2024年7月5日
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■ 試合データ
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米国時間:2024年7月4日
日本時間:2024年7月5日(金曜日)
10時10分開始
ロサンゼルス・ドジャース
対ダイヤモンド・バックス
@ドジャースタジアム
【MLB.JP 戦評】
日本時間7月5日、ドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでのダイヤモンドバックス3連戦の3戦目を迎え、9対3で敗北。シリーズを2勝1敗で負け越した。ダイヤモンドバックスはクリスチャン・ウォーカーに2本塁打が飛び出し、序盤までに4対0とリード。ドジャースは4回に3点を返したが、ダイヤモンドバックスの先発ザック・ギャレンとブルペン陣はそれ以上の反撃を許さず。追加点も入れてドジャースを9対3で振り切った。3回無失点に抑えたダイヤモンドバックスの2番手ジャスティン・マルティネスが3勝目。3被弾を浴びたドジャース先発ランドン・ナックが2敗目(1勝)を喫した。
ダイヤモンドバックスは初回、3番ジョク・ピーダーソンと4番クリスチャン・ウォーカーの連続本塁打でいきなり2点を先制。さらに3回にもウォーカーが22号2ランを放ってリードを広げた。第1・2戦も本塁打を放っていたウォーカーは“ドジャース・キラー”ぶりを今日も発揮。この日2本目の本塁打はドジャー・スタジアム通算19本目(42試合)となり、今季のドジャース戦9試合で9本目のアーチだった。ウォーカーはこのドジャース3連戦でナ・リーグ単独2位の22本まで本塁打を増やし、5本差で大谷翔平を追っている。
反撃したいドジャースは4回裏、一死満塁から内野ゴロの間にまず1点。さらに9番オースティン・バーンズがセンター前に落ちる2点タイムリーを放って1点差に。二死2塁の同点のチャンスで打席には大谷を迎えたが、ここは真ん中高めの4シームに見逃し三振に倒れた。ダイヤモンドバックスは5回からエースのザック・ギャレンを代え、2番手マルティネスに早めの継投。中1日で登板したマルティネスは3回無失点5奪三振の完璧なリリーフを見せ、その後のドジャース打線を封じた。
ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席は四球で出塁し、日本人選手2位となる通算107個目の盗塁を決めた。しかし、第2~4打席はギャレンとマルティネスの前に3三振。3打数3三振1四球で今日を終えた。大谷のシーズン成績は打率.316(ナ・リーグ2位に後退)、出塁率.399(ナ・リーグ4位に)、OPS1.035(ナ・リーグ1位)となっている。
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■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)
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【スタメン】
1番DH
【出場成績/打者】
3打数 0安打 3三振 1四球 1盗塁
通算打率・316
OPS1・035
◆第1打席:
(結果)四球
(状況)1回無死走者なし
(投手)ザック・ゲーレン右
※2点を先制された初回先頭は97マイル(約156キロ)前後のフォーシームと84マイル(約135キロ)前後のナックルカーブで揺さぶられたものの、フルカウントから四球を選んで出塁。続くT・ヘルナンデスの右前打で二塁に進み、二死後、5番ヘイワードの2球目に三盗に成功した。今季17個目で、メジャー通算103盗塁は松井稼頭央を抜き、日本選手単独2位になった。
◆第2打席:
(結果)空振り三振
(状況)3回無死走者なし
(投手)ザック・ゲーレン右
※カウント1―2からの4球目、内角ひざ元のナックルカーブに空振り三振。
◆第3打席:
(結果)見逃し三振
(状況)4回2死1塁→2塁
(投手)ザック・ゲーレン右
※2球で追い込まれた3球目に一走バーンズが二盗に成功。4球目は真ん中高めの94・4マイル(約151・9キロ)のフォーシームだったが、変化球待ちだったのか手が出ずに見逃し三振に倒れた。
◆第4打席:
(結果)空振り三振
(状況)7回無死走者なし
(投手)ジャスティン・マルティネス右
※2番手の右腕マルティネスと対戦。フルカウントからの6球目、内角低めの89・3マイル(約143・7キロ)のスライダーにバットは空を切った。
