2024年7月1日

 

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 ■ 試合データ

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米国時間:2024年6月30日

日本時間:2024年7月1日(月曜日)

5時05分開始

ロサンゼルス・ドジャース

対サンフランシスコ・ジャイアンツ

@オラクル・パーク

 

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【MLB.JP 戦評】

 日本時間7月1日、ドジャースは敵地オラクル・パークでのジャイアンツ3連戦の最終戦を迎え、4対10で大敗。先発のジェームス・パクストンがジャイアンツ打線に打ち込まれて大炎上し、同地区対決3連戦を1勝2敗の負け越しで終えた。メジャー初先発となったジャイアンツのスペンサー・ビベンスは5回4安打1失点の好投で2勝目(1敗)をマーク。ドジャース先発のパクストンは4回12安打9失点とめった打ちを食らって2敗目(7勝)を喫した。

 初回にマット・チャップマンの犠飛で先制されたドジャースは、先発のパクストンがジャイアンツ打線の勢いを止められず、2回裏にホルヘ・ソレアのタイムリー二塁打などで2失点。3回裏にデービッド・ビヤーのタイムリー二塁打で4点目を奪われると、4回裏にはエリオット・ラモスとパトリック・ベイリーの連続タイムリー二塁打、チャップマンの11号2ランで0対9と一気にリードを広げられた。5回表にクリス・テイラーが2号ソロを放ち、7回表にもテイラーのタイムリー二塁打で1点を返したが、ジャイアンツは8回裏にベイリーのタイムリー二塁打でダメ押しの10点目。9回表にオースティン・バーンズが2点タイムリー二塁打を放ったが、ドジャースは4対10で大敗した。

 ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場したが、5打数ノーヒット。初回の第1打席はファーストゴロ、3回表の第2打席は空振り三振、5回表の第3打席も空振り三振、8回表の第4打席はライトフライ、9回表の第5打席はまたしても空振り三振に倒れた。連続試合安打は4、連続試合出塁も14でストップし、今季の打撃成績は打率.316、OPS1.034となっている。

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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【スタメン】

1番DH

 

【出場成績/打者】

5打数 0安打 3三振

通算打率・316

OPS1・034

 

◆第1打席:

(結果)ファーストゴロ

(状況)1回無死走者なし

(投手)スペンサー・ビブンズ右

※先発はスペンサー・ビブンズ投手(30)。今季メジャーデビューした右腕で、この試合までの5登板(1勝1敗、防御率3・00)はいずれも救援登板、メジャー初先発で、大谷は初対戦。初回先頭の1打席目は、カウント1―1から内角の直球をはじき返したが一ゴロ。

 

◆第2打席:

(結果)空振り三振

(状況)3回2死2塁

(投手)スペンサー・ビブンズ右

※3点を追う3回2死二塁の2打席目は、内角高めの直球に空振り三振に倒れた。

 

 

◆第3打席:

(結果)空振り三振

(状況)5回2死2塁

(投手)スペンサー・ビブンズ右

※1―9と大量リードされた5回2死二塁の3打席目は内角低めのスイーパーに手が出て3球で空振り三振。ビブンズは8点差にもかかわらず大きなガッツポーズを見せた。

 

◆第4打席:

(結果)ライトフライ

(状況)8回無死走者なし

(投手)ランデン・ロウプ右

※カウント1―1からチェンジアップにタイミングを外されて浅い飛球を打ち上げた。

 

◆第5打席:

(結果)空振り三振

(状況)9回2死2塁

(投手)タイラー・ロジャーズ右

※カウント1―2から内角スライダーに空振り三振。最後の打者となった。

 

【コメント】

なし

 

【NEWS情報】

◯ 試合前にはキャッチボールを最長約25メートルの距離で68球して調整した大谷。キャッチボール中にはロバーツ監督が近づいて談笑し、様子を見守るシーンもあった。キャッチボール中には投げたボールが大きくそれてファウルグラウンドのネットに直撃。キャッチボールを終えると、その近くにいたジャイアンツファンの少年のところまでわざわざ歩き、使っていたボールにサインをしてプレゼントする神対応も見せていた。

 

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 ■ 試合情報(ドジャース関連NEWS)

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【コメント】

デーブ・ロバーツ監督:

「(ビブンズを打ち崩せなかったが)翔平を2回三振に取ったんだから、僕だってああいうふうに(ガッツポーズを)するかもしれない。攻撃陣は少し焦りすぎたと思う。これまで見たことがない投手。圧倒的な球はなかったと思うが、引っかけたゴロの打球が多く、アウトを与えてしまった。試合のスコアは明らか。良い投球だった。我々はこれから良い野球をするしかない」

