2024年6月30日

 

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 ■ 試合データ

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米国時間:2024年6月29日

日本時間:2024年6月30日(日曜日)

8時15分開始

ロサンゼルス・ドジャース

対サンフランシスコ・ジャイアンツ

@オラクル・パーク

 

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【MLB.JP 戦評】

 日本時間6月30日、ドジャースは敵地オラクル・パークでのジャイアンツ3連戦の2戦目を迎え、延長タイブレークまでもつれた熱戦の末に14対7で勝利。同地区対決3連戦は2戦目を終えて1勝1敗となった。ドジャース8番手のダニエル・ハドソンは1点のリードを守れなかったが、味方打線が11回表に勝ち越したため5勝目(1敗)をマーク。ジャイアンツ7番手のショーン・ジェリーは2回8失点(自責点6)と踏ん張れず、2敗目(3勝)を喫した。

 

 初回に先制されたドジャースは、2回表にミゲル・ロハスのタイムリーで追いつき、3回表に大谷翔平の26号ソロで勝ち越しに成功。ところが、先発のタイラー・グラスナウが3回裏に一挙4点を失い、2対5とリードされた。直後の4回表に3本のタイムリーなどで4点を奪い、6対5と逆転したが、5回裏にブレット・ワイズリーのタイムリーで追いつかれ、試合は6対6のまま延長タイブレークへ。10回表にドジャースがロハスのタイムリーで勝ち越すと、その裏にジャイアンツもデービッド・ビヤーのタイムリー二塁打で追いついたが、11回表にドジャースが集中打で一挙7点を奪い、14対7で延長戦を制した。

 

 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席は空振り三振に倒れたが、3回表の第2打席で2試合ぶりの一発となる26号ソロを放った。4回表の第3打席は四球を選び、6回表の第4打席はレフトフライで凡退。9回表の第5打席は再び空振り三振に倒れ、11回表の第6打席は申告敬遠で歩かされて4打数1安打1打点2四球2三振だった。連続試合安打を4、連続試合出塁を14に伸ばし、今季の打撃成績は打率.321、出塁率.405、OPS1.050となっている。

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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【スタメン】

1番DH

 

【出場成績/打者】

4打数 1安打 1打点 2得点 2三振 2四球 1本塁打(26号)

通算打率・321

OPS1・050

 

◆第1打席:

(結果)空振り三振

(状況)1回無死走者なし

(投手)エリック・ミラー左

※この日のジャイアンツはブルペンデーで、第1打席は左腕ミラーのスライダーの前に空振り三振。

 

◆第2打席:

(結果)ホームラン

(状況)3回1死走者なし

(投手)スペンサー・ハワード右

※ハワードの真ん中高めに入ってきた6球目のスライダーを叩くと、打球は高々とセンター方向に上がり、バックスクリーンに消えていった。飛距離125・5メートル、打球速度177キロ。2試合ぶりの26号となり、この時点でリーグ2位のオズナ(ブレーブス)に5本差をつけた。打率3割2分3厘で首位打者、打点もトップのオズナに5差に迫り、3冠ペースで打ちまくっている。直近12戦で9本塁打を放ち、6月は12本目。46本塁打を放った2021年が月間13本、44本塁打の昨季が15本と〝ミスタージューン〟ぶりを発揮しており、通算500打点まであと1とした。

 

 

 

 

◆第3打席:

(結果)四球

(状況)4回2死1、3塁

(投手)スペンサー・ハワード右

※1点を追いかける4回、二死一、三塁のチャンスだったが、四球で歩いた。

 

◆第4打席:

(結果)レフトフライ

(状況)6回2死走者なし

(投手)テーラー・ロジャーズ左

※シンカーを捉えたがレフトフライに倒れた。

 

◆第5打席:

(結果)空振り三振

(状況)9回無死走者なし

(投手)カミロ・ドバル右

※同点の9回無死、剛腕クローザーのドバルと対戦。100マイル(約161キロ)を超えるカットボールで追い込まれると、内角に食い込むスライダーで空振り三振に倒れた。

 

◆第6打席:

(結果)申告敬遠

(状況)11回無死2塁

(投手)ショーン・ジェレ右

※延長11回タイブレークの無死二塁で申告敬遠で出塁。続く2番スミスの勝ち越し2点適時二塁打でホームにかえった。

 

