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2024年2月27日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷は午前8時40分、キャンプ地入り。軽めの調整で実戦復帰に備えた。キャンプ17日目の26日(日本時間27日)は、フィールドには姿を現さず、午前中10時40分には球団施設を後にした。

 

◯ デーブ・ロバーツ監督が26日(日本時間27日)、大谷の“ドジャース・デビュー戦”について、心躍る気持ちを口にした。この日の練習前、大谷のことを「ショー」と呼び「2、3打席立つ予定。ドジャースのショーを見ることに興奮しています」と笑顔で話した。大谷はここまで順調に調整を重ね、ライブBPにも4度参加。3月20日のパドレスとの開幕戦(韓国)までに必要な打席数の目安を「50」打席とし、すでにライブBPで9打席を消化している。次段階として、27日(同28日)のホワイトソックス戦でオープン戦に初出場することがすでに決定。指揮官は同戦に「2、3打席立つ予定」と見通しを口にし、「我々全員が待ち望んでいたものです。彼はスイングに関して、100%大丈夫だと感じている」と調整に全幅の信頼を寄せた。

 

 

◯ 大谷は27日のホワイトソックス戦でオープン戦に初出場する予定になっており、フレディ・フリーマンも一緒に出場する見込み。フリーマンはこの日、チームがロッキーズ戦を戦っている最中、試合を中継している地元専門テレビ局「スポーツネットLA」のインタビューに応じた。インタビュアーから「明日はオオタニのデビューですが、今季、上位打線がどのようになるか注目されています。どのように打順が決まったのか、教えていただけますか」と問われると「キャンプインしてから数日間、ドク(ロバーツ監督)とそれについて時間をかけて話し合った」とコメント。「ドクの考えをいろいろ聞いて、僕もそれに同感だと伝えた。僕はどの打順でもいいんだ。ただ選手がどう考えているかをよく聞いてくれる、ドクと球団は素晴らしいと思う」と話した。

 

具体的な打順については「結構前から知っているけれど、でも僕の口からは言えない。みなさんは、11時間後とかそれくらいに分かるよ」と話した。

 

 

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 ■ ロサンゼルス・ドジャース情報

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◯ ドジャースのオープン戦の敵地ロッキーズ戦のスタメンが発表され「1番・二塁」でベッツ、「2番・一塁」でフリーマンが入った。オープン戦5戦目で初めてMVPコンビがそろってスタメン入りした。

 

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◯ オープン戦ロッキーズ4―9ドジャース(26日スコッツデール・ソルトリバーフィールド)ドジャースが、オープン戦の敵地ロッキーズ戦で9―4と快勝し、オープン戦初戦から5試合負けなしの4連勝とした。5試合目にして初めてベッツ、フリーマンのMVPコンビがそろってスタメン出場。1点リードの2回には1死一、三塁でベッツが右翼線へ適時二塁打を放つと、続くフリーマンも右前へ2点適時打を放ち、昨季の1、2番コンビが存在感を見せた。

 

 

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◯ 山本由伸の「ドジャース・デビュー戦」が28日(日本時間29日)にアリゾナ州サプライズで行われるオープン戦レンジャーズ戦となることが正式に決まった。2イニング程度となる見込み。26日(同27日)の練習前、デーブ・ロバーツ監督が明らかにした。指揮官は大谷同様、揺るぎない信頼感を持って調整を重ねる山本を見守っている。ウエートトレーニングを取り入れず、ジャベリックスローなど他の選手と違う取り組みを続けているが「我々も学び続けているところ」と言う。そのうえで「由伸にとって最も大切なことをコミュニケーションを取り続けること。我々は彼がより快適に過ごすことを望んでいる」と語った。

 

山本はこの日、ブルペンで正捕手のウィル・スミスを相手に変化球を交え25球を投球。最後は力強い直球を投じ、実戦前最後の投球練習を締めくくり。指揮官も「ホッホーッ!イヤァ!」と甲高い声でうなるほどの剛球だった。

