースタジアムでは非公開練習が行われた。ロバーツ監督はオンライン会見に臨み間もなく始まる短期決戦への自信をにじませた。

 「今年のチームはよりハングリー精神が感じられ、よりシャープだと感じる。どのチームと対戦するかなど気にしないという話も(選手から)聞く。野球史上最高のチームだと思っている」

 地区シリーズでの対戦が決まったパ軍には、レギュラーシーズンで5勝8敗と苦戦。ダルビッシュ、シースら強力先発陣に加え、大谷を抑えた首位打者のアラエス、タティス、マチャドら攻撃陣も充実の強敵だ。しかもド軍は過去12年で地区優勝10度も、PSで苦戦が続く。昨年も新加入したベッツ、フリーマンがダイヤモンドバックスとの地区Sで2人計1安打に終わり、1勝もできず3連敗。指揮官が「これ以上同じ悔しい思いを続けたくない」とした現状打破へ、大きな役割を担うのが大谷だ。

 レギュラーシーズンでパ軍との最後の直接対決だった9月24~26日の3連戦。大谷は11打数6安打3打点、打率・545をマークし、地区優勝を決めた26日は勝ち越し打を放った。さらに、9月は10本塁打、打率・393をマーク。自身が望んだ「ヒリヒリした9月」で爆発し、初めてのPSへ状態を上げてきた。指揮官はさらに「他の選手が翔平が1番にいることで重圧が軽減されると感じるのか、この打線にインパクトを与えられるのかと感じるのか」と大谷が加わった打線は、昨年のPSとはひと味違うと説明。26日の同戦で右足首を痛めたフリーマンも復帰見込みで「我々の打線が能力を発揮できないとは思わない」と期待した。

 ナインはマンシー、ロハス、スミスを中心に自宅などに集まってパ軍戦を見る「観戦パーティー」を実施。4日(日本時間5日)には本拠での紅白戦で最終調整を行う。昨年12月の入団会見で「優勝(WS制覇)することを目指し、欠かせなかったと言われる存在になりたい」と宣言した大谷。真価が問われる短期決戦が、いよいよ始まる。(柳原 直之)

 ≪地区S相手は難敵パドレス 今季5勝8敗の負け越し≫今季ド軍は韓国で史上初のMLB開催となった3月20、21日の開幕シリーズでパ軍と対戦し1勝1敗。9月の最後の3連戦で2勝1敗と勝ち越したが、5勝8敗と負け越した。パ軍投手陣は地区S初戦で先発するシースが2試合で1勝、防御率3.38、ダルビッシュが3試合で1勝、防御率1.72、キングが4試合で2勝、防御率3.10といずれもド軍戦で黒星がない。また大谷はパ軍戦12試合で46打数15安打7打点1本塁打で打率.326、4盗塁。9月25、26日の対戦では2戦連続で決勝打を放った。

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◆ パドレスが2連勝でワイルドカードシリーズ突破 ドジャースが待つ地区シリーズへ進出

(MLB.jp)

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 日本時間10月3日、パドレスが1勝0敗と王手をかけて迎えたワイルドカードシリーズ第2戦は、パドレスが5対4で勝利。パドレスは2回にブレーブス先発のマックス・フリードから5点を奪って主導権を握ると、その後のブレーブスの反撃をしのいで5対4で逃げ切った。パドレスは2連勝スイープでワイルドカードシリーズを突破し、ドジャースが待つ地区シリーズへとコマを進める。

 

 第2戦はパドレスがジョー・マスグローブ、ブレーブスがマックス・フリードという好マッチアップでスタート。初回、ブレーブスは1番マイケル・ハリス2世の二塁打を足がかりに、犠牲フライで1点を先制する。しかし、2回、パドレスは9番カイル・ヒガシオカが連日の本塁打を放ち、試合を1対1の同点に。パドレスはその後もチャンスを拡大させ、二死満塁から4番マニー・マチャドが勝ち越しの2点タイムリー二塁打、続く5番ジャクソン・メリルが2点タイムリー三塁打を放ち、この回5得点を挙げた。

 

 パドレスの先発マスグローブは好投を続けていたが、4回二死の状況で負傷交代。球団はマスグローブは右肘の張りで交代したと発表した。急遽マウンドに上がった2番手ブライアン・ホーイングはホルヘ・ソレアにソロ本塁打を浴びたものの、4アウトを奪って降板。その後パドレスはジェレマイア・エストラーダ、タナー・スコットとつなぎ、ピンチを招きながらも決定打を許さない。しかし、8回に登板したジェイソン・アダムはハリス2世に2ラン本塁打を浴び、5対4と1点差に詰め寄られてしまう。

 