【コメント】

なし

 

【NEWS情報】

◯ 敵地ジャイアンツ戦でバックスクリーンに26号ソロを叩き込んだ。いつもファンがゲットするために殺到する大谷の本塁打球はバックスクリーンのネット上で弾み、ジャイアンツ側の無人のブルペンへ落下。ブルペンの真裏は一般客が利用できるダイニングバーになっているが、大谷の本塁打球は誰の手にも渡ることなくガラス越しに無造作に転がった。担当の警備員は「複数のバーの客がボールを欲しがったが私には権限がないのでどうすることもできない」と語り、7、8人の男女のグループでダイニングバーを利用中のジャイアンツファンも「本塁打球をもらったら売らずに家に飾りたかったけど仕方ないね」と嘆いていた。

 

 

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 ■ 試合情報(ドジャース関連NEWS)

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【コメント】

デーブ・ロバーツ監督:

「翔平はホームラン打ったのか? 昨日じゃなかった? 今日だっけ? グレートだったね」

 

「彼が中堅方向にボールを飛ばす時は絶好調だ。また、別の連続記録が始まるね」

 

「(延長10回に内野5人シフトを採用した理由に)どれくらい前かは分からない。私が好んで使う戦略ではないが、状況を考えるとちょうどいいタイミングだと思った」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平 米記者からの「ナメンナヨ!」に「Bad word」と一蹴 アメリカンジョークに笑顔で対応

(スポニチ)

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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が29日(日本時間30日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で球団歴代3位タイとなる6月12本目の本塁打となる26号ソロを放った。タイラー・グラスノー投手(30)が登板時は17試合で7発目で、3回5失点で降板した乱調のエース右腕を援護した。チームは延長10回に1死満塁で内野5人シフトを敷くなど、デーブ・ロバーツ監督(51)が執念の采配で同点止まりで切り抜けた。大谷は延長11回に申告敬遠で好機を拡大して大量7得点につなげ、今季最長3時間45分の死闘を制して勝利に貢献した。

 

 ドジャースは延長10回にロハスの適時打で勝ち越したが、その裏に同点とされ、なおも1死満塁のピンチ。ここでロバーツ監督が中堅のテイラーを一、二塁間に移動させて一、二塁間を3人で守る5人シフトを採用。ここで8番手ハドソンがピンチを切り抜けた。

 

 無死二塁でスタートする延長11回は、先頭の大谷が申告敬遠で歩かされたが、その後スミス、フリーマンの連打、テイラーの適時打などで7点を勝ち越した。

 

 試合後、デーブ・ロバーツ監督はわずか半年で球団の歴史を塗り替え続ける大谷に活躍を称賛。今季最長3時間45分の死闘を終えたばかりとあり「翔平は今夜本塁打を打った?昨日じゃなかったっけ?(笑い)」と冗談を交えつつ「素晴らしかったよね。彼は左中間、右中間とフィールドを広く使った打撃ができる。きょうはストライクゾーンの球をしっかり打ち上げていた。センター方向に打って、彼は再び打点を挙げたから、次の連続試合記録がスタートできるね」と称えた。

 

 大谷は試合後にクラブハウス内のロッカーで着替えていると、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」の古参記者ビル・プランケット氏に「ハヤク-!モットハヤク!」と得意の日本語で急かされると「あ!?」と笑って対応。同記者が冗談交じりに「ナメンナヨ!」とさらに日本語でたたみかけると、大谷は「Bad word.(悪い言葉だ)」と一蹴。大谷は最後は報道陣に向けて「See you guys!(みんなまたね)」と英語であいさつし、帰路に就いた。

 

 ジャイアンツはこの日はブルペンデー。初回は左腕ミラーの前に空振り三振に倒れたが、右腕ハワードと対戦した第2打席で大谷のバットがさく裂した。1―1の3回1死走者なし。カウント1―2と追い込まれたが、6球目の甘く入ったスライダーを強振。打球速度109.7マイル(約176.5キロ)、35度の角度で中堅方向へ伸びた打球は412フィート(約125.5メートル)地点で弾んだ。日本選手初のスプラッシュヒットはならなかったが、これでメジャー通算197本塁打とし、節目の200本塁打まであと3。本塁打ペースはこれで自己最多を更新する50発ペースとなった

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 ■ NOTE

 

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