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2024年2月12日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷は11日(日本時間12日)、米アリゾナ州グレンデールでキャンプ3日目を迎えた。ポルシェのスポーツカーを自ら運転。水原一平通訳を助手席に乗せて施設入りした。現地8時56分。見慣れないポルシェのスポーツカーが選手駐車場へ。ハンドルを握っていたのは大谷だった。施設入りする前には警備員に左手をあげて挨拶。華麗なドライブで、入り待ちをしていた報道陣を驚かせた。大谷が運転していたのは最高速度304キロのスポーツカー。2200万円超のオープンカーだった。また、服装は紺系のジャケットにデニム、白のスニーカー。黒の帽子を後ろに被るラフな格好だった。

 

 

◯ この日は、パーカ姿でクラブハウスから山本ともにブルペンへ歩いて行くと、山本がブルペンで34球投げる様子を、後方で見つめていた。ブルペンではロバーツ監督らとも笑顔で話す場面もあり、山本が投球練習を終えると、2人で歩きながら談笑してクラブハウスへと戻っていった。この日は目立ったトレーニングはしなかった模様で、車の屋根を開けてオープンカーにして自ら運転して帰って行った。その時刻は12時過ぎ

 

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◯ 大谷は、山本のブルペン投球を見守った後に、クラブハウスへ戻る際に今キャンプ初の即席サイン会を実施した。車で45分の距離のチャンドラー市内から家族とやってきた兄のディエゴ・アギラくん(14)、弟のディエゴ・マテオ(11)の兄弟は前日にゲットした山本のサインボールに続き、この日は大谷のサインボールもゲット。2日続けての幸運に弟のマテオくんは「翔平はMLB史上最高の選手。グレートなシーズンになることを祈っているよ。GO LA!」と絶叫。少年野球チームで二塁手としてプレーしているという兄・ディエゴくんは「ようこそ あなたのおかげで日本語を勉強し始めました」という手作りの日本語のボードを持ったことが功を奏したを思ったようで「(語学アプリの)Duolingo(デュオリンゴ)で調べてこのボードをつくったんだ。ありがとう」と感激の面持ちだった。

 

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◯ 今季からドジャースへ加入した大谷、山本にチームメートが粋な計らいを見せた。ミゲル・ロハス内野手がワインをプレゼント。「歓迎されていると感じられるように何かしてあげたかったんだ」と明かした。ロハスは大谷と山本のロッカーにワインとともに手紙を添えた。山本がインスタグラムのストーリーズ機能で投稿した写真には、「ヨシノブへ ようこそ我が家族へ。チームメートとしてあなたの後ろでプレーできることにとても興奮しています」とメッセージを送った。

 

ロハス自身もベネズエラ出身。2005年、16歳の時にアマチュアFAでレッズと契約した。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者によると、ロハスは「違う国からやってきて、新しいチームに加わるのがどういう感じか自分にはわかる」とコメント。ワインはフレディ・フリーマン内野手におススメを聞き「クインテッサのカベルネ・ソーヴィニヨン」を選んだという。

 

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 ■ ロサンゼルス・ドジャース情報

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◯ トミー・ジョン手術からの復帰を目指すドジャースの右腕ウォーカー・ビューラー投手について、デーブ・ロバーツ監督がいつマウンドに立つことになるのか「まだ分からない」と述べた。米CBSスポーツが伝えている。ビューラー自身の“開幕日”について「いつになるのかはまだ分からない。どう進めていくかは決まっており、必要なステップは進行中だ。彼がそれぞれの段階をすべてクリアすれば準備は整う。ただ、それがいつになるのかは分からない」と、復帰日は未定であると述べた。

 

◯ 山本由伸のキャンプ3日目、現地時間の午前8時前に球場入り、その後は槍投げを5投3セット、室内ゲージで壁当てなどウォーミングアップを行った。その後は大谷と共に練習施設へ移動、プルペンに入るとD。ロバーツ監督、ゴームズGM、そして大谷が見守る中、変化球を交えて34級を投げ込んだ。

 

「前回は8割ぐらいがストレートだったので、今日は少し変化球を加えながら、まあクイックモーションというか、セットポジションも練習出来たらなと思って投げました」

 