【コメント】
◯ なし
【NEWS情報】
◯ 大谷が日本時間5日に自身のインスタグラムを更新。4日に発表されたオールスター・ゲームのファン投票の結果を受け、ファンに感謝を伝えた。ナ・リーグの指名打者部門で最多票を獲得し4年連続4度目の選出となった大谷。大谷は"THANK YOU FOR VOTING"と書かれた自身の写真とともに「投票してくださった皆様、ありがとうございました!テキサスで会いましょう」と英語でコメントを寄せた。
◯ 独立記念日に合わせてドジャースが特別なキャップを着用した。現地時間4日は、1776年7月4日にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念し、「独立記念日」として祝日となっている。ドジャースはこの日に合わせて、白地に「LA」が星条旗柄にデザインされている帽子を着用した。大谷も、ベンチで時折被っている様子が見られた。
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■ 試合情報(ドジャース関連NEWS)
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【コメント】
デーブ・ロバーツ監督:
「明らかに打ち負けた。ブルペン陣に少し負担がかかってしまった。ダイヤモンドバックスは良いチーム。(先発した)ゲーレンも怪我から戻ってきた。攻撃面も準備ができている。本当に良い守備もする。いつも厳しいシリーズになる」
「(明日からのナ・リーグ中地区首位を独走するブルワーズとの3連戦に向け)明日はグラス(グラスノー)が先発。大きなシリーズになる」
トーリ・ロブロ監督:
「ナショナルリーグの監督をするのはとても名誉なことだから、(打順は)いろいろ考えてみたよ。(大谷の打順について)彼はたぶん1番か2番か3番に入ると思う。彼は初回でその試合にインパクトを与えるだろう」
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■ 注目記事&コラム
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◆ 大谷翔平、ホームランダービーへの出場を辞退 それが「投手・大谷」にとって当然だと言えるワケ
(丹羽政善氏/スポナビコラム)
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6月14日の当連載で、米スポーツ総合誌「スポーツ・イラストレイテッド」のジンクスについて触れた。
同誌の表紙を飾ることは名誉だが、その選手/チームは調子を落とす、あるいは怪我をするという、雑誌側にとってもアスリートにとっても不吉な例は、確かに存在する。
ドジャースでは、2012年5月23日発売号で特集が組まれ、その時点では30勝13敗だったものの、発売後の11試合で8敗を喫した。表紙で起用されたのはマット・ケンプ。彼はその後、左太もも裏の肉離れで、2ヶ月近く離脱した。
考えられる理由についても詳述したが、一方でスランプについて分析をすれば、その特集が出る頃にはそれを抜け出すことが少なくなく、それを「裏ジンクス」と位置づけたものの、今回、その一例を目の当たりにした。
前回、大谷翔平(ドジャース)が三冠王を取るとしたら、「インハイ」が課題ということをデータとともに示した。
その後、相手の攻めのパターンがやや変わり、早いカウントで投げてファールを打たせ、カウントを稼ぐというより、右投手なら速い球をインハイに投げて仕留めるーーというシーンを多く見かけるようになった。大谷が浅いカウントでインハイを見逃すようになったからか。
ところが、7月2日(現地時間、以下同)のダイヤモンドバックス戦では、インハイのスライダーを捉え、大谷は打球を右中間スタンドへ運んでいる。
それまで右投手に対するインハイの打率は.053。先週よりも下がっていた。捕手の構えは外角だったが、ジャスティン・マルティネスのスライダーはインハイへ。制球ミスとしては理想的だったものの、大谷はそれを完璧にとらえた。
昨年も実は、5月末まで右投手に対するインハイの打率は.182。しかし、ルーカス・ジオリト(現レッドソックス)のインハイを中堅スタンドに運んでから、インハイの打率は.543と跳ね上がった。今年もこの本塁打が、このコース攻略のきっかけとなるのかどうかーー。
データが示す大谷翔平の「明らかな不調」 たどり着いた“とてもシンプル”な結論とは?