 

 

◯ ドジャースはマニュエル・マーゴ外野手をツインズへトレード放出したとMLB公式サイトが26日(日本時間27日)に伝えた。レイン・ドンコン内野手もツインズへ移籍し、ドジャースには2021年ドラフト1巡目(全体36位)でツインズ入りした21歳、ノア・ミラー内野手が移るという。29歳のマーゴは2016年にパドレスでメジャーデビュー。2020年2月にレイズへトレード移籍し、昨季は99試合出場で打率.264、4本塁打、38打点。昨年12月16日(同17日)に先発右腕タイラー・グラスノーと共にドジャースへ加入したばかりだった。

 

この日の敵地で行われるロッキーズとのオープン戦に「6番・中堅」で先発出場する予定だったが、急きょ先発メンバーから外れた。

 

◯ ドジャースは、エンリケ・ヘルナンデス外野手と1年400万ドル(約6億300万円)で契約を結ぶことで合意。32歳のヘルナンデスは内外野の全ポジションを守れるユーティリティ選手。2015年から2020年までドジャースでプレーした人気選手で、ポストシーズンの経験も豊富。昨季はシーズン途中にレッドソックスからドジャースへ復帰し、計140試合出場して打率.237、11本塁打、61打点をマークした。

 

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 ■ 球界情報

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◯ カブスの鈴木誠也が26日(日本時間27日)、ロイヤルズとのオープン戦に「2番・右翼」で今春実戦初出場。第2打席で初安打を放つなど2打数1安打だった。初回1死走者なしの第1打席は3球目を打ち上げ、二飛に倒れたが、3回2死走者なしの第2打席は右腕・ダフィーの2ボールからの3球目を左前へ運び、オープン戦初安打をマークした。5回の第3打席が回って来たところで代打を送られ、この日の出場は2打席、2打数1安打となった。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ ドジャースと再契約報道の「キケ」 7年前に大谷翔平へ“公開ラブコール”「喜んでポジション変えます!」

(情報:スポニチ)

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 ドジャースがユーティリティプレーヤーのエンリケ・ヘルナンデス内野手(32)と1年400万ドル(約6億円)で再契約したと26日(日本時間27日)、複数の米メディアが報じた。ヘルナンデスは過去に大谷翔平投手(29)に“公開ラブコール”を送ったことで知られている。

 

 ヘルナンデスは14年にアストロズでメジャーデビュー。15~20年はドジャースでプレーした。その後、レッドソックスに移ったが、昨季途中にドジャースに復帰した。メジャー通算は1057試合で打率・239、108本塁打、393打点、OPS・720。

 

 「キケ」の愛称で知られるヘルナンデスは、大谷が17年オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってメジャー移籍をする際に“公開ラブコール”を送っている。

 

 大谷がメジャーの各球団と面談する中、当時、ドジャースに所属していたヘルナンデスは自身のX(旧ツイッター)に「親愛なる大谷翔平様」と書き出し「私たちと契約していただければ、喜んでポジションを変えます!また、あなたが望むなら、私はあなたのブルペンで球を受けることができます!」とポジション変更に加え、捕手役も務めると買って出て熱烈なラブコールを送った。

 

 そして「ああ、忘れないうちに....ユウ、ケンタ、そして私は親友のようなものです!付け加えておきます。キケより」と茶目っ気たっぷりにドジャースでともにプレーしたダルビッシュ有、前田健太にもメッセージを忘れなかった。

 

 キケは7年の時を経て、ラブコールが実りついに大谷と同じユニホームで戦うことになりそうだ。

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◆ 大谷翔平を拒否したエンジェルス・オーナー、「後払いに興味がなかった」と米紙報道「呼び戻す機会をモレノが阻止した」とエ軍メディア嘆き

(情報:THE DIGEST)