「なんかどんどん進んで行くというか、テンポよく次の練習、次の練習と行くので、しっかり一個一個集中してやって行けたら良いかなと感じました」

 

「(大谷との会話は)球種の話しだったり、そんな感じです。(アドバイスとか)そういうのはないです」

 

「少しづつ落ち着きながら集中して練習出来ていると思います。体は問題なく、ボール、ピッチングとしてはもう少し。(ブルペンは)まだ2回目なので、ここから上げていけたら順調かなと思います」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平が山本由伸のブルペンを視察しシャドーピッチング披露 ファンに初サインも

(情報:東スポ)

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【アリゾナ州グレンデール11日(日本時間12日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)はキャンプ3日目、午前9時前に球団施設に入った。チームミーティングの後、ドジャーブルーの長袖パーカーシャツと短パンでフィールドに姿を現すと山本由伸投手(25)とにこやかに話しながらグラウンドへ移動した。

 

 山本ら投手組がキャッチボールする間はマイナー施設の横の柵向こうで、腕を振り上げる動作やシャドーピッチングなどをしていたが、山本がブルペンに入ると出てきて、真剣な表情。投球にうなずく場面を球団公式X(旧ツイッター)が紹介した。

 

 その後、デーブ•ロバーツ監督と2人で談笑。ブランドン•ゴームズGMも加わるなど複数で話し、「ハハハハハ」と大声で笑う場面もあった。クラブハウスへ戻る際には今キャンプで初めてファンにサインした。今後、サイン争奪戦が激化しそうだ。

 

 練習後、ロバーツ監督は「ショウへイが出てきてくれてサポートしている。ヨシ(山本由伸)のブルペンを見にきたのを見るのが私にとってはとても楽しい。ピッチングについて色々話したよ。あとはたわいもない話で盛り上がったりした」とだけ語り、〝ロバーツスマイル〟を残して引き揚げた。大谷は正午過ぎに施設を後にした。

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◆ 大谷効果に期待?!今やドジャースしか達成できない球団史上初の観客動員数400万人という金字塔

菊地慶剛氏/情報:スポナビ)

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【今シーズンのドジャースは何勝できるのか?】

 

 大谷翔平選手と山本由伸投手をはじめとする今オフの大型補強で、これまで以上に注目を集めているドジャースだが、まさに選手層の厚さは球界屈指(中には球界随一との声もある)といっていい。ドジャースと再契約し同一チームで17年目のシーズンを迎えるクレイトン・カーショー投手が「これまでベストな布陣だと思う」と話している通りだ。

 

 過去11年間で10度の地区優勝を飾り、2017年以降は新型コロナウィルスによる短縮シーズンだった2020年を除くと、2018年以外はすべてシーズン100勝を達成している常勝軍団が、今オフに更なる進化を遂げたのだ。どうしても人々の関心は、今シーズンのドジャースが何勝を挙げ、そしてワールドシリーズを制覇できるのかに向いているように思う。

 

 ただ米国では「Baseball Prospectus」のように30チーム中最多の102勝(正確には101.8)すると予想するところもあれば、「Fan Graphs」のようにブレーブス(97勝)を下回る92勝だと予想するところもあるように、評価は一定していない。

 

 あくまで個人的ではあるが、2022年に1906年のカブスと2001年のマリナーズが樹立した年間最多勝記録116にあと5に迫る勝ち星を重ねていただけに、今シーズンのドジャースにも記録更新を狙えるような快進撃を期待している。

 

【観客動員数で9年連続トップを誇る人気チーム】

 

 ご承知の方も多いとは思うが、MLB屈指の常勝軍団として君臨する現在のドジャースは、その人気ぶりにおいても球界随一を誇っている。

 

 例えば年間簡約動員数では、他のチームが減少傾向にある中(2023年はピッチクロックなどのルール変更があった影響か30チーム中26チームが前年比増となっている)、ドジャースは無観客試合で実施した2020年以外、2013年から9年連続でMLBトップであり続けている。

 

 しかもシーズン途中まで入場制限をしていた2021年を除くと、2013年以降はすべてのシーズンで年間370万人をクリアしており、現在MLBで最もファンを集められるチームといっても過言ではない。

