2024年4月30日

 

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 ■ 試合データ

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米国時間:2024年4月29日

日本時間:2024年4月30日(火曜日)

10時40分開始

ロサンゼルス・ドジャース

対アリゾナ・ダイヤモンドバックス

チェイス・フィールド

 

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【MLB.JP 戦評】

 日本時間4月30日、ドジャースは敵地チェイス・フィールドでダイヤモンドバックスとの同地区対決3連戦がスタート。その初戦は先制を許すもすぐさま逆転し、8対4で勝利した。ドジャース先発のジェームス・パクストンは与四球5と制球に苦しみながらも5回6安打4失点で3勝目(0敗)をマーク。ダイヤモンドバックス先発のトミー・ヘンリーは4回5安打2失点でマウンドを降り、2敗目(1勝)を喫した。なお、ドジャース打線はこの試合、8個の四球を選んだ一方で三振を1度も喫さなかった。

 

 初回にクリスチャン・ウォーカーの犠飛で先制されたドジャースは、直後の2回表にすぐさま反撃。キケ・ヘルナンデスのタイムリー二塁打とアンディ・パヘスの犠飛で2点を奪い、逆転に成功した。5回表はテオスカー・ヘルナンデスとパヘスがそれぞれ2点タイムリー二塁打を放ち、4点を追加。5回裏に3点を返され、2点差まで追い上げられたが、6回表にウィル・スミスが3号ソロ、8回表には大谷翔平がタイムリーを放ち、8対4で3連戦の初戦を制した。

 

 ドジャースの大谷は「2番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席でセンター前ヒットを放ったが、2回表一死満塁の好機で迎えた第2打席は初球を打ってセカンドゴロ併殺打に倒れた。5回表の第3打席は四球を選び、6回表の第4打席はショートゴロ。8回表無死1・2塁のチャンスで回ってきた第5打席は高めのカッターを逆方向へ弾き返し、タイムリーとなった。4打数2安打1打点1四球でチームの勝利に貢献。今季の打撃成績は打率.341、出塁率.406、OPS1.041となっている。

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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【スタメン】

2番DH

 

【出場成績/打者】

4打数 2安打 1打点 1得点 1四球

通算打率・341

OPS1・041

 

◆第1打席:

(結果)センター前ヒット

(状況)1回1死走者なし

(投手)トミー・ヘンリー左

※フルカウントからの7球目、外角低めの80マイル(約128・7キロ)のカーブに少し泳がされるもバットの先で拾って強打。打球速度102マイル(約164・2キロ)の痛烈なゴロはヘンリーの体をかすめるように中前に抜けた。

 

 

◆第2打席:

(結果)セカンドゴロ・併殺

(状況)2回2死満塁

(投手)トミー・ヘンリー左

※初球、ほぼ真ん中の77・1マイル(約124キロ)のカーブを振り抜くも打球速度106・7マイル(約171・7キロ)の弾丸ゴロは二塁手の正面に飛んで、遊撃から一塁へ送られ二ゴロ併殺打となった。

 

◆第3打席:

(結果)四球

(状況)5回1死走者なし

(投手)アンドルー・サールフランク左

※2番手の左腕ソールフランクから四球で出塁。さらに連続四球で三塁へ進み、T・ヘルナンデスの適時打で生還した。

 

◆第4打席:

(結果)ショートゴロ

(状況)6回無死走者なし

(投手)ローガン・アレン左

※1ストライクからの2球目、外角低めのスイーパーにバットを合わせるも遊ゴロに倒れた。

 

◆第5打席:

(結果)レフト前ヒット

(状況)8回無死1、2塁

(投手)ローガン・アレン左

※7―4の8回無死一、二塁でマウンドは4番手の左腕アレン。1ストライクからの2球目、真ん中高めの90・5マイル(約145・6キロ)のカットボールを引きつけて逆方向へ。107・7マイル(約173・3キロ)の弾丸ライナーは左翼線に落ちる適時打となった。マルチ安打は5試合ぶり、今季12度目。

 

 

 

【コメント】

なし

 

【NEWS情報】

 

◯ 大谷は、試合前のフィールドで約20メートルの距離でキャッチボールを行った。その後は、野手陣のフリー打撃中に、山本とそろって球拾いを行うなど、ともリラックスした様子だった。

 

 

◯ ドジャースは29日(日本時間30日)、大谷が今月13日の本拠地・パドレス戦で着用したユニホームのオークションを開始した。最初の入札が2万ドル(約314万円)で、現在は2万1000ドル(約330万円)の値がついている。大谷はこの試合に「2番・指名打者」で出場。2打数無安打ながら、2四球1盗塁を記録。犠飛を打ち上げ、勝利に貢献した。試合ではヘッドスライディングも敢行しており、胸部分に土が付着している“お宝”だ。オークションは米国東部時間の5月8日午後11時(日本時間9日正午)まで受け付けている。

