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2024年2月15日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷は午前8時6分、キャンプ地入り。この日からは野手組のメニューに名前が入った。これまではリハビリ組として独自調整をしてきたが、ベッツ、フリーマンらとアップから参加した。リラックスした様子で動的ストレッチなどを行っていた大谷。途中からは静的ストレッチになったが、球団関係者が大谷に近寄って帽子を差し出すと苦笑い。この日はキャンプ用の「D」と書かれた帽子を全選手が着用していたが、大谷だけは「LA」と書かれたものをつけていた。すぐに交換した大谷は恥ずかしそうに笑っていた。その後はポール、センター間をみんなでそろってランニング。数本のダッシュをこなすと、大谷は苦悶(くもん)の表情を見せて、クラブハウスへと戻っていった。

 

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◯ その後、キャンプ6日目で2度目の屋外フリー打撃を行った。17番のユニホームを初披露し、5セット、29スイングで10本の柵越え。力を入れ始めた4セット目は、2スイング目から5連発のショータイムを演じた。この日はファンも公開のフリー打撃。主力のマンシー、ロハス、アウトマン、テーラーらと同組で行い、同僚の山本由伸等もケージ裏から見守った。この日は野手組のキャンプイン初日で、大谷もウオーミングアップから全体練習に参加した。

 

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◯ 昨年23本塁打でブレークした左打者のジェームズ・アウトマンは、間近で見た大谷について「ショウヘイの真後ろにいると、自分が小さな少年のように思える。すさまじいスイングで、それでいて、とてもコントロールされている」と印象を語った。メジャー11年目のベテラン内野手ミゲル・ロハスは、「彼のことをチームメートだと言えることがうれしい。彼のような選手と一緒のフィールドにいられるのは特権だ。その機会を毎回、楽しみたい。シーズンが終わって、みんな一緒に(勝利を)祝えることを望んでいるよ」と熱く語った。

 

テオスカー・ヘルナンデスも大谷のフリー打撃を見学。「お互いを知って、シーズンに向けて、いい関係を作ろうと思って」と話した。昨年は投手大谷との対戦で死球を受けたが、「彼は『ごめん』と言っていたし、(死球は)試合の一部。今は、同僚として一緒に戦えるチャンスがある」と笑った。

 

◯ 山本由伸が大谷の屋外フリー打撃をケージ裏から見学した。ブルペン投球を終え、野手組が打撃練習を行っていたフィールドへ移動。29スイングで10本の柵越えを放った大谷のフリー打撃を最後まで見入った。山本は、「すごかったです。ちょうど時間があったんで、見に行きました」と語った。

 

◯ エンゼルスのアート・モレノ・オーナーが、14日付の地元紙オレンジカウンティー・レジスターの独占インタビューで、ドジャースに移籍した大谷について語った。FAとなり争奪戦が繰り広げられた際、エンゼルスも最終候補に入っていたと伝えられた。だが同オーナーは、ドジャースの提示額に匹敵するオファーを提示する意思はあったかと問われると「ノー」と回答。トレード期限前に大谷をトレードで放出する機会を見送った際、大谷を残留させるチャンスがあると信じていたかと問われると、何も答えなかったという。ただし「彼は特別な選手。私も、彼がプレーする姿を見たい。我々はエンターテインメントビジネスをしている。組織として、彼を放出せずにペナントを戦うことがベストだと判断した」と話した。一時は球団売却を目指したが、今後の売却の可能性については否定。「長期的にオーナーを続ける」と話した。

 

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 ■ 球界情報

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◯ フレディ・フリーマン内野手(34)が14日(日本時間15日)、米アリゾナ州グレンデールのキャンプ地でメディア対応。

 

――大谷に注目が集中し、重圧が減ったか。

「私たちは可能な限り最高の選手になりたいという重圧を自身にかけている。ただ、今季のチームはより注目度が高く、翔平、山本がそれに対処してくれているおかげで、私たちもより容易に対処できる」

 