 

 そんな人気チームが今オフの大型補強で、チームへの注目をさらに集めているのだから、今シーズンのドジャー・スタジアムにはどれほどのファンが集まるのだろうか。この辺についても個人的な関心事になっている。

 

【まだ年間400万人を達成したことがないドジャース】

 

 現在MLB随一の人気チームとはいえ、まだドジャースが達成できていない金字塔があるのをご存知だろうか。

 

 それは、観客動員数400万人超えだ。これまでドジャースの年間観客動員記録は2019年に樹立した397万4309人で、あと一歩のところで届いていない。

 

 これまでMLBでは、年間400万人をクリアしたチームが4チーム存在している。1993年のロッキーズ(このシーズンは現在のクアーズ・フィールドではなく、NFLブロンコスのマイルハイ・スタジアムを使用)、1991~1993年のブルージェイズ、2005~08年のヤンキース、2008年のメッツだ。

 

 ロッキーズの場合は球団創設1年目だったことが影響し、ブルージェイズとヤンキースの場合は当時チームが黄金期を迎えていたことが観客動員に繋がっていると考えられる。またメッツの場合は、2008年前後で多数のスターFA選手たちを獲得していた時期だった。

 

 ちなみにホーム試合81試合で年間400万人を突破するためには、1試合当たりほぼ5万人ペースを維持しなければならないわけだが、1990年代中盤から始まったボールパーク型新球場の建設ラッシュ以降、収容人員が5万人を超える球場はドジャー・スタジアムしか残っておらず(一応オークランド・コロシアムも5万以上収容できるが、基本的にすべての席を開放していないので除外)、現在のMLBで年間400万人を達成できるチームはドジャースしか残っていない。

 

【大谷効果で平日開催試合の集客力がアップ?!】

 

 年間400万人を達成するのは、いかなドジャースでも容易なことではない。昨シーズンの観客動員数は383万7079人(1試合平均4万7371人)だったことを考えると、約3000人近い上乗せが必要になってくる。

 

 しかも今シーズンは韓国での開幕シリーズ2試合の内1試合分がドジャースのホーム試合扱いとなるため、ここで2万人弱の観客動員しか見込めない。金字塔を自立するには、残り80試合でどれだけファンを集められるかがカギを握ることになる。

 

 ただ集客面においても、すでに大谷効果が現れているのだ。すでに日本でも報じられていたと思うが、大谷選手のボブルヘッド人形が無料配布される試合のチケットが高値で取引されている。

 

 当該試合は5月16日のレッズ戦なのだが、現時点(2月12日現在)でMLB公式サイトをチェックしても、最低価格は125ドルと表示されるほどの人気ぶりだ。

 

 他の選手比較してみても、ムーキー・ベッツ選手のボブルヘッド人形が配布される5月21日のダイヤモンドバックス戦で最低価格は51ドル、山本投手のボブルヘッド人形が配布される6月13日のレンジャーズ戦では61ドルで取引されている状況だ。

 

 ちなみに今シーズンのドジャースの最低チケット販売価格は20ドルなので、大谷選手のみならず、山本投手やベッツ選手もなかなかの高価格で取引されているのが理解できる。

 

 また大谷選手の場合5月16日のみならず、8月28日のオリオールズ戦でもボブルヘッド人形の配布が予定されているのだが、実はこの3選手のボブルヘッド人形配布日はすべて平日の試合に設定されている。これこそがドジャースの営業戦略だ。

 

 昨シーズンのドジャースは5試合だけ3万人台の集客に止まっているのだが、いずれも平日の試合(月曜2回と水曜3回)。逆に5万人を突破した試合が26試合あったが。平日は6試合のみだった。

 

 つまりドジャースは、大谷選手らスター選手関連のグッズ配布を平日の試合に設定することで、より安定的な集客を目指そうとしているのだ。そしてチケットの販売状況をみれば理解できるように、その効果はしっかり出ているわけだ。

 

 大谷効果を得たドジャースは、球団史上初の観客動員数400万人に到達することができるだろうか。

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◆ 大谷翔平の多彩すぎる投手能力 MLBの剛腕たちが選んだ〝人気球種〟ベスト3【#3】