 

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◯ 飲料メーカー「伊藤園」は30日、無糖緑茶飲料ブランド「お~いお茶」が大谷とグローバル契約を締結したと発表した。同社は「大谷選手は、日本にいたときから現在のロサンゼルスでの生活に至るまで、様々な場面『「お~いお茶』をご愛飲いただいています。今回の契約締結に伴い、当社から大谷翔平選手へエールを込めた手紙を公開いたします。今後、「世界のティーカンパニー」を目指す当社は、世界で活躍する大谷翔平選手と国内外で様々な企画を実施することで、お茶の価値を世界中で一層高めてまいります」とした。大谷も直筆の署名入りでメッセージを寄せた。

 

「この度、伊藤園『お~いお茶』とグローバル契約を締結させていただきました。僕は日本にいたときから『お~いお茶』が大好きでよく飲んでいましたし、アメリカの生活でも大切な相棒となっています。今回の契約は、僕が『お~いお茶』が好きでよく飲んでいることが伊藤園さんに伝わったことがきっかけと聞き、とても嬉しく思っています。ひとりの『お~いお茶』ファンとして、『お~いお茶』の魅力を世界中の皆さんにお伝えしていけたら嬉しいです。 大谷翔平」

 

 

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 ■ 試合情報(ドジャース関連NEWS)

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【コメント】

デーブ・ロバーツ監督:

(試合前)

ーー水原一平容疑者のスキャンダルについて

「何についてだ?(質問したバリー・ブルーム記者に逆質問)もう過去のことだ。他に言えることはないよ。彼(大谷)は上手に対処している。どのようにかは分からないが、それをやり遂げ、プレーに影響させなかった。私たちは初日から彼をサポートし、彼もそれに感謝している。もう終わったことだよ」

 

「とてもよくなじんでいる。多くの笑いが起こっている。うまくいっていると思う。翔平はこれまででも最高級に野球を楽しんでいる。山本はまるで自身が宝くじに当たったかのように考えていて、最高の時間を過ごしている」

 

ーー技術面について

「翔平に関しては、すごい仕事をしてくれていると思う。ボールを捉えて強烈な打球を飛ばし、ストライクゾーンを上手にコントロールしている」

 

(試合後)

ーー今日は18年ぶりに三振のない試合となりましたが打線の感想は?

「数々の競争力のある打席だった。18年間、たくさんの野球の試合を見てきたが、投球を制し、ボールを前に打つために戦ったことに関して選手たちに称賛を与えなければならないと思う。

 

パヘスの打席での犠牲フライは2ストライクからだったと思うし、テオの打席での右中間への二塁打は大きかった。ショウヘイも初回に打ったし、キケやロハスもそうだ。ラインナップの上から下まで、すべての選手がよい打席だった。本当によくやったと思う」

 

ーー以前から問題となっているランナーが出てからの得点力不足というチームの現状は?

「ランナーが出ていることと得点力不足は別の問題だが、多くの試合をしていくことで数字が均衡することを期待している。我々は下位打線から生産的な打撃が多く見られ、それが我々が思い描く長打を生み出している。選手たちはみんな素晴らしい。

 

必要なときに四球を取れるし本当にいい打撃をしている状況だ。3連戦のシリーズでも、相手のブルペンを攻略しているし。全体的にオフェンスのパフォーマンスは素晴らしい」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平へ伊藤園から応援の「手紙」…日本だけでなく、米国や韓国など世界60紙に同日掲載

(情報:スポーツ報知)

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 ドジャース・大谷翔平投手(29)が、伊藤園の無糖緑茶飲料「お~いお茶」とのグローバル契約を30日早朝に締結した。同ブランドは6年連続販売実績世界一というギネス世界記録を誇る超ヒット商品。新天地ドジャースでますますその輝きを増す大谷が“世界一のお茶”との強力タッグを組み、日本の心と技で世界を席巻する。

 

 伊藤園では、今回のドジャース・大谷翔平投手とグローバル契約を締結したことを記念して、応援メッセージをつづった手紙を贈ることを決めた。

 

 * * *

 

 この手紙はきょう4月30日、読売、朝日、毎日、産経、日経などの一般紙、報知をはじめとしたスポーツ各紙に加え、地方紙でも北は北海道新聞から南は沖縄タイムスまで、日本全国をジャック。国内だけにとどまらず、米国「NY TIMES」「LA TIMES」「Washington Post」「Honolulu Star Advertiser」「Financial Times」、韓国「朝鮮日報」、豪州「Herald Sun」など世界にも発信し、国内外約60紙に掲載される。野球人気の高い国の新聞や公式HPへの掲載を通して、世界中を大谷選手への応援メッセージで染め上げ、エールを送ろうという壮大なスケールの試みだ。

 