――注目の大きさを感じるか。

「駐車場の外で30人もの人が待っていた。過去数年にはなかったことだ。だから気付いているが、チームにとっていいことだ。それはつまりドジャースにとっていいことが起こったことを意味する。ひ孫に話すような選手が加わった。ベーブ・ルースの話をするのと同じように、私たちは翔平の話をするだろう。ドジャースにとってエキサイティングな時間だ。もちろんオフシーズンに勝っても、実際にプレーしなければいけないが、初日(滑り出し)としてはいい」

 

――大谷とは話したか。

「ここで4日を過ごしてきたが、まだ彼ら(大谷と山本)とはあまり時間を過ごしていない。最も長く過ごしたのは山本との交渉時の1日だ。彼は最高のやつに思えた。彼は常に練習している。世界最高の選手が常に練習しているというのはクールなことだ。年上の選手も、若い選手もそれに気づく。素晴らしいよ。私たちは一緒に長い時間を過ごすことになるけど、楽しくなるだろう」

 

――日本語は話せるのか。

「日本語のフレーズはまだ学んでいない。コミュニケーションは取れる。彼はまあまま英語(some English)を話せるから、通常の会話はできる」

 

――息子のチャーリーは大谷ファンか。

「イエス(笑)。クールな話がある。チャーリーはLAでのオールスターで大谷に会った。山本との交渉で翔平に会った時、彼(大谷)が最初に言ってきたのはチャーリーのことだった。翔平がそういう人間だということが嬉しいよ。毎日、“チャーリーはどこ?”“チャーリーはもうすぐ来るよ(Charlie’s coming right now)”と言い合っていて、チャーリーを土曜日に連れてくるつもりだ。チャーリーはまとわりつくだろうから、翔平はうんざりしてしまうかも知れない。そうやって他の人たちを気にしてくれることがそれが翔平の美点だ」

 

――そういう面が見えることに驚いているか。

「驚いているとは言わない。2年前に会った子供のことを覚えていて、会いたいと言ってくれるということで、単にすごい選手というだけでなく、翔平がフィールド外でも素晴らしい人間であると気付かされたということ。今後の10年間、私にとっては4年間、彼がいてくれる私たちはラッキーだよ」

 

 

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 ■ 球界情報

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◯ メッツは14日(日本時間15日)、オリオールズからFAとなっていた藤浪晋太郎投手と1年契約を結んだことを正式に発表した。背番号は「19」。米ニューヨーク・ポスト紙の記者ジョン・ヘイマン氏によると、年俸335万ドル(約4億9800万円)で85万ドル(約1億2600万円)の出来高が付いている。また、同紙のジョエル・シャーマン記者によると、球団はマイナー降格の選択権もあるという。

 

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イチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が、マリナーズのスプリング・トレーニングに参加した。初日に“愛弟子”としても知られるスター選手のフリオ・ロドリゲス外野手とのキャッチボール映像が公開された。50歳でも変わらない姿を見せた。青空が広がるグラウンドで、ロドリゲスのキャッチボール相手を務めたイチロー氏。短パンから見える脚の筋肉、軽やかなスローイングも年齢を感じさせない。まだまだ元気な姿を見せた。

 

 

◯ マイナー契約の招待選手としてレイズのキャンプに参加する上沢直之が14日(日本時間15日)、米フロリダ州ポートシャーロットでキャンプイン。背番号「36」の青いユニホームに袖を通した上沢はニアンダーGM、キャッシュ監督が見守る中、ブルペンで変化球を交えて30球を投げ込んだ後、首脳陣と初対面。ベースカバーなどの守備練習を終え、充実のキャンプ初日となった。

 

ーーキャンプ初日を終えた率直な感想は

「今日から初めてのチームで、アメリカの地で野球ができることにワクワクしていましたし、すごくいい一日を送れたと思います」

 

ーーキャッシュ監督の見守る中で、初日からブルペンで投げた

「悪くなかったです。むしろ、いい感覚で投げられた。変化球もある程度(ストライクゾーンに)集まっていたので。まだまだ詰めるところはありますけど、初日にしては良かったと思います」

