2024年5月9日

 

-------------------------------------------------------------

 ■ 試合データ

-------------------------------------------------------------

 

米国時間:2024年5月8日

日本時間:2024年5月9日(木曜日)

4時10分開始

ロサンゼルス・ドジャース

対フロリダ・マーリンズ

@ドジャースタジアム

 

image

 

【MLB.JP 戦評】

 日本時間5月9日、6連勝中のドジャースは本拠地ドジャー・スタジアムでのマーリンズ3連戦の最終戦を迎え、3対1で勝利。わずか1時間55分で終了したスピーディな試合を制し、連勝を7に伸ばした。ドジャース先発のギャビン・ストーンが7回6安打1失点の好投で3勝目(1敗)を挙げ、3番手のダニエル・ハドソンは2セーブ目を記録。マーリンズ先発のライアン・ウェザースは6回5安打3失点と試合を作ったが、打線の援護に恵まれず、4敗目(2勝)を喫した。

 ドジャースは1回裏二死からフレディ・フリーマンがヒットで出塁すると、ボークと暴投で三塁まで進み、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーで先制のホームイン。先発のストーンが4回表先頭のブライアン・デラクルーズに8号ソロを浴び、1対1の同点に追いつかれたが、6回裏二死からフリーマンが二塁打を放ってチャンスメイクし、ヘルナンデスの10号2ランで勝ち越しに成功した。ストーンは7回6安打1失点の好投を見せ、2番手のマイケル・グローブと3番手のハドソンが各1イニングを三者凡退に抑えて3対1で勝利。ドジャースは5試合連続で2時間25分以内となったが、これは1980年以来42年ぶりのことである。

 ドジャースの大谷翔平は定位置の「2番・DH」でスタメン出場。見逃し三振、空振り三振、レフトライナー、レフトへのファウルフライで4打数ノーヒットに終わり、今季初めて2試合連続でヒットが出なかった。連続試合出塁は7でストップし、今季の打撃成績は打率.355、出塁率.425、OPS1.103となっている。

 

image

 

-------------------------------------------------------------

 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

-------------------------------------------------------------

 

【スタメン】

2番DH

 

【出場成績/打者】

4打数 0安打 2三振

通算打率・355

OPS1・103

 

◆第1打席:

(結果)見逃す三振

(状況)1回1死走者なし

(投手)ライアン・ウェザーズ左

※3ボール1ストライクからの5球目、低め直球を自信を持って見逃し、四球と確信して一塁に歩を進めようとしたが球審がストライク判定。これでフルカウントになると、6球目の外角直球もストライクのコール。見逃し三振に倒れると、球場からは球審へのブーイングが沸き起こった。

 

◆第2打席:

(結果)空振り三振

(状況)3回2死走者なし

(投手)ライアン・ウェザーズ左

※1ボール2ストライクからの4球目、相手先発・ウェザーズの外角スイーパーにバットが空を切り、空振り三振。NHK BSで解説を務めた岩村明憲氏は「大谷選手をもってしても打つ球がなかった」と相手左腕を称え、切り替えを強調。

 

◆第3打席:

(結果)レフトライナー

(状況)6回1死走者なし

(投手)ライアン・ウェザーズ左

※フルカウントからの8球目、真ん中付近の直球を強振し、鋭い打球を放ったが左直に倒れた。

 

◆第4打席:

(結果)レフトフライ

(状況)8回1死1塁

(投手)アンドリュー・ナルディ左

※3番手左腕に左邪飛。2つの空振りなどでカウント2―2と追い込まれた後、外角高めに外れる直球を高々と打ち上げた。

 

 

【コメント】

なし

 

【NEWS情報】

◯ 大谷が公式戦で着用し、MLBの公式サイトでオークションにかけられていた「実使用ユニホーム」が米国東部時間の8日午後11時(日本時間9日正午)に入札期限を迎え、10万500ドル(約1558万円)の超高額で落札された。ユニホームは今月2日(日本時間3日)にチームの公式慈善団体「ロサンゼルス・ドジャース基金(LADF)」が行ったチャリティーイベント「ブルーダイヤモンド・ガラ」で出品されたもの。4月13日(同14日)、ドジャースタジアムでのパドレス戦で着用したもので、右胸から腹のあたりにかけて土が付着している。大谷はこの試合、中犠飛で1打点を記録し、チームも5-2で勝利を収めている。

