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2024年2月14日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、キャンプ5日目を迎え、米アリゾナ州グレンデールの球団施設に入った。現地8時14分だった。助手席には水原一平通訳。大谷が運転するスポーツカーが選手駐車場へ入った。3日連続で同じ屋根を開閉できるポルシェのオープンカー。2200万円超の超高級車だ。服装は白のニット、ブラックデニム、白のスニーカー。

 

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◯ 大谷は、練習中に激しく転倒し、周囲をヒヤリとさせた。米アリゾナ州グレンデールの球団施設で別メニュー調整したが、思わぬアクシデントに見舞われた。大谷は「1080スプリント」という機器を使ってトレーニング。腰付近に紐のついたベルトを巻いてショートダッシュを繰り返したが、途中で走り出したところで紐が外れて激しく転倒。「あぁ!」。周囲をヒヤリとさせた。だが、大谷本人は転倒直後から大爆笑。その後はトレーニングコーチへ肘を抑えるジョークも見せた。大事には至らなかったようだ。練習を視察したロバーツ監督はホッとした表情を浮かべた。

 

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◯ 大谷は、この日約48分をかけて走塁練習を行った。ブルワーズ、レッドソックスで監督を務めたロン・レニキーGM特別補佐が視察。

 

「とてつもないスピードの持ち主だ。だから、走る能力をもっと効率よく発揮してもらいたい。ショウヘイが今年はもっと走りたいことを知っている」

 

「できるだけ効率化することに取り組んだ。盗塁、一塁から三塁、本塁に走る時など。彼は全てを全力で取り組む。今年は投手としての練習をしなくていいから、他の部分に取り組む時間がある」

 

「(練習中には大谷から質問もあったという。レニキー氏は2000年から2010年までエンゼルスでコーチだった)マイク・トラウトに同じベースランニングや盗塁(の練習)をさせたことを知っていた。走塁では細かい分析が大事だ。大事な時に盗塁できると、チームの勝利に貢献できる。盗塁する時はセーフになることが大事だ。8、9回に盗塁を試みてアウトになればタイミングが悪い」

 

「『もっと走りたい、もっと盗塁をしたい』と言っていたことは知っている。30盗塁、50盗塁というより、チームが必要とする重要な局面で走ることだ。そのことを私に伝えてきた。彼はただ単に走りたいわけではない。1点が大事な試合での盗塁は重要だ」

 

「走れる選手だし、パワー、打率、出塁率に並んで、非常に優れた走力にも恵まれている。その年に何ができるか考えないといけない。どうすれば、勝利に一番貢献してくれるか。現状では投手としてプレーできないから、彼の才能をいかにして引き出せるか考えている」

 

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◯ ジョー・ケリー投手は13日(日本時間14日)、報道陣の取材に応じ、日本語Tシャツを披露した。胸部に「野球は退屈ではない」とデザインされたTシャツで、「ショウヘイに感想を聞いたら『イケてるね』と返ってきたよ」と笑顔を交えて語った。

 

 

◯ デーブ・ロバーツ監督が13日(日本時間14日)、報道陣の取材に応じ、大谷が前日に行った屋外フリー打撃に言及。「私は見なかったが、とても効果的だったと聞いている。ショウヘイがやる全てのことに意味が込められている。素晴らしいことだし、それを継続的に行う。成功に終わった。ホームランも打ったけど、私にとって大事なのは身体がいい状態で動いていること。彼の調子がいいことだ。彼の状態を毎日見て、話し合うことが大事だ。現状、影響はない。私にとってノー・ニュースは、グッド・ニュースだ。順調に進んでいると聞いている。昨日はいい1日だった。それを積み重ねていきたい」

 

◯ エンゼルスのパトリック・サンドバル投手が新天地に移った親友にエールを送った。13日(日本時間14日)、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス担当サム・ブラム記者が紹介。サンドバルが「トラビス・ケルシーとテイラー・スウィフトの件と同じだ。どこでもその話題で持ちきりだ。彼が望んでいたものを手に入れたのだから、僕は嬉しいよ。友達が成功するのを見たいものだ。彼が僕らと一緒にやれたらって思うけど、彼が必要と思うものを手に入れたことを喜んでいるよ」

 

◯ エンゼルスのマイク・トラウト外野手が、大谷のドジャース移籍について初めて言及。12日(日本時間13日)にエンゼルス公式ラジオ局のキャスター、トレント・ラッシュ氏が司会を務めるポッドキャスト番組「Angels Recap with Trent Rush」に出演。約2か月にも渡った沈黙をついに破った。

 

「彼が決断する前に色んな人が私に(感想を)聞いてきた。ネットを見ていると、去年からドジャースに移籍する予感はあった。彼のことを思うと嬉しいことだし、十分に値することだと思うよ」

 