 

ーー力の入れ具合や、メジャー公式球の感覚は

「ゲームの出力は出ないですけど、7、8割ですかね。(ボールや傾斜は)全然気にならないです」

 

ーー英語も問題なく見える

「問題はあります(笑い)。英語はやっぱり難しい。簡単な会話はできますけど、まだまだこれから引き続き勉強したいです。食事もあんまり気になっていない。こういう性格で良かったなと思います」

 

ーーキャンプへの意気込み

「まずはアピールしていかなきゃいけないですし、実戦に入ったら、結果を残していくだけなので。楽しくやらせてもらっていますけど、競争という意識の方が強い。しっかりその競争に勝っていくという感じですね」

 

ーーフォークを重視したいと言っていたが

「良かったです。昨日チェックしたところを(ブルペンで)やってみたら、しっかり落ちたので、あれを引き続きやっていけたらと思いますね」

 

ーーフォークとチェンジアップ、落ちる球の使い分けは

「右(打者)も左(打者)もどっちにも投げます。チェンジアップは打てないけど、フォークは打てる人もいたり、フォークは打てないけど、チェンジアップが打てる人もいるんで。それをしっかり投げ分けたいというか、僕はバッターによって投げたいので、2つあった方がいいかなと」

 

ーー日本では開幕投手を任される立場でのキャンプイン。こちらではサバイバル競争。心情の違いは

「それは違いますけど、すごく楽しいですよ。やっぱり競争に勝たなきゃいけないというのは。こういう感じも僕は嫌いじゃない。もともとずっと競争に勝ってやってきたし。こういうチャレンジは僕が好きなので、頑張りたいなと思います」

 

 

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 ■ 注目記事&コラム

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過度な規制のないドジャース・キャンプ地 貴重な近い距離保つためにマナー厳守

柳原直之氏/情報:スポニチ)

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【ヤナギ タイムズ】日本ハム時代の13年12月から大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」に随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(38)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今回はファンファーストの面が目立つドジャースのキャンプをレポートした。

 

 この日のドジャース・大谷の屋外フリー打撃は、ファンには非公開だった前回と違い、ファンが最短15メートルほどの近い距離で見られる「フィールド2」で行われた。

 

 大谷の「ふんっ!」といった力む声や息遣いが聞こえ、臨場感は抜群だった。私もどんな道具を使うのか?フォームの変化は?など近距離だからこそ集中して観察ができた。

 

 大谷は21年から疲労蓄積による故障予防や「外で打つともっと飛ばしたいと余分な動きが出てくる」という理由で、シーズン中は原則、フリー打撃を行わない。ただ、キャンプ初日に「強度の確認、体の確認がメイン」と語ったように、エンゼルス時代からキャンプでは頻繁に屋外フリー打撃をしている。この日は同僚選手らが集結して見守ったように、その迫力、飛距離は他を凌駕(りょうが)して異次元だ。

 

 コロナ禍の影響もありエ軍時代は年々セキュリティーが厳しくなり、近年のキャンプでファンは外野フェンス後方の一部地域からしか見られず、サインをもらえるチャンスもなかった。伝統球団のド軍は過度な規制は敷かず、ファンファーストの面が目立つ。セキュリティー重視か、ファン重視か。この貴重な機会が奪われないように、ファン、メディア双方ともマナーを守る必要があるだろう。

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◆ ド軍、異例の取材規制を発表「収容人数が限界」 一部の韓国メディアが違反行為も

(情報:Full-Count)

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 大谷翔平、山本由伸両投手が所属するドジャースは14日(日本時間15日)、15日(同16日)から異例の取材規制を敷くことを発表した。ドジャース広報は「今年は多くのメディアがチームを取材しているため、クラブハウスの収容人数が限界に達しました。明朝から規制する予定です」とコメントした。

 

 スプリングトレーニング中は報道陣の取材のために、練習前後のクラブハウスを開放。特に人数制限を設けていなかったが、15日(同16日)から全てのテレビ・ラジオ関係者でクラブハウスで取材できる人数を2人に限定。カメラマン1人と、記者・プロデューサー・ディレクターから1人となる。なお、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する記者は規制に該当せず、クラブハウス内での取材を許可される。

