2024年9月8日

 

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 ■ 試合データ

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米国時間:2024年9月7日

日本時間:2024年9月8日(日曜日)

10時10分開始

ロサンゼルス・ドジャース

対クリーブランド・ガーディアンズ

@ドジャースタジアム

 

 

【MLB.JP 戦評】

 日本時間9月8日、ドジャースは初回の猛攻で首位ガーディアンズを退けて連敗をストップした。ドジャースは初回、ガーディアンズ先発のギャビン・ウィリアムズの乱調に漬け込み、打者1巡の猛攻で6点を先制。その後も終始試合のペースを握り、ドジャースは7対2で勝利した。ドジャースの大谷翔平は4打数無安打に終わっている。

 

 ドジャースは初回、一死から3連続四球で満塁のチャンスを作ると、5番トミー・エドマンのタイムリー二塁打、犠牲フライ、7番ミゲル・ロハスのタイムリー、8番アンディ・パヘスの10号2ランで6点を先制。2回にガーディアンズは7番レーン・トーマスの10号2ランが飛び出したが、得点はそれだけだった。さらに4回にもムーキー・ベッツの16号ソロで加点したドジャースは、7投手によるブルペンデーでガーディアンズ打線を封じ込め、7対2で勝利した。敗れた2位パドレスとの差は5ゲームに広がっている。

 

 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場。4打数無安打1三振に終わり、2試合ぶりの無安打を記録した。第1打席はショートゴロ、打者1巡して再び初回に回ってきた第2打席はセカンドゴロ、第3打席は空振り三振、第4打席はレフトライナーに終わった。直近7試合で打率.207と低迷し、今季の打率は.289、OPSは.986となっている。前人未到の「50-50」に向け、シーズンは残り20試合、残り5本塁打・4盗塁に迫っている。

 

 

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 ■ 今日の大谷翔平

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【スタメン】

1番DH

 

【出場成績/打者】

4打数 0安打 1三振

通算打率・289

OPS・986

 

◆第1打席:

(結果)ショートゴロ

(状況)1回無死走者なし

(投手)ギャビン・ウィリアムズ右

※初球156キロ真ん中直球を捉え右翼ポール際へ大きな当たり。大谷も本塁打かと一塁へ向かいはじめたがわずかに切れてファウル。カウント2-2から外角高め159キロ直球をたたきつけて高いバウンドの遊ゴロ。一塁到達3秒74もわずかに及ばずアウト。

 

 

◆第2打席:

(結果)セカンドゴロ

(状況)1回2死1塁

(投手)ペドロ・アビラ右

※1イニング2度目の打席。フルカウントから外角低め148キロ直球を打って二ゴロ。この回ドジャースは6点を奪ったが大谷は2つのアウト。

 

◆第3打席:

(結果)空振り三振

(状況)4回1死走者なし

(投手)スコット・バーロー右

※フルカウントから131キロ内角低めスライダー空振り三振。

 

◆第4打席:

(結果)レフトフライ

(状況)6回2死走者なし

(投手)エリック・サブロウスキー左

※カウント1-0から142キロ外角高め直球捉えたが左飛。『MLB Distance Tracker』によると、この打球は348フィート(飛距離106.0メートル)、角度42度。メジャー30球場のうち10球場ではホームランになっていた当たりだと報告。まさに”幻の46号弾”だったと伝えた。

 

 

【コメント】

なし

 

【NEWS】

◯ 大谷は試合前練習で2日連続でキャッチボールした。いつものように左翼付近でボールを投げ、キャッチボール後はブルペンに移動し、山本由伸のブルペン投球を見つめる姿もみられた。

 

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 ■ 試合情報

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【コメント】

デーブ・ロバーツ監督:

「良いところもあれば悪いところもあったが全体を通して良かった。緊張感あふれるイニングが多かった。今日は初回から救援投手を先発させる日(ブルペンデー)だったが、それぞれ勝つチャンスを与える投球をしてくれた」

 