「(炎上したパクストンについて)今日は調子が良くなかったと思う。ジャイアンツは明らかに攻撃的なチーム。高めのゾーンを狙われ、打ち損じをしなかった。カーブもストライクゾーンに集まってしまった。しかし、ブルペン陣は良かった。ピーターソンが2イニングを投げ、その次のラミレスも良い投球だった。3連戦の負け越しは良い気分ではないが、彼らが次のカードで勝つチャンスを与えてくれたと思う」

 

「(ここまでの先発陣の評価について)山本が負傷して以来、グッドだが、グレートというわけではない。先発投手が好投した試合もあったがそうでない試合もあった。つまり、一貫性がないといえる」

 

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 ■ 球界情報

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ギャレット・クロシェット投手:

◯ ドジャースがホワイトソックスにクロシェットのトレードを打診したが、断られたと6月30日、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が伝えた。クロシェットは6月24日のドジャース戦に先発。大谷を空振り三振、遊ゴロ、見逃し三振に仕留めるなど、6回5安打無失点の好投を披露していた。ドジャースのトレード候補として名前が上がっていたが、ナイチンゲール記者は「ドジャースはギャレット・クロシェット獲得に向けてホワイトソックスにすでにオファーをするも、すぐに拒否された」と報じた。

 

ルイス・レンヒーフォ内野手:

◯ エンゼルスのレンヒーフォが絶好調。6月30日の本拠地・タイガース戦で3打数1安打。打率.317でかつての同僚、大谷を抜き両リーグトップに立った。「2番・二塁」で出場し、6回の第3打席で左二塁打。4試合連続安打をマークした。5月上旬に10日間のIL(負傷者リスト)から復帰し、26日の試合で規定打席に到達。27日にはア・リーグで打率1位に浮上していた。この日、試合前の時点で.321で打率メジャートップに立っていた大谷が5打数無安打に終わった。ヤンキースのアーロン・ジャッジは2安打を放ち.316まで上昇。一時はレンヒーフォを上回っていたが、最終的には2人を抜き.317でメジャートップに立った。
 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平 前日「ナメンナヨ!」と発した米古参記者に報復?“いたずらモード”発動しニヤリ

(スポニチ)

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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が30日(日本時間7月1日)、敵地でのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。2三振を含む5打数無安打に倒れ、連続試合安打が4で止まった。6月最終戦は快音なしに終わったが、6月は12本塁打、24打点をマークし、日本選手最多通算5度目の月間MVP受賞が有力な情勢だ。チームは4―10と今季3度目の2桁失点で完敗した。

 この日はメジャー初先発のジャイアンツの右腕ビブンズに封じ込まれた。初回は一ゴロに打ち取られると、第2、3打席は連続三振。8回は前日に続く、2戦連発、日本選手初のスプラッシュヒットが期待されたが、この日は3番手ループにチェンジアップでタイミングを外されて右飛に倒れた。

 チームは9回に打線がつながって2点を返し、なおも2死二塁で大谷に第5打席が回ったが、下手投げ右腕のテイラー・ロジャースの前にこの日3個目の空振り三振。今季4度目の1試合3三振を喫し、最後の打者となった。

 チームは先発パクストンが4回12安打9失点と炎上。打線はテイラーがソロ本塁打を含む2打点を気を吐いたが、序盤の失点が重くのしかかった。

 試合後、大谷はクラブハウスのロッカーでタブレットで動画を確認。この日の打撃映像かは定かではないが、真剣な表情でタブレットを見入った。その後は地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」の取材歴22年の古参記者ビル・プランケット氏にすれ違いざまにわざとぶつかり、プランケット氏が日本語で「スミマセン!スミマセン!」と謝ると、にやりと笑った。

 前日はプランケット氏から「ハヤク!モットハヤク!」と得意の日本語で着替えを急かされると大谷は「あ!?」と笑って対応。同記者が冗談交じりに「ナメンナヨ!」とさらに日本語でたたみかけると、大谷は「Bad word.(悪い言葉だ)」と一蹴するやりとりがあった。

 大谷は前日の3回には右腕ハワードのスライダーを捉え、中越えに26号ソロ。ナ・リーグ本塁打王争いで2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけ、メジャー通算500打点にもあと1、通算200本塁打はあと3に迫っていた。

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 ■ NOTE