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『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は2月25日、今オフのFA選手に関する記事を出した。そのなかでブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーら、いまだ所属先が決まらない選手に触れながら、「ニューヨーク・ヤンキースがぜいたく税を理由に、スネルとの契約を検討していない一方、シカゴ・ホワイトソックスのディラン・シースをトレードで獲得したい意向だが、球団交渉が行き詰まっている」などと移籍情報も紹介。さらには、今オフの話題をさらった大谷翔平を巡る争奪戦にも言及した。

 

 ナイチンゲール記者は、「ロサンゼルス・エンジェルスは、ロサンゼルス・ドジャースにも提示された10年7億ドル(当時約1015億円)に応じていたら、大谷はエンジェルスに残っていたと考えている。しかし、オーナーのアート・モレノが、後払い契約に興味がなかった」と報じた。

 

 この記事にエンジェルス専門メディア『Halos Today』が反応。「大谷とネズ・バレロ代理人は、エンジェルスに残るためのあらゆる機会をモレノに対して与えた。しかし、オーナーは後払い契約に興味がなかった。呼び戻す機会をモレノが阻止した」と伝えている。

 

続けて『Halos Today』は、「大谷がドジャースからの返事を受けた後、大谷側はエンジェルスにもオファーを検討する機会を与えた。しかしオーナーは動かなかった。エンジェルスと大谷の間にある足かせは、つねにモレノだった」として、「いま私たちが知っているのは、大谷のアイデアだった6億8000万ドルという史上最高額の後払いに、オーナーが興味を示さなかったことだ」と嘆いた。

 

 また、『USA Today』のナイチンゲール記者は、「大谷は、2月27日(日本時間28日)にドジャース・デビューを果たす予定だ。大谷のユニホームは売れに売れており、商品棚に常時、大谷のユニホームを並べて置くことができない。ドジャースが大谷のユニホームを十分に在庫できる状況は、夏の半ばになるかもしれない」と、大谷の特大の人気ぶりも伝えている。

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◆ 高校時代は低評価だったムーキー・ベッツ… 名前の頭文字に託された両親の夢【ドジャース大谷翔平の同僚たち】

AKI猪瀬氏/情報:中日スポーツ)

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◇AKI猪瀬コラム「MLBへの扉」~大谷翔平の同僚たち~

 

 米テネシー州ナッシュビルのジョン・オーバートン高校時代からムーキー・ベッツは優秀な野球選手でした。ただ、体が小さいことを理由にMLBのスカウトからは、当時は低評価を受けていたのです。

 

 ドラフト上位指名が望めない状況の中、奨学金を提示してくれたバンダービルト大学やミシシッピ・ステートなどの有名強豪大学の進学を考慮して、地元の名門テネシー大学への進学を決断。2011年のドラフトでレッドソックスから5位指名を受けたベッツですが、大学進学が既定路線のため、当然、入団交渉は難航を極めました。レッドソックスが最初に提示した契約金は相場の40万ドル程度(約6000万円)でしたが、交渉の過程で契約金は上昇していき、最終的には75万ドル(約1億1250万円)で合意。ベッツ自身は「レッドソックスが熱心に交渉してくれたから、大学進学からプロ入りへ、気持ちが変わった。僕を指名したのが他チームだったら、大学に進学していたと思う」と回顧しています。

 

 11年のプロ入りから14年までは、マイナーで二塁手兼遊撃手でプレー。14年の5月ごろから外野手に転向してMLBデビューを飾りました。その後の活躍は、読者の皆さまが知るところです。ムーキー・ベッツの本名は「マーカス・リン・ベッツ」でアルファベット表記にすると、頭文字がM・L・Bになるように両親が決めました。登録名のムーキーは、生後間もないころに両親がつけたニックネームです。アメリカ国内の開幕前予想では、ベッツをナ・リーグMVP候補の1位に挙げているメディアが数多くあり、大谷とチームメート同士のMVP争いもがぜん、注目が集まりそうです。(大リーグアナリスト)

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 ■ NOTE