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 ■ ロサンゼルス・ドジャース情報

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◯ 日本時間2月14日、MLB機構とナイキ社は2024年シーズンに9球団が新しいシティコネクト・ユニフォームを着用することを発表した。シーズン開幕からオールスター・ブレイクまでのあいだに、ガーディアンズ、タイガース、ドジャース、ツインズ、メッツ、フィリーズ、カージナルス、レイズ、ブルージェイズの9球団が新しいシティコネクト・ユニフォームをお披露目する予定。ドジャースは2021年シーズンにシティコネクト・ユニフォームを作成しており、今季着用するものが2種類目ということになる。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 日本語Tシャツが「イケてるね」 大谷翔平も称賛…ベテラン右腕が見せた敬意

小谷真弥氏/情報:)

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 ドジャースのジョー・ケリー投手は13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールの球団施設で報道陣の取材に応じ、日本語Tシャツを披露した。胸部に「野球は退屈ではない」とデザインされたTシャツで、「ショウヘイに感想を聞いたら『イケてるね』と返ってきたよ」と笑顔を交えて語った。

 

 ケリーは「Baseball Isn’t Boring」というブランドのTシャツを所有。今回のキャンプに合わせて関係者から日本語Tシャツが送られてきたという。「いつも着ているけど、日本語Tシャツは初めて届いた」。大谷、山本由伸とのコミュニケーションに一役買ってくれそうだ。

 

 昨オフの大谷争奪戦で35歳のリリーバーは大谷に背番号17を譲渡。大谷はお返しとしてケリーの妻へポルシェを贈った。「ショウヘイをイラつかせることをしたくなかったから、こちらからフロントに『たかが数字だ。喜んで贈りたい』と伝えた。(ポルシェは)妻の方が驚いていたと思う。素晴らしい贈り物だ」と改めて振り返った。

 

「フロントは人間性の悪い人に大金をドブに捨てるようなことはしない。すでにどういう選手か分かっているから、フィールド外での人間性をより調査する。ショウヘイは素晴らしいチームメートだ。とても静かなことはいいことだ。口外することはない」。通算450登板を誇るベテランは、大谷の人間性を称えていた。

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◆ 大谷翔平は「2番・DH」、山本由伸は開幕ローテ1番手 大リーグ公式サイトが予想 他の日本人選手は…

(情報:スポニチ)

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 大リーグ公式サイトが13日(日本時間14日)、各チームの開幕スタメンおよび開幕ローテーションの予想を発表した。

 

 ドジャースの開幕スタメンは1番・ベッツ(二塁)、2番・大谷翔平(DH)、3番・フリーマン(一塁)になると予想。ただ、「ロバーツ監督は、3人のスーパースターをどのように配置するかまだ分からないと語った。その決断は春のある時点で下されるだろう」と上位打線については並びが変わる可能性があるとした。

 

 一方で開幕ローテーションについては、1番手に山本由伸が入り、2番手にグラスノー、3番手にミラー、4番手にパクストン、5番手にシーハンと予想。山本への期待の高さを伺わせた。

 

 その他の日本人投手で開幕ローテーションで1番手になったのはメッツ・千賀滉大。パドレスのダルビッシュ有はマスグローブに次いで2番手でローテーション入り、タイガースの前田健太も2番手、カブスの今永昇太は3番手、ブルージェイズの菊池雄星は4番手に入ると予想された。

 

 また、野手陣ではレッドソックスの吉田正尚は5番・DHで、カブスの鈴木誠也は4番・右翼で開幕スタメンに名を連ねると予想された。

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◆ 大谷翔平はまるで精密機械のように体をコントロールする 周囲の証言で明かされた驚異の感覚

斎藤庸裕氏/情報:日刊スポーツ)

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<とっておきメモ>

 

ドジャース大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)のキャンプイン後初のフリー打撃で、特大弾を連発した。昨年9月4日に右脇腹を痛めて以来、161日ぶり。21スイングで右方向からセンターを中心に10本の柵越えを放った。打撃感覚と実際のデータもほぼ一致する“超感覚ぶり”。3月20日の開幕戦パドレス戦(韓国・ソウル)での打者復帰に向けて、順調な調整を見せた。

 

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大谷翔平はエンゼルスに在籍していた6年間で、監督やGMから共通して評価される能力があった。

 

かつて指揮したマドン氏やネビン氏は口をそろえて、「彼は自分の体のことをよく理解している」と言っていた。強度はどれくらいで、そこから出る数値を予測する-。そもそも強度の度合いを正確に把握するのも難しいはずだが、データの数値まで一致させるのは繊細な体の感覚があってこそだ。

 

昨年3月のWBC決勝戦で、驚くべきことがあった。DHで出場していた大谷はクローザーとして登板する準備のため、試合後半はブルペンにいた。イニングの合間に投球練習を開始。チーム通訳のためベンチにいた水原通訳に代わり、コーディネーターのルーク篠田氏が、大谷の背後から球速などデータチェックの役割を担った。同氏は「印象に残っているのは、球速を『何マイルでいきます』と言って、その通りの数字を出していたことですね」と証言。精密機械のように、体をコントロールしていた。