ミゲル・カブレラ以来の「三冠王」戴冠へ 不振を脱した大谷翔平は“インハイ攻め”をどう克服するのか
ホームランダービーの負担
ただ、今回のテーマは打撃でも、7月3日に決まった4年連続オールスター出場についてでもなく「投手・大谷」について、である。
大谷は、今年もホームランダービー出場を見送った。
「話が来て、いろいろ話していた途中だったんですけど、(右肘の)リハビリもあるので、なかなかボリューム(運動量)も多いですし、今回はおそらく出ない方向で進むんじゃないかなとは思います」
今季30号目前。三冠王も視界に入る。ただ、昨年9月19日に2度目の右肘手術を受けたばかり。術式に関して公式な発表はないが、自身の腱を移植し、さらに人工靭帯で補強するハイブリッド手術ではないかとされ、それは回復が早いというデータがあるものの、術後1年も経っていない。これだけの活躍とリハビリ中の事実がリンクしないが、投手としての復帰は早くても来年の開幕なのである。
で、そのリハビリの進捗だが、ここまでは順調そのもの。ほぼ1日おきにキャッチボールを行い、球速も距離も順調に伸びている。
おそらく、予定通り来季開幕には投手として復帰できそうだが、以前のようなピッチングがいつ出来るのか、そもそも以前のレベルに戻れるかどうかは、別の話。特にチームメートで、大谷と同じ2度目のトミー・ジョン手術からの完全復帰を目指すウォーカー・ビューラーが苦しんでいるのを見ると、2度目のトミー・ジョン手術からの復帰のハードルの高さを現実として突きつけられる。
ウォーカーは5月6日に復帰。その後、8試合に先発したものの、1勝4敗、防御率5.84と不安定なピッチングが続いている。奪三振率は下がり、4シームの被打率は.378で過去ワースト。現在は右股関節の炎症で負傷者リスト入りしているが、離脱した理由が、股関節というより再調整という意味合いが強いことは、誰もが知るところだ。
球速は術前、術後でさほど変わらないが、4シームの配球比率が下がった。それに伴って投球スタイルも変わった。靭帯を痛める最大の原因は、変化球などではなく、4シームを投げるときの負荷が一番だということは広く知られているが、再発を防ぐために自分で配球比率を下げているのか、チームに指示をされているのか。いずれにしても、そこにもどかしさが透ける。
2度目のトミー・ジョン手術からの復帰
もっとも、ウォーカーは復帰しただけでも、まずは大きなハードルを超えたといえる。昨季終了後、2度目のトミー・ジョン手術を行った150選手について調査をしてみた。野手、ここ2年以内に2度目の手術を受けてリハビリ中の選手らを除外したところ、対象は119選手に絞られた。
ここから何人が同レベル(メジャーならメジャー。3Aなら3A)に復帰できたか調べてみたところ、復帰できたのは78人(65.5%)、復帰できなかったのは41人(34.5%)だった。119人のうち、メジャーリーガーは70人。復帰できたのは45人(64.3%)、復帰できなかったのは25人(35.7%)。
回数を問わない場合、トミー・ジョン手術からの復帰率(プロ全体)は、米野球記者兼アナリストのジョン・ロエジェルのまとめによれば約86%なので、2度目となるとやはりぐっと率が下がる。
では、復帰するだけではなく、ある程度活躍できたのかどうか? そこも調べてみた。すると、メジャーに復帰した45選手のうち、1シーズンで10試合以上登板し、ある程度実績を残した選手(ESTABLISHEDと定義)は33人。つまり、2度目の手術をした70人のうち、ESTABLISDEDにカテゴライズ出来るレベルに復帰できたのは47.1%に過ぎなかった(1度目は、米スポーツ有線局ESPNによると約67%)。メジャーへの復帰率は64.3%だったが、パフォーマンスまで回復する選手は5割に満たず、1シーズンで10試合登板することすら叶わず消える選手もいるーーというのが現実だ。
ただ、2015年以降に限れば、2度目の手術をしたメジャーリーガーは70人中28人で、そのうち19人がメジャーに復帰(67.9%)し、ESTABLISHEDレベルに復帰したのは15人(53.6%)とやや数値が改善している。このあたりは、手術技術の向上、症例が増えたことで、リハビリプログラムがより洗練された、という捉え方も出来る。
ドジャースでは大谷、ウォーカーの他に、ダスティン・メイも2度目(昨年7月)のトミー・ジョン手術からの復帰を目指している。大谷が受けたとされるハイブリッド手術に関してはまだデータも少ないが、ウォーカーの復帰は様々なことを示唆しており、話を大谷に置き換えるなら、投手としてのリハビリはまだまだ先が長く、2度目からの復帰はより慎重な対応が求められる。そのため、ホームランダービー欠場は当然の判断といえそうだ。
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◆ 大谷翔平、3三振の原因は“誤審”? 大きく外れるも…不可解な1球が物議「悔しい」