 

-------------------------------------------------------------

 ■ 試合情報(ドジャース関連NEWS)

-------------------------------------------------------------

 

【コメント】

デーブ・ロバーツ監督:

ーー少し前にイッペイ・ミズハラが銀行詐欺の件で罪状を認めたけど、それについての見解は?
「通訳の状況については私は知らなかった。コメントできない。これで終わりがより近くなることを願う。それで我々が(水原問題から)前進できるようになる」

 

-------------------------------------------------------------

 ■ 球界情報

-------------------------------------------------------------

 

ジャンカルト・スタントン選手:

◯ ヤンキースのスタントンが8日、本拠でのアストロズ戦で“爆速アーチ”を放った。「5番・DH」で先発出場したスタントンは、3回1死の第2打席でアストロズ先発・アリゲッティのカーブをフルスイング。弾丸ライナーの打球はあっというまに左翼ポール際の観客席へ着弾し、8号ソロとなった。この一発は、本塁打では今季メジャー最速となる119・9マイル(約192・9キロ)を計測。前日の同戦でも5回に打球速度118・8マイル(約191・2キロ)の高速アーチを放ち、大谷が4月23日のナショナルズ戦で放った118・7マイル(約191キロ)の6号ソロを上回り、今季メジャー最速を記録したばかりだが、わずか1日で自ら最速を塗り替えた。

 

水原一平氏:

◯ 大谷の元通訳で、銀行口座から1600万ドル(約25億2700万円)以上を不正送金したとして、銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者が、有罪を認めることに同意したと8日、米メディアが報じた。米スポーツ専門局「ESPN」は同容疑者が銀行詐欺に加え、虚偽の納税申告書を提出した容疑でも有罪を認めると報道。司法取引によると、水原容疑者は大谷に対して全額、つまり1697万5010ドル(約26億円)の賠償金を支払う必要があるとしている。両容疑での最高刑は合計で懲役33年、罰金125万ドルとなるが、司法取引により、検察は減刑する見通しとした。また、同容疑者の罪状認否は当初予定されていた9日から、14日に延期された。

 

-------------------------------------------------------------

 ■ 注目記事&コラム

-------------------------------------------------------------

 

◆ “水原問題”に関する質問を物理的シャットアウト ドジャースが行った普段と異なる試合後対応

(情報:スポーツ報知)

###

ドジャース・大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)が銀行詐欺などの容疑を認め、有罪答弁の司法取引が成立したと米連邦検察が8日(日本時間9日)、発表した。

 

 この発表はドジャースが本拠地でマーリンズと戦っている最中に行われた。試合後、ロバーツ監督の会見では米メディアから水原容疑者に関する質問があったが「私は通訳の状況について認識していなかった。だからコメントできることは何もない。私はこれが収束に向かい、みんなが前に進めたらいいと願っている」と話すにとどめた。

 

 ここまでは普段と変わらない流れだったが、この後6回に10号決勝2ランを放ったT・ヘルナンデス、7回6安打1失点の好投で3勝目を挙げたストーンの取材もインタビュールームで行われた。本来、選手の取材はクラブハウスで行われるが、この日ばかりは解放されず。最終的に報道陣も立ち入りが許されたが、その頃には大谷ら選手はほとんど帰っており、もぬけの殻となっていた。“水原問題”に関する質問をシャットアウトするためだったとみられる。

 

 水原容疑者はこの日までに違法スポーツ賭博のため大谷の口座から約1700万ドル(約26億4000万円)を不正送金したことを認め、虚偽の納税申告書を作成し、約410万ドル(約6億3700万円)の所得を申告していなかった罪も認めた。エストラーダ連邦検察官は「この被告の詐欺と窃盗の規模は甚大だ。彼は信頼される立場を利用して大谷氏を利用し、危険なギャンブル癖を助長した。正義の鉄ついを下すことに全力を尽くす」と述べている。