青池奈津子氏/情報:東スポ)

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【元局アナ青池奈津子のメジャー通信・特別編(3)】いよいよ春季キャンプ入りしたドジャース・大谷翔平投手(29)。その象徴は、何といっても規格外の「パワー」だろう。「大谷のフィーチャー(特性)を自分に1つ取り入れることができたら何がいいか?」。この問いに現役メジャーリーガーなど138人のうち「11人」が「スピード」と答えたのも印象的だったが「投球能力」だけでなく具体的な球種を挙げた選手も少なくなく――。

 

「あの右腕をもぎ取って自分にくっつけたいよ」。そう答えたのはパドレスからロイヤルズに移籍した右腕マイケル・ワカだった。また、昨季はエンゼルスで同僚でもあった左腕のマット・ムーアは「大谷の右腕を得て〝二刀流〟になる」とユーモアたっぷりに夢の両投げに思いをはせた。

 

 さらにメジャー通算82勝左腕のエデュアルド・ロドリゲスは「どっちも欲しいな、打撃も投球も」としながら「でも、選ぶとするなら投球かな。自分も投手として彼のすごさが分かるから。自分は一度もいい打者だったことがないし、打つ機会もないけど、大谷の投球のすごさなら分かる。彼のピッチングはとてもアメージング。彼の投球を見るのが好きだから、早期復帰を願っているよ」とエールを送った。

 

 打撃やスピードではなく投球に関連した回答を寄せたのは「38人」。そのうちの半数が「投球能力」や「肩の強さ」と答えたが、具体的な球種を選んだ選手が結構いたのは興味深かった。まずはうなりを上げる直球(ファストボール)だ。

 

「100マイル(約161キロ)のファストボール。打者からたくさん三振を取りたい。投げられたら二刀流になるよ」。そう語ったのは通算402本塁打を誇る大砲、ヤンキースのジアンカルロ・スタントンだった。さらに2021年のサイ・ヤング賞右腕、コービン・バーンズも「自分は100マイルのファストボールを人生で1度しか投げたことがないから、レギュラーで投げられたら最高」とこちらも直球を推した。

 

 だが、大谷の魅力は変化球にも及んだ。直球に続く〝2番人気〟は高速のスプリットだ。かつて大谷の同僚だった左腕のアンドルー・ヒーニーは「オーマイガー! 彼のスプリッターにしようかな」。アスレチックスに移籍したロス・ストリプリングも「自分のチェンジアップはまあまあいいと思っているんだけど、彼のスプリッターがあったら、もっと三振や空振りが取れる。しかも大谷のスプリッターは、自分のファストボールと同じくらい速いからね」と脱帽するばかりだった。

 

 スライダーは〝3番人気〟で剛腕のライン・スタニクは「彼の速球やスプリットもいいけど、自分もそこそこ悪くないと思うから、彼のスライダーを加えられたら、もっともっと投球が楽しくなりそうだなって」と考えを巡らせた。

 

 ちなみに昨季、非ホジキンリンパ腫から復帰した右腕のリアム・ヘンドリックスは「違う方向へ行く球を持っていないから、彼のスプリッターがナイスだね」としつつ、こんな〝裏話〟も…。

 

「もしくは打撃力。そうしたら、昔憧れていた二刀流になれる。実は18歳の時に左翼手でエンゼルスと契約間近までいっていたんだよ。投手の方がちょっとお金が良かったのと、成績が安定していたこともあって投手専念に。オオタニが成功させたことで、今後もっと二刀流選手が生まれてほしいと本当に願っている」

 

 このほか、複数人から寄せられた同じ回答には松坂大輔さんらの「サイズ(身長)」、日本ハムで同僚だったクリス・マーティンらが選んだ「自己管理能力」や「勤勉さ」などなど。昨年のオールスター戦のMVP男、エリアス・ディアスらが挙げた「全部」以外にも、昨季までチームメートだったルイス・レンヒーフォのように「全てを簡単にしてしまう能力」とのウイットに富んだ回答もあった。

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◆ 大谷翔平は〝野球以外〟でも魅力! 「銀行口座」「髪の毛」をうらやむ珍回答も【#4】

青池奈津子氏/情報:東スポ)