(Full-Count)
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ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「1番・指名打者」で出場。初回に四球で出塁したが、残りの3打席はすべて三振に倒れた。第2打席でボールにもみえた初球をストライクと判定されたことで、ファンは「これで狂いましたかね」などと反応している。
3回先頭で迎えた第2打席、エースのザック・ギャレン投手からの初球、外角へのナックルカーブがストライクと判定された。MLB公式HPでの1球速報では、9分割されたストライクゾーンからは大きく外れていた。大谷はその後、追い込まれてから低めへのナックルカーブで空振り三振に仕留められた。
その後も3-4の4回2死二塁の好機では見逃し三振。7回先頭で迎えた第4打席ではジャスティン・マルティネス投手と対戦し、フルカウントからスライダーを空振り三振。6月30日(同7月1日)の敵地・ジャイアンツ戦以来、今季5度目の1試合3三振となった。
大谷の“珍しい”3三振に、SNS上でもファンは「凄いとこストライク判定されたね」「これで狂いましたかね」「初球あんな球をストライク判定されたら不利すぎますよね」「負のスパイラルに陥るからやめて欲しいんですよね」「かすってもないですからね」「こう言うのが続くとボールに手を出し調子を崩す元ですね」「球審の質」「悔しい」と納得がいかない様子だった。
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◆ フジ 港社長が大谷新居報道を改めて謝罪「ご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っております」
(スポニチ)
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フジテレビは5日、東京・台場の同局で定例社長会見を行った。ドジャースの大谷翔平選手(30)の新居報道について、港浩一社長は「フジテレビの報道により、大谷選手とその家族、代理人をはじめとする関係者にご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っております」と謝罪した。
「新居に多くの観光客や地元の方が訪れる状況が発生しているということですので、今週、放送やホームページ上で視聴者の皆様に大谷選手の自宅をはじめ、プライベートな空間を訪れることはお控えいただくようお願いいたしました」と続け、「なお、一部メディアでフジテレビがドジャースの取材パスを凍結されたと報じられておりますが、当社が取材パスを失い、ドジャースの取材ができなくなったという事実はなく、適切な取材を心がけながら、現在も取材を続けています」とした。
また、小林毅専務取締役は「今回の件に関しましては、大谷選手サイドとはさまざまなやりとりをしております。詳細な中身については控えさせていただきますが、そういうやりとりがありました」と大谷サイドとのやりとりがあったことを明かした。謝罪に至った経緯については「今回の放送につきましては、我々が報道したことが1つのきっかけになって、観光客、地元の方がご自宅周辺に訪れるという、周辺を含めて迷惑かけたと。その結果に対して、我々としても何らかの意思表示をしなければならないと判断した結果」と説明した。
フジテレビは6月21日、大谷の新居購入の報道をめぐり同局がドジャースの取材パスを凍結されたとする一部報道について、スポニチ本紙の取材に「フジテレビが取材パスを失いドジャースの取材ができなくなったという事実はない」と回答していた。
問題の発端は、大谷が米ロサンゼルスで購入した12億円の豪邸についてフジなどが詳細に放送したこと。これに大谷側が激怒し、ドジャースが取材パスを凍結したなどと一部週刊誌で伝えられた。この報道が出た後もフジがドジャース戦などの映像を放送していることについて、SNSでは疑問視する声が上がっていた。
大谷側が新居の詳細報道に激怒したのは事実で、同局は「大谷翔平選手と関係者の皆様にご迷惑をかけ、不快な思いを抱かせたことを大変申し訳なく思っています」と謝罪。「今後、適切な取材を心掛けていきます」としていた。
3日放送の情報番組「Live News イット!」(月~金曜後3・45)、4日放送の朝の情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)などでも新居報道については謝罪していた。その後、それぞれの公式サイトを更新し、謝罪文を掲載した。
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