###

 

◆ 撮ってるこちらも思わずジ~ン 大谷6号ソロで見せた目に光るもの

菅敏氏/情報:日刊スポーツ)

###

 新天地ドジャースでますます目が離せない大谷翔平。彼の「魅せる」特別な瞬間や表情を、カンビンことニッカンスポーツ・カメラマン菅敏(すが・さとし)が選りすぐりの写真とともにその舞台裏を語る。

 ◇   ◇   ◇

 4月23日、ワシントンD.C.でのナショナルズ戦での出来事です。9回に大谷さんが放った打球は、誰もが「入った!」と確信できる一発でした。バットの芯をとらえたボールの音が、スタジアムに響き渡ります。ボールの行方を確認し、ゆっくりと歩き出しダイヤモンドを1周しました。

 ホームに戻り、左右に体を揺らしながらベンチへ帰る翔平さんは満面の笑みです。ドジャースベンチ側三塁カメラマン席で撮影する私からもチームメートから祝福される姿がよく見えました。するとそのシーンの最後に一瞬、目に光るものが見えました。私も写真を見返し、送りながら思わずジーンときてしまいましたが、この感極まった真意はいったい何だったのかは、残念ながら分かりません。ただ、一流選手の最高のパフォーマンスというものは、多くの人の心を揺さぶり震わせるものなんだと改めて感じた一日でした。【カメラマン・菅敏】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「カンビンのWEEKLY SHO!Time!!」)

###

 

◆ 大谷翔平 妻・真美子さんが水原の詐欺事件後に義母へ漏らしていた「不安」

(情報:女性自身)

###

「まだシーズン始まって間もないので本当にキツくなるのはこれからかなと思います。生活のリズムとか徐々にできていると思うので、もっと慣れてくれば、またやりやすかったりするのかなと思います」

 

5月3日(日本時間)、ドジャースの大谷翔平選手(29)は本拠地ドジャー・スタジアムで行われたチャリティイベント「ブルーダイヤモンド・ガラ」に妻・真美子さん(27)と出席。新婚生活を笑顔で語った大谷と真美子さんの左手薬指には結婚指輪が輝いていた。

 

7日には3試合連続となる11号ホームランを放った絶好調の大谷。“愛の力”が発揮されているようだ。

 

「夫婦円満なのは、真美子さんと義母・加代子さんの絆が“水原事件”を機に深まっていることも大きいようです」(スポーツ紙記者)

 

今年は5月12日となる母の日はメジャーリーグでは毎年、関連のイベントが行われている。

 

「昨年の『MLB』公式インスタグラムでは、4歳の大谷選手と母・加代子さんのツーショットが投稿され、反響を呼びました。その日の試合は大谷選手も母の日をイメージしたピンクの手袋と肘当て、スパイクのひもを着用し打席に立っていました」(前出・スポーツ紙記者)

 

大谷の結婚発表は2月29日だった。その2週間後、3月15日からの韓国遠征時に妻・真美子さんを初めてお披露目したのだが――。

 

「その直後、水原一平容疑者が違法賭博でドジャースを解雇されました。翌日、観客席には全力で応援する大谷選手の両親と真美子さんの姿が目撃されています。もっとも信頼していた“親友”に裏切られた大谷選手を今後、どう支えたらいいのか。真美子さんは加代子さんに助言を求めたと聞きました」(前出・スポーツ紙記者)

 

水原容疑者の銀行詐欺事件を機に真美子さんは遠く離れた義母に定期的に連絡するようになったという。在米ジャーナリストは言う。

 

「真美子さんは水原容疑者が突然いなくなり、“米国でひとりで彼をサポートできる自信がない”といった不安をふと漏らしたそうです。それに対して加代子さんは“あなたなら絶対大丈夫”などと励ましたうえで、改めて“大谷家の教え”を伝えたといいます」

 

加代子さんが話した“大谷家の家訓”は主に五訓あるという。大谷家の知人は言う。

 

