2024年2月25日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷は午前8時44分、キャンプ地入り。敵地で行われるエンゼルスとのオープン戦に帯同せず、球団施設で別メニューで調整した。打撃ケージ内ではマシン打撃を行った。柔らかいボールを使って内角の速い球へのバットの出し方を確認した。その後は「1080スプリント」と呼ばれる機器を使ってフィジカル強化。苦悶の表情を浮かべながらも精力的にメニューをこなした。

 

 

 

 江川卓氏が25日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。大谷についてコメントした。「今まではそんなにホームランを打たなかった。3年前にホームランを打つようになったんですけど、どうしてそうなったかっていうと、これは二刀流なので、疲労を少なくしようとするとあんまり走らなかったんですよね。それを今度、走るっていうように考え方を変えたので、成績を見ると三塁打が突然8本って増えているんですよね。走るっていうことを自分で意識したら下半身が強くなってホームランが出るようになって(23年に)ホームラン王を取ったってことになるんですよね。今(キャンプで)走ってますよね。トレーニング。盗塁じゃなくて非常に下半身を鍛えるっていうことをやっているので期待できるかもしれません」。

 

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 ■ ロサンゼルス・ドジャース情報

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◯ 山本由伸のオープン戦初登板が28日(日本時間29日午前5時5分開始)の敵地レンジャーズ戦に決まったことが23日、分かった。主力が出場予定の昨季世界一軍団は相手にとって不足なし。憧れのドジャーブルーのユニホームで、初めて対外試合のマウンドに立つ。

 

◯ 新加入の右腕タイラー・グラスノー投手がオープン戦で先発デビューを果たし、1回2/3を4安打1三振1四球1失点の内容で終えた。試合後、「ボールの精度がいまひとつだった」と反省。「体の状態と球威という点では良かった。最高の結果ではなかったが満足」と語った。デーブ・ロバーツ監督は、次の段階ではより多くの球数を実戦で投げさせる予定だとし、「走者が塁に出た時(のけん制など)に若干の課題があるが、それを除けばどのチームでもエースになれる」と述べた。

 

 

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 ■ 球界情報

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◯ パドレスが当面のオープン戦の登板予定を発表し、ダルビッシュ有は、27日のロイヤルズ戦で初先発することが決まった。また、22日の初登板で3者連続三振と鮮烈デビューを飾った松井裕樹は、25日の敵地カブス戦に登板することも決まった。

 

◯ エンゼルスのマイク・トラウトが、チームのオープン戦初戦だった本拠地・ドジャース戦に「3番・中堅」でスタメン出場したが、右飛2つの2打数無安打で途中交代した。この日の試合は球場が満員になるほどのファンが駆け付けたが、大谷は帯同メンバーから外れ、大谷とトラウトの再会はならなかった。

 

 

◯ スポニチ本紙評論家の松坂大輔が24日(日本時間25日)、アリゾナ州メサのアスレチックスのキャンプ地を訪問。自身がキャスターを務めるテレビ朝日系「報道ステーション」の取材で冨岡聖平投手(27)にインタビューした。冨岡はア軍とマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している。松坂さんは自身のインスタグラムに冨岡との2ショット写真などをアップ。「ここ数年気になっていた冨岡聖平投手の取材をしてきました。これまでの事、これからの事、色々な話を聞かせてもらいました」と書き込んだ。

 

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平は個別メニュー調整 フィールドに一度登場も同僚が調整せず室内施設へ引き返す

(情報:日刊スポーツ)

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 ドジャース大谷翔平投手(29)は、個別メニューの調整で、実戦復帰へ準備を整えた。

 

 この日はオープン戦で古巣エンゼルス戦の遠征試合だったが、出場せず。ドジャースのキャンプ地で、ケージ内の打撃練習や走塁練習などで汗を流した。チームの全体練習でウオームアップに参加しようとしたのか、午前10時ごろにフィールドに登場。ところが、オープン戦で遠征のため同僚選手がフィールドで調整しないことに気付き、室内施設へ引き返した。

 

 その後は、打撃ケージで軟式ボールのような球を使って、構えやスイングの軌道を確認。近距離からミニ打撃マシンを使い、ハーフスイングやフルスイングを織り交ぜるユニークな練習を行った。打撃メニューを終えると、走塁練習にスイッチ。もも上げなどで体をほぐし、短距離ダッシュや盗塁スタートの反復練習で約40分間、汗を流した。

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◆ 大谷翔平、謎のマシン投入!? 半分の距離、練習場に響き渡る軽すぎる打球音…実戦出場へ着実調整

(情報:スポニチ)

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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、アリゾナ州グレンデールのキャンプ施設で、実戦出場に向けての入念な準備を行った。約30分間の打撃練習に加え、約40分間のダッシュメニューなどで調整。この日の古巣・エンゼルスとオープン戦を行うチームには同行せず、じっくりと練習を積んだ。

 