 

 14日(同15日)に野手組が合流して全体キャンプがスタート。日米だけでなく、3月20日に開幕戦が行われる韓国や台湾のメディア関係者が集結し、連日、約100人近くの報道関係者が集まっていた。また、一部の韓国メディアがクラブハウス内で禁止されているカメラ撮影をするなど、収拾がつかない状態となっていた。

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◆ 大谷翔平はボンズを超えるかも ド軍ロバーツ監督が言及「野球史上最も才能ある選手になるチャンス」

(情報:スポニチ)

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 ドジャースの大谷が14日(日本時間15日)、アリゾナ州グレンデールで野手組が合流した全体キャンプ初日を迎えた。

 

 今キャンプ初めてドジャーブルーのユニホームと帽子を着用し全体アップに参加し、今キャンプ2度目のフリー打撃では山本やデーブ・ロバーツ監督が見守る中、29スイングで圧巻の5連発を含む柵越え10本をマーク。その後、即席サイン会も開いた。

 

 ロバーツ監督は練習前に取材対応。『大谷とボンズの共通点』について質問が及ぶと、同監督は「才能という点では、バリーは私がこれまで一緒にプレーした中で最も才能のある選手だったと思う。そしてショウヘイにはおそらく野球史上最も才能のある選手になるチャンスがあるだろう。だから私は彼のことをもっと知りたい、彼の日常を観察したいと思っています」と語った。

 

 バリー・ボンズ氏は、MLB歴代1位記録となる通算762本塁打をマークするなど伝説の選手。同監督は大谷との比較で「2人とも全ての仕事に対して非常に意図的。バリーは自分の仕事に対して非常に意図的でした。すべては目的があって行われました」と話し、そのうえで「私がショウヘイについて本当に興奮しているのは、彼が話すのは勝利のことだけだということです。ですから、クラブハウスにいる全員の気持ちを代弁して言えば、そのような選手を獲得し、彼の唯一の目標がチャンピオンシップに勝つことであるとき、それは全員の共感を呼ぶのです」と、チームの勝利を優先する大谷の姿勢を喜んだ。

 

 また、大谷の性格に関して、同監督は「彼はとても好感が持てる人だ。人々は彼に引き寄せられます」と認め、「コーチや選手が彼を観察しようとして、彼がどのように働くのか、何が彼を興奮させるのかを見るのは私にとって楽しいです。彼は確かに好感が持てる人物であり、彼のような性格の人が私たちと一緒にいるのはとても幸運です」と述べた。

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◆ 名前のインパクトだけではないウィル・スミスが2人の女房役で要注目/世界一へ共闘する仲間たち

斎藤庸裕氏/情報:日刊スポーツ)

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<大谷と由伸の相棒たち>

 

 大谷翔平投手(29)と山本由伸投手(25)が今季から名門ドジャースに加わった。世界一を目指し、共闘する仲間たちを紹介する。

 

 昨年の9月末、ウィル・スミス捕手(28)は、大谷翔平のドジャース移籍を熱望していた。「世界一の選手なんだから当然、僕らは欲しい。もちろん投球も受けてみたいし、彼のような選手が打線の中軸にいたら、面白くなるよ」。前年までにア・リーグとの交流戦で、大谷と投打で対戦したことがあり、トップレベルの二刀流の能力を目の当たりにした。配球における駆け引きの面でも「賢い」と評し、野球IQの高さも体感している。

 

 19年にメジャーデビューし、当時は前田健太の女房役も務めた。打者に専念する大谷とは来年以降となるが、山本由伸とのコンビで日本人選手とバッテリーを組むのは5年ぶり。昨オフにドジャースが山本と交渉の席についた際には、フリーマン、大谷、ベッツらとともにスミスも参加していた。3日のファン感謝デーでは、山本について「交渉の時にランチして話したけど、彼のことをもっとよく知れるのはいいね。(日本語は)まだ勉強していないけど、少しやっていきたい」と、日本語の習得にも意欲を見せていた。