 1点差で9回を迎えたが、守護神ロベルト・スアレスがピシャリと抑え、パドレスは5対4で勝利。パドレスの松井裕樹、ダルビッシュ有ともにワイルドカードシリーズで登板機会はなかった。ただ、ダルビッシュはプレーオフの先発ローテの一員であり、早ければ地区シリーズの第2戦に先発するかもしれない。今シリーズで第3戦に予定されていたディラン・シースが地区シリーズ第1戦に先発可能なためだ。地区シリーズで対戦するドジャースは、第2戦に山本由伸を先発させることを発表しており、ここで日本人対決が実現するかもしれない。ドジャースとパドレスの地区シリーズは日本時間6日から始まる。

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◆ タイガースはいかにアストロズに下剋上したのか 名将ヒンチ監督の大胆な投手起用が結実

(MLB.JP)

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 日本時間10月3日、ア・リーグの第6シード・タイガースは、第3シード・アストロズをワイルドカードシリーズで撃破。アストロズの8年連続優勝決定シリーズ進出の望みを絶ち、第2シード・ガーディアンズが待つ地区シリーズへとコマを進めた。8月12日時点では借金8、プレーオフ圏内まで10ゲーム差、プレーオフ進出確率0.2%という状況からプレーオフ進出を成し遂げ、リーグ優勝本命のアストロズを撃破した“下剋上”を支えるのは、“ピッチング・カオス”と呼ばれる投手運用だ。

 “ピッチング・カオス”を説明するならば、リリーフ投手をフル活用し、オープナーやブルペンデーを多用する柔軟な投手起用法ということになるだろう。タイガースは7月末のトレードデッドラインでは売り手に回り、先発投手のジャック・フラハティをドジャースにトレード放出。それ以降、チームには正規の先発投手が、投手三冠に輝いたタリック・スクーバルしかほぼいないという状況になった。

 オープナーやブルペンデーを活用する球団は他にも多くあった。しかし、タイガースはシーズン最後の2ヶ月間でほとんどそれに頼り、目覚ましい成果を挙げた点で他とは一線を画すだろう。タイガースのブルペン陣は後半戦MLBダントツの345イニングを消化しながら、防御率3.00と優秀な数字を残した。一方でタイガースの先発投手陣が後半戦に投じたイニング数は242.1回でMLB最小ながら、防御率は3.32でMLB2位。先発・ブルペントータルで後半戦MLB1位の防御率3.31を記録しているのだ。対して、トレードで放出したフラハティらが健在だった前半戦のチーム防御率はMLB14位の3.97に過ぎない。

 この斬新な投手運用を可能にしているのは、名将AJ・ヒンチ監督の手腕だ。たいてい投手は先発にせよ、リリーフにせよ、固定された役割で起用されることを望むもの。しかし、タイガース投手陣はヒンチ監督による“何でもあり”の起用を受け入れている。第1戦ではセーブを挙げ、第2戦では5回一死からアストロズの上位打線5人を抑えた26歳のボー・ブリスキはこう語った。「いつ呼ばれるか分からないからカオスになることはあります。だから、とにかく準備を整えるようにしています。私がいつも自分に言い聞かせているのは、『自分の名前が呼ばれたのなら、それには理由があり、自分がその状況にふさわしい投手だと信じなければならない。登板して自分の仕事をする、それだけです。気負いすぎず、自分に代わる次の投手と(ヒンチ監督の)計画を信頼しよう』ということです。これはただのランダムではないんです。」

 ワイルドカードシリーズにおけるヒンチ監督の継投プランは、アストロズの2番カイル・タッカーと3番ヨーダン・アルバレスという2人の左打者を中心に組み立てられた。彼らの1巡目には、第1戦では8回に登板したセットアップのタイラー・ホートンをオープナーとして起用。このように徹底して左腕を当て続け、シリーズ通してタッカーとアルバレスは合わせて2打席しか右腕と対戦することはなく、14打数2安打と沈黙した。また、常にアストロズ打線の目先を変えるため、第2戦では7投手を起用し、誰も5アウト以上取ることはなかった。
 
 ヒンチ監督は2015年から2019年まではアストロズの監督として、現在のアストロズ王朝の黎明期を支えた。しかし、2020年シーズン前に持ち上がったサイン盗み疑惑で1年間の出場停止処分を受けてしまう。ヒンチはサイン盗みに反対の立場であったというが、処分明けを待たずしてアストロズから解雇された。当時は「二度と監督できるか分からない」と思っていたというヒンチに対し、処分明けの2021年にタイガースが手を差し伸べた。しかし、再建中のタイガースでは就任当初から3年連続負け越しを経験。それでも、今季ついに自らの手腕でタイガースをプレーオフに導き、古巣アストロズに対してアップセットを完遂してみせた。