 10年総額7億ドル(決定時約1015億円)の男が、謎の秘密兵器を投入した。打撃練習場に向かう大谷の手には見慣れない小型マシンが握られていた。その“マシン”をマウンドと本塁間のおよそ半分の距離に設置。上部の赤い筒に水原一平通訳がボールを投入すると、球は打者・大谷に向かって勢いよくはじき出された。

 

 簡易的な打撃マシンのような形状だが、何かがおかしい…。人並外れたパワーを持つ大谷にしては、打球音が軽い。飛び方からも分かるように、ボールは明らかに通常より軽く柔らかいものを使用。大谷は30分にわたって“マシン”と対峙し、肘をたたんで内角球をさばく動作も入れた。

 

 “マシン”は「Power Alley 360 Baseball Machine」と見られ、ネット通販大手のAmazonでも出品されている。米国内での値段は200ドル(約3万円)程度。商品紹介には「ピッチングヘッドを回転させるだけで、速球、スライダー、カーブを投げることができる」とある。

 

 さらにヘッドの角度を変えることで野手のフィールディング練習などにも使えるとされる“優れもの”だ。ただし、本物の野球ボールの使用は推奨されておらず、使用した場合、メーカー保証が無効になる場合がある。純正球を使用していた場合、重さは通常の球のおよそ半分の重さとされている。

 

 特殊な打撃練習を行った後は、サブグラウンドで約40分間のダッシュメニュー。ストレングス&コンディショニングコーチ補佐のトラビス・スミス氏とともに「デジタルブラジャー」「1080SPRINT」と最新機器を投入し、ダッシュなどのランメニューを反復。ダッシュの合間には鏡に向かい、打撃フォームを確認するシーンもあった。

 

 オープン戦は27日(同28日)の本拠地・ホワイトソックス戦で初めて出場することが濃厚。開幕までの目安を、ライブBPなどを含めての「50打席」としている大谷。実戦感覚に加え、様々な工夫を取り入れて、開幕に向けて着実に状態を上げていく。

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◆ ミゲル・ロハス、チームの雰囲気作りの大切さ知るベテラン/世界一へ共闘する仲間たち

水次祥子氏/情報:日刊スポーツ)

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<大谷と由伸の相棒たち>

 

 大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。

 

 ミゲル・ロハス内野手(35)は、打撃は主力級とはいかないが安定感のある守備と前向きな性格で、昨季はトレード移籍1年目でチームのリーダー的存在となった。

 

 ドジャースにはメジャーデビューした14年に所属し、15年から8年間、マーリンズでプレー。23年に古巣に戻った形とはいえ、当時とはまったく顔ぶれが変わった中ですぐにリーダーシップを発揮できたのは、ロバーツ監督の後押しがあったからだという。

 

 「最初に監督と話したとき、僕はどのような役割を担うのか、チームが僕に期待していることは何なのかを説明してくれた。君はチームの中でベテランに入るし、チームが目指すものにとって重要な一員だ。何か気が付けば教えてほしいし、互いに教え合おうと言ってくれた」。ロバーツ監督のその言葉で、自信と責任感が増したという。

 

 ロハスのリーダーシップについては、同僚のマンシーが昨年12月のポッドキャストで秘話を明かしている。チームが調子を落としていた昨年5月下旬ごろのことだったという。チームが勝った試合の後に、勝利を祝う儀式のようなものをやるようになったという。

 

 「ミギロー(ロハス)がやろうと言い出して始まったけど、僕もすごく気に入っている。彼はなかなか勝てないチームで長くプレーしていた。勝つことはすごく大変なこと、だから勝ったときは祝うべきだと言われたよ」

 

 そういえば、と思い出すことがある。ロハスがマーリンズでプレーした最初の数年間、イチロー氏も所属していたため筆者はマーリンズによく取材に行っていた。若手の多いチームで粗削りな面も多く、たまに勝つとクラブハウスでナイトクラブのパーティーのようなド派手なやり方で勝利を祝っていた。1番のベテランのイチロー氏は若手たちにやりたいようにやらせてそれを静かに見守るといった様子で、それがチームにいいハーモニーを生んでいた。当時デビューしたてだったロハスはそんな経験を経て選手として成長し、今はチームの雰囲気作りの大切さを熟知した良き先輩という存在になった。

 

 プレーの方では、今季は正念場。昨季はケガで1シーズン全休した遊撃手ラックスに代わってレギュラーを務めたが、今季は内野のバックアップの立場。それでもデータ主体で選出する「フィールディング・バイブル賞」では昨季の遊撃手で5位に選ばれるほど守備に定評があり、内野を締めてくれるだろう。【水次祥子】

 

 ◆ミゲル・ロハス 1989年2月24日、ベネズエラ生まれ。06年に16歳でレッズに入団。14年6月にドジャースでデビューし、同12月に3対4の大型トレードでマーリンズに移籍。18年に自己ベストの11本塁打、53打点。23年1月に再びトレードで古巣に戻った。野球以外にはバスケットボールの熱烈ファンで、自身がデザインしたシューズを発売している。183センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季年俸は500万ドル(約7億5000万円)。

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 ■ NOTE