「もともとバドミントン選手だった加代子さんは職場結婚でした。新入社員のときにチアガールをして、野球部に所属していた夫の徹さんと出会ったのです。そのため、まずアスリートの妻として、夫の試合はできる限り現地で応援することが肝心だと考えているそうです」

 

二訓目は「おはよう」「おやすみ」といった挨拶を欠かさないこと。

 

徹さんは『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』(扶桑社)のインタビューのなかでこう語っていた。

 

《(家庭内のルールは)ごくごく普通。私たち親が『おはようございます』『お休みなさい』を言う。あるいは、自分が食べたものは自分で片づける。そんなごく当たり前の普通のことを親が率先してやれば、その姿を子供たちは見て自然とやるようになるのかなあとは思っていました》

 

真美子さんの実母も食育にこだわりが

三訓目は夫婦げんかについて。前出の大谷家の知人は言う。

 

「大谷家では『子供の前では絶対に夫婦げんかをしないこと』を夫婦の決め事にしていたそうです。“けんかをしても、翌日に持ち越さない”ようにしていたと。アスリートはその日の精神状態が直接、結果に結びつきますからね。真美子さんもすぐ納得できたはずです」

 

四訓目は「家族の基盤はリビングにある」という考え方だ。先の『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』の中で、加代子さんはこうも語っていた。

 

《我が家は玄関からリビングを通らなければ自分の部屋に行けないので、いつも家族が見えるところにいました。みんな、ここでご飯を食べて、ここで勉強して、ソファに移動してテレビを見て、そして寝る感じでした》

《翔平もそう。いつもソファにいて寝転びながらボールを天井にぶつけないように投げて捕ったり》

 

真美子さんの知人は言う。

 

「ふだんから“運気が上がる”よう、昨年から大谷選手と一緒に住み始めた自宅のリビングには、まつぼっくりを置くようになりました。《家族の中心はリビング》とする翔平選手のお母さんからの影響もあったのだと思います」

 

そして最後の五訓目が、大谷家の“食育”についてだ。3年前のインタビューで大谷は自炊生活についてこう語っていた。

 

《ブルーノってわかります? 何でも作れる感じのホットプレートなんですけど、それでいろいろと作っていました。魚介類が冷蔵庫にあれこれと入っていたので、パエリアとか》(『Number』’21年2月18日号)

 

前出の大谷家の知人によれば、大谷家の食卓にはホットプレートが頻繁に登場していたという。

 

「食が細かった幼少期の大谷選手のために、加代子さんは“なんとか楽しく食べられる雰囲気をつくろう”と苦心していました。それで思いついたのが、ホットプレート料理。週末は家族そろってホットプレートを囲むことで会話も弾み、知らず知らずのうちに、小食な大谷選手もたくさん食べられるようになったといいます」

 

真美子さんも大谷家の考え方に共鳴していたようだ。

 

「彼女は大学のバスケットボール部時代からみんなでワイワイ食事をする機会が多く、ホットプレートでの料理に慣れ親しんでいます。実業団時代の合宿での食事で、大皿料理やバイキングのときには彼女は後輩の分まで率先して取り分けていましたね。後輩から親しまれていたのもそんな気さくな面があったからだと思います」(前出・真美子さんの知人)

 

真美子さんの実母も、食育にこだわっていたという。

 

「彼女のお兄さんは幼いころからラグビーをしており、体を大きくするため、太りやすい献立が多かったそうです。そのため高身長の彼女向けに、お母さんは高タンパクでカルシウム豊富なメニューを心がけていました。そんな家庭で育った真美子さんでしたから、加代子さんから教わったレシピやアドバイスも最大限生かしていると思います。

 

真美子さんは大谷選手を食事でもサポートするため、現在アスリートフードマイスター取得を目指し、料理の研究を続けています。最近、大谷選手はスイーツにハマり中。高校時代からチョコバナナクレープが大好物と聞いた彼女は、ホットプレートで作れる、そば粉を用いたグルテンフリーのガレットスイーツを考案しているそうです」(前出・真美子さんの知人)

 

大谷家の“ホットな絆”は笑顔の食卓で継承されていく――。

 

「女性自身」2024年5月21日号

###

 

-------------------------------------------------------------

 ■ NOTE