 

ちなみに、同氏によれば9回に登板する前のブルペンでは「90マイル(約145キロ)くらいしか出ていなかった。それが、試合では10マイル増しになる。メジャーのピッチャーでもブルペンと実際のマウンドでそこまで違う人は見たことないかもしれない」と驚かされた。大谷は試合でアドレナリンが出ると、出力が勝手に高くなる。本番の実戦が楽しみでならない。【MLB担当=斎藤庸裕】

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◆ 予測成績から紐解く打者専念で迎える今シーズンの大谷翔平に求められる最低ノルマとは?

菊地慶剛氏/情報:スポナビ)

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【MLB公式サイトがファンタジー・ランキングを発表】

 

 つい先日(米国時間2月13日)のことだが、MLB公式サイトで2024年版のファンタジー・ランキングが発表されたのをご存じだろうか。これは、米国で広く愛好されているゲーム「ファンタジー・ベースボール」のために選手をランキング化したもので、MLB公式サイト以外にも各所でランキングを発表している。

 

 このゲームは参加者がネット上に開設されたいずれかのリーグに所属し、ドラフト指名した選手たちの活躍度(各選手が実際の公式戦で残す成績)を週ごとにポイント化し、そのポイント総数で順位を競うというもの。効果的なドラフト指名を行いたい参加者にとって、ランキングは必須アイテムだ。

 

 ちなみに現役MLB選手にもファンタジー・ベースボール愛好家が多く、以前マイク・トラウト選手が立ち上げたリーグに所属する選手たちの間でちょっとしたトラブルが起こったことが話題になったことがあるほどだ。

 

 今回MLB公式サイトでは300選手をランキング化しており、その中には今シーズンMLBに移籍してきた山本由伸投手、今永昇太投手、松井裕樹投手を含め10人の日本人選手がランク入りしているので、彼らの順位を含め興味がある方はぜひチェックしてほしい。

 

【予測成績こそファンが求める最低ノルマ?!】

 

 ファンタジー・ベースボールでは選手の様々な成績がポイント化されるので、オールラウンド選手になればなるほど高ポイント獲得が期待できるため、投打にわたり活躍が期待できる大谷翔平選手は以前からファンタジー・ベースボール愛好者の間で最高ランクの人気選手だった。

 

 今シーズンは打者に専念するわけだが、それでも大谷選手は日本人選手の中では最高位の11位にランクインしており、打者だけでも幅広い活躍が期待できると考えられている証だ。

 

 今回のランキングでは、すべての選手に「Steamer」による今シーズンの予測成績が添付されており、これもファンタジー・ベースボール参加者が選手をドラフト指名する重要な指標となっている。

 

 つまり彼らにとってその予測成績こそが、選手たちに期待する最低ノルマと考えていいだろう。

 

 そこで今回は「Steamer」に加え、2つのデータ専門サイト「Fan Graphs」と「Baseball Reference」で公表している3つの予測成績を比較しながら、米国で考えられている大谷選手の最低ノルマについて考えてみたいと思う。

 

【3つの平均値は37本塁打、100得点、103打点、18盗塁、OPS.928】

 

 まずMLB公式サイトのファンタジー・ランキングに添付されている「Steamer」の予測成績では、今シーズンの大谷選手は39本塁打、114得点、106打点、20盗塁、OPS(出塁率と長打率を足したもの).926になるとしている。

 

 昨シーズンの成績が44本塁打、102得点、95打点、20盗塁、OPS1.066だったことを考えれば、本塁打、盗塁、OPSは難なくクリアできそうだ。また得点と打点に関しては、大谷選手の自己記録(2021年に記録した103得点、100打点)を上回る数値になっているが、MLB屈指のドジャース打線の中でなら十分に到達可能だと考えられる。

 

 また「Fan Graphs」の予測成績を見ると、38本塁打、100得点、117打点、17盗塁、OPS.909、また「Baseball Reference」では35本塁打、87得点、85打点、17盗塁、OPS.949となっている。

 

 日本では打者に専念する今シーズンは50本塁打を期待できるとの報道に接している人からすれば、これらの予測成績はかなり控えめに映るかもしれない。だがMLB公式サイトで「50本塁打&20盗塁の可能性を秘めている」と追記しているように、あくまでこれらの予測成績は大谷選手に期待する最低ノルマだと考えてほしい。

 

 ということで今回は、3つの予測成績を平均した37本塁打、100得点、103打点、18盗塁、OPS.928(平均値を四捨五入したもの)を、今シーズンの大谷選手の最低ノルマとしたいと思う。今シーズンの大谷選手を見守る上での参考にしてほしい。

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 ■ NOTE

 

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