ーー初回に10号を放つなど一挙6得点の猛攻に貢献したパヘスについて

「(降格前より)はるかに良い心構えができているように見える。彼は試合に出場している時は良かったが、欠場が続くと気落ちしているように見えた。良い心構えではなかった。マイナーで良いプレーをして、ここに良い状態で戻ってきて、結果も出て良かった」

 

ーーベッツの活躍について

「休養期間の長さから考えて最初から調子が良いことは想像していなかったが、彼はもうプレーオフモードに入っている。素晴らしい打撃、右翼で素晴らしい守備をしている。今夜は素晴らしかった。他の選手たちも、彼や翔平、フレディ(フリーマン)のプレーにならって良いプレーをしている」

 

ムーキー・ベッツ外野手:

ーーア・リーグ中地区首位のガーディアンズ相手に快勝した

「どこが相手でも初回に6点を取ることは試合に勝つ良い秘訣だ。我々はしっかり耐えた」

 

ーー左手骨折から復帰後、24試合で6本塁打、23打点の活躍を見せていることについて

「特に気にしていない。我々が試合に勝てばそれで十分。大事な時に勝たなければいけない」

 

ーーケガの影響で手に力が入りづらくなるか

「それはない。ベストを尽くせているし、最高の私自身を見せてうまくやれている」

 

ーー投手陣に故障者が増えていることについて

「我々全員が完全に健康かどうかは関係ないけど、短いイニングでつなぐ時に初回に大きなリードを奪うことは勝つための良い秘訣となる」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ ドジャース・大谷 右へ左へ惜し~い大飛球 4打数無安打2戦連発ならず チーム勝利でM15

柳原直之氏/スポニチ)

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 ドジャースの大谷翔平投手(30)は7日(日本時間8日)、ガーディアンズ戦で4打数無安打に終わった。前夜に45号を放ち、46盗塁と合わせてメジャー史上初の「45―45(45本塁打、45盗塁)」を達成してから一夜明けの一戦。2度にわたり大飛球を飛ばしたが、惜しくも2戦連発はならなかった。初回に6点を先制したチームは7―2で快勝。優勝マジックは2つ減って15となった。

 

 4万8690人の大観衆を、大谷がいきなり沸かせた。初回。先発右腕ウィリアムズが投じた初球の真ん中高め96・6マイル(約155・4キロ)直球をフルスイングした。

 

 「パーン!」という衝撃音が響いた飛距離十分の当たり。だが、わずかに右翼ポールの右に切れるファウルとなり、打球を見つめた大谷も悔しそうな表情を浮かべた。仕切り直しの打席は遊ゴロで、打者一巡6得点で巡ってきた第2打席は二ゴロ。今季初めて1イニングで2度アウトになる珍事となった。

 

 再びド軍ファンのため息を誘ったのは、6回だった。外角高めスライダーを逆方向にはじき返したが、フェンス手前で左翼手が捕球。打球飛距離348フィート(約106メートル)は、データサイト「ベースボール・サバント」によれば、全30球場中10球場で本塁打に認定される特大の左飛だった。

 

 今月3度目の無安打に終わったが、歴史的な道のりを歩む大谷に対戦相手も敬意を示す。ガーディアンズで大谷に続く「40本塁打、40盗塁」を視界に捉える「34本塁打、35盗塁」の三塁手ラミレスは「凄くリスペクトしている。彼がやっていることは信じられない」と目を丸くした。

 

 チームはア・リーグ中地区首位のガーディアンズに7―2で快勝し、前夜の借りを返した。デーブ・ロバーツ監督は「ムーキー(ベッツ)や翔平、フレディ(フリーマン)のプレーにならって他の選手たちも良いプレーをしている」と相乗効果を口にする。地区2位のパドレスが敗れて地区優勝マジックは15となり、残りは20試合。大谷は「50―50」の金字塔とともに、自身初の地区優勝、プレーオフ進出へ走り続ける。(柳原 直之)

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 ■ NOTE