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◆ 愛すべき「普通の男」大谷翔平といざ地区シリーズへ! ドジャースナイン証言で判明した〝秘顔〟

青池奈津子氏/東スポ)

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【元局アナ青池奈津子のメジャー通信・ポストシーズン特別編4】ドジャースの大谷翔平投手(30)と1年間接したドジャースナインが驚いているのは打球速度や本塁打の飛距離、勝負強さではない。日々のルーティンだ。メジャーの一流プレーヤーの想像を超えているという。その努力が7年目で初のポストシーズン(PS)進出で結実した。PS初登場となる地区シリーズは5日(日本時間6日)の本拠地ドジャー・スタジアムで開幕。相手はパドレス対ブレーブスの勝者だ。世界中の野球ファンがその瞬間を待っている。

 ムーキー・ベッツは大谷翔平投手のことをベッツ節で「スーパーパワーを持っている普通の男」と表現する。違う形で質問をしても「普通の家族を愛する男さ、スーパーパワーを持った」と(笑い)。

「人が考えるすごい野球選手のイメージを具現化したら、ショウヘイになる」と言ったのはクリス・テーラー。「毎晩見ていても彼の才能に驚くし、何とも言えない感謝の気持ちが生まれてくるんだ。すごい集中力。ワークエシック(仕事に対する姿勢)をいつでもオンにできる状態にありながら、日頃は気さくでひょうきんって、良いコンボでしょ」と普段は口ベタな彼が冗舌になった点が何よりもの賛辞だと思った。

「今季、チームメートとして日々接することで知った大谷の意外な一面や驚くこと」を尋ねると、実に多くの選手が「勤勉さ」「ワークエシック」「一貫性」という言葉を使う。

「彼ほどのスーパースターなんだよ? その彼が毎日必ず同じ姿勢でメニューをこなす。日によっては移動明けですごく疲れている時もある。僕らだって人間だ。それでも彼は毎日何一つ欠かさない。ヒジのリハビリまであって、ブルペンで50~60球投げた後で試合で2盗塁したりする。絶対疲れるでしょ。でも、決して自己管理を怠らない。それが僕には最も印象的なんだ」とはマックス・マンシー。

 大谷選手と仲がいいテオスカー・ヘルナンデスも「彼の勤勉さが一番印象的。試合に備え、うまくなるため、感覚をよくするため、全力を尽くし、集中し、献身的に取り組んでいる。162試合、毎日ずっと。他の選手ももちろん努力しているけど、彼ほど一貫性がある選手はいない」と脱帽する。

 クラブハウスで「ショウヘイ、ハグはどうだ? ハグはいらないか!?」と絡み、大谷選手に「ハハハ」と笑ってスルーされる場面を見せてくれたオースティン・バーンズでさえ、真っ先に挙げたのは「毎日の動きの一貫性」だった。

「聞いてはいたが、実際に見ることで別次元の感謝の気持ちが湧くんだ」と語った編成本部長アンドリュー・フリードマンの言葉の意味がより実感を得てくる。

 もちろん、その人柄も目を引くようだ。

 ギャビン・ラックスは「ユーモアのセンス! 全く予想外のジョークが毎日飛び出す。それも試合が始まると全く別のシリアスモードに一瞬で切り替わる。ゆったりとリラックスしている時の彼は本当に笑わせてくれるから一緒の時間をとても楽しんでいるよ」。チームの兄貴的存在であるミゲル・ロハスも「仲間としての彼の素晴らしさ。たとえ三振しようと本塁打を打とうと、彼は一番にベンチで大声を出して他のチームメートを応援している。次の打席に備え、ケージでの打撃練習へ行く前にいつだって仲間を応援してから。スーパースターで素朴な人間性のコンビネーションってなかなか難しいけど、彼もチームメートを思う普通の男」とたたえる。

 心に残ったのがウォーカー・ビューラーの見解だった。

「ドジャースでは野球殿堂入りするような才能あるスターたちと何人もプレーしてきたけど、ショウヘイは他の誰よりもプレッシャーを感じていないように見える。すごく不思議な表現に聞こえるかもしれないけど、彼は本質的にとても自由で、とてもハッピーで、子供のよう…。というか僕がプレーした他のすごい選手たちと比べ、ずっと野球を楽しんでいるように見えるんだ」

 そして、知ってか知らずか、最後のパンチラインが面白すぎた。

「ここまで才能があって成功している選手が(メディアに注目された)こういう雰囲気の中でアニメを読んでいたりすると、彼の無邪気さを感じるというか、毎日過ごしているからそういう一面に気づけた。えっ。あれ、漫画っていうの? とにかく彼は僕の周りにいたスーパースターたちとは違うんだ!」 (終わり) 

青池 奈津子

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 ■ NOTE

 

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