 ちなみに日本版のビジュアルは「お~いお茶」が“背中”を向けた斬新なデザイン。これは「お~いお茶」がまるで人格を持ったかのようにスタジアムを眺めながら大谷を見守っているという意図が込められている。そして、「お~いお茶」といえば「俳句」。伊藤園では「お~いお茶 新俳句大賞」を実施しており、優秀作品をボトルの裏で紹介してきた。今回の広告に登場するボトル背面には、グローバルアンバサダー就任記念として「いつの日も 僕のそばには お茶がある」という、大谷がしたためた?一句が描かれている。

 

 伊藤園では、日頃から「お~いお茶」を愛飲する大谷をサポートしようと、大谷本人はもとより彼を支える周囲の人々も対象に、同製品を「いつでも、どこでも、何本でも」届けるとしている。

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◆ T・ヘルナンデスが“親友”大谷翔平とのほっこりエピソード披露「ショウヘイは本当にスペイン語がうまい。私の日本語は少しヘタ(笑)」

(情報:THE DIGEST)

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 ロサンゼルス・ドジャースのテオスカー・ヘルナンデスが、大谷翔平とのエピソードを披露した。米誌『Sports Illustrated』が4月29日、「ともに今季からドジャースに加わったT・ヘルナンデスとオオタニに言語の壁はない。新加入のふたりは、すぐに仲良くなった」という見出しの記事で、両者の親密ぶりを伝えている。

 

「ドミニカ共和国で育ったヘルナンデスはチーム内の親しい友人のひとり、日本出身のオオタニに目を向けると、ニヤリを笑う。毎日ひとつずつ、新しい日本語を教えてくれるように頼んでいるためだ」

 

 ドジャースに加入した大谷は、MLBのキャリアで初めて同じ日本人とプレーすることになった。記事によると、チームにはスペイン語を母国語とする選手が7人在籍しているという。そのいずれもが、第二言語の英語で多くの時間を過ごしている。

 

 ヘルナンデスと大谷は、2021年のオールスターで親しくなったという。それ以来、顔を合わせるたびに挨拶をかわすようになった。オフにドジャース入りした大谷は、その後にヘルナンデスの加入が決まると、すぐにSNSで英語のダイレクトメッセージを送って歓迎した。

 

 同メディアは、「ふたりは、互いに第二言語でコミュニケーションをとっている。ヘルナンデスによると、彼らは通訳のウィル・アイアトンを介せずに話しているようだ。ふたりは不完全な英語と贅沢なジェスチャー、そして表情を駆使して通じ合っている」と、親密ぶりを伝えた。

 

 T・ヘルナンデスは言う。「ショウヘイは多くの英語を理解し、私の英語も理解しているが、すぐに理解できないこともある。その時はどうにかして説明しないといけない。どのくらい通じているかは分からないけどね。ただ、それも私たちの仕事の一部だと思う。互いを知り、助け合い、学ぶこと。彼の言語(日本語)でも、私の言語(スペイン語)でもない言葉(英語)を一緒に学んでいるんだ」。

 

 トロント・ブルージェイズ時代にT・ヘルナンデスは菊池雄星とチームメイトで、大谷もこれまで多くのスペイン語を話す選手と一緒にプレーしてきた。それでも母国語が異なる選手とこれほど親密になったのは、ふたりにとって初めての経験だという。

 

 同メディアは、T・ヘルナンデスと大谷にこんな質問をぶつけた。「ヘルナンデスの日本語と、オオタニのスペイン語は、どっちが優れている?」。大谷は笑顔で「テオスカーは日本人だよ」と答えると、「日本語は少しヘタだよ」と笑って否定したT・ヘルナンデスが、「ショウヘイは本当にスペイン語がうまいし、たくさん知っている。分からないことがあれば、すぐに“こういう時はなんて言うの?”、“どうしてこう言うの?”、“なぜこのような発音になるの?”ってね」というエピソードを披露した。

 

 さらにT・ヘルナンデスは、「日本は、アメリカともドミニカ共和国とも全然違う。私にとって、異なる文化を知る経験はいいことで、私はそれが好きなんだ。この前は韓国に行った(サンディエゴ・パドレスとの開幕シリーズ)けど、アジアに行くのは2回目だった。異なる文化をもっと知りたいと思った。アメリカについてはだいぶ学んだけど、他の国をもっと知りたい。もっと学びたいんだ」と語った。

 

 同メディアは、「オオタニがスペイン語で、“コモ エスタス(元気ですか)?”と話しかけ、ヘルナンデスが日本語で“元気です。おかげさまで”と答えるやりとりを、いつかするかもしれない。でもいまは、“How are you ?”、“I’m fine. Thank you for asking”で十分だ」と伝え、「言葉の流暢さが重要なのではない。彼らは互いを理解しようとし、互いにつながろうとしているのだ」と、日本人選手とドミニカ共和国人選手の“絆”にスポットを当てた。

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 ■ NOTE

 

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