 

 投球を受けてから二塁までの送球タイムは1・91で、昨年のナ・リーグでは8位。打力もあり、3年目の21年から正捕手として130試合に出場し、自己最多の25本塁打をマークした。昨年は119試合、打順3番で起用されたが、今季はDHで大谷が3番に起用される見込みで、下位打線に回る可能性が高い。

 

 攻守でバランスのとれた捕手だが、名前のインパクトも強い。「バッドボーイズ」や「メン・イン・ブラック」で有名なハリウッド俳優のウィル・スミス(55)と同姓同名。かつて、俳優のスミスが出演していたスナップチャットの配信「Will From Home」にドジャースのスミスが映像でサプライズ出演し、夢の競演が実現した。ゲストだったドジャースファンの少年を驚かせ、話題を集めた。

 

 また、20年には「ウィル・スミスVSウィル・スミス」も実現した。ナ・リーグ優勝決定シリーズでブレーブスと対戦。当時、中継ぎで活躍していたブレーブスの左腕ウィル・スミスから、スミスが逆転3ランを放って勝利に貢献した。両者は前年のレギュラーシーズンで1度だけ対戦していたが、ポストシーズンで同姓同名対決が実現したのは史上初の珍事だった。

 

 日本人選手の女房役は、注目度が高まる。大谷と山本、スター選手2人の相棒となればなおさら。今年以降、より一層スポットライトを浴びるのは、俳優でもなく、投手でもない、捕手のウィル・スミスだ。【斎藤庸裕】

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◆ オフのトレーニングで1カ月間大谷と球場で一緒だった正遊撃手ラックス 右膝じん帯断裂からの復帰目指す

(情報:スポニチ)

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 大リーグ公式サイトがドジャースの正遊撃手ギャビン・ラックス(26)について報じている。

 

 16年のドラフト1巡で、19年にメジャー昇格。若手有望株として長く期待されてきた選手だ。

 

 しかし、選手層の厚いド軍ではレギュラーのチャンスはすぐに巡ってこない。21年まではコーリー・シーガーがおり、シーガーがケガをしたときもトレー・ターナーをトレードで獲得、ターナーは22年までプレーした。

 

 21年は打撃不振で一時期マイナー落ち、中堅の練習をやることになった。22年は主に二塁を守っている。MLBを代表する2人の遊撃手から学べたのは良かったが、なかなか正遊撃手になれないのは悔しかった。

 

 22年オフ、FAでターナーが去り、ようやくチャンスが巡ってきた。ラックスはオフの間、ずっとドジャースタジアムでトレーニング、15パウンドも体重を増やし23年シーズンに備えた。ところが春のキャンプに入って2週間で大ケガをした。2月27日、二塁ベースを蹴って三塁に向かう時に、ひざを痛めた。右膝前十字じん帯、右膝内側側副じん帯共に断裂、右足太もも裏にも大きなダメージを受けた。

 

 「初めてだったしつらかった。手術後はソファに座っているしかなく、何もできないからビデオゲームをして過ごしていた」と振り返る。

 

 1年に及ぶリハビリ。大きなニーブレースを付けていたが、最近は保護用のスリーブに代わった。オフの間、チームドクターに膝の回復具合をチェックしてもらいながらドジャースタジアムで練習を続けてきた。「この3カ月間ゴロをさばいてきたけど、感触は良い」と言う。

 

 12月からはドジャースと契約した大谷翔平と一緒になった。大谷のトレーニングや人柄に刺激を受けている。間もなくオープン戦が始まる。

 

 今後は実戦で膝をテスト、ベースを回る時も自信を持って走れるかどうかだ。

 

 メジャー5年目のラックスはこれまで先発経験は244試合、二塁で153試合、遊撃で50試合、外野で40試合だ。通算成績は打率・253、18本塁打、105打点、14盗塁。24年は正遊撃手としてフルシーズンプレーする予定だ。

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 ■ NOTE