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【元局アナ青池奈津子のメジャー通信・特別編(最終回)】アレも欲しい、コレも欲しい…。ドジャース・大谷翔平投手(29)は昨春のWBC決勝の米国戦前、侍戦士たちに「憧れるのはやめましょう」と呼びかけたが、今や自身がメジャーリーガーたちから憧れられる存在となっている。ここまで138人に聞いた「大谷のフィーチャー(特性)を1つ取り入れることができたら何がいいか?」の回答を紹介してきたが、最終回ではユニークな〝番外編〟をお届けします。

 

 まず、ひねりを加えた回答を寄せてくれたのは、通算210本塁打の強打者、フィリーズのニック・カステラノスだ。「自分勝手な回答をしてもいい?」と前置きしながら「ショウヘイの自由なライフスタイル」と言ってこう説明した。

 

「彼にはガールフレンドもいないようだし、子供もいない。自分はメジャーデビューした際、生後1か月の息子がいて、野球以外での責任がたくさんあった。野球に全力を注ぐのと同じくらい父としての責任を果たす必要があり、バランスをとるのが難しかった。だから、選ぶなら彼のフォーカス力、野球に全神経を傾けられる彼の自由な立場が欲しい」。つまり、ニックも野球が好きでたまらないのだ。

 

 ニックに近い話をしてくれたのは大谷の花巻東高校の先輩・菊池雄星投手。じっくり考えてから「やっぱり野球を楽しむ、楽しめるっていう能力は天性だと思いますね。あんなに注目されているのに、子供みたいに野球をして。あそこまで無邪気にやれるってすごいなって」。真剣な表情で話してくれた菊池投手もまた、野球に対する情熱であふれていた。

 

「楽しむ能力」と答えたのはもう1人。元チームメートでフィリーズのブランドン・マーシュだ。彼もカーニバルに遊びに来た子供のように野球を楽しんでいる印象があるが「自分もそれなりに楽しんでいる方だと思うけど、ショウヘイはスイッチを一瞬にして『楽しい』から『戦士』に変えられる。僕はそんな彼をとても尊敬しているんだ。ショウヘイからは必ず毎日、熱烈な闘争心を得られる。自分もそんなふうになりたい」。

 

 また、プレーとは直接関係なさそうなものを挙げた選手もいた。通算342発のエバン・ロンゴリアは質問に答える前から笑いをこらえ切れず「彼のルックス」。それだけでなく「真剣なところで言うと…。確かにルックスがいいんだけど、彼の打撃パワーかな。この地球上で最高の選手だと思う」と真面目な話も加えてくれたが、〝脱線回答〟はまだまだある。

 

 ロッキーズのベテラン右腕、ダニエル・バードはうれしそうに「銀行口座。仕事は全部任せ、彼の銀行口座だけもらえたら最高だね」と笑ってこう続けた。

 

「あとは彼の謙虚さ。彼がスーパースターの振る舞いをしているのを見たことがない。弟(ルーク・バード)がエンゼルスで彼と一緒だったんだけど『すごいヤツだ』って言っていた。地に足がついていて、勤勉であることにプライドを持ち、毎日プレーするために自己管理を欠かさない。ウエートルームではビースト(野獣)だって聞いたよ。投手とか日本人選手では珍しいんじゃないかな。すごく筋力があるらしい。全てがすごいけど、彼のパーソナリティーは野球のインターナショナルな顔として完璧」

 

 さらに、通算198発のジョイ・ギャロは「未来の契約。これから彼はすごくお金持ちになるからね」とも…。左の大砲は10年総額7億ドル(約1034億円)の超巨額契約を想像していたのだろうか。

 

 さらには1月末にドジャースに移籍し、同僚となった左腕のジェームズ・パクストンは「彼の髪の毛は素晴らしいよね。見て分かるように自分にはもうあまりないから、彼のファンタスティックな髪がいいな」。決して冗談などではなく、真剣に語っていた。

 

 このほか、大谷のことを「本物?」とツンツンと突いて話題になったレッズの超新星、エリー・デラクルスは「打席での忍耐力」。「カリスマ性」と答えたのはノーヒッター右腕のショーン・マナイアで、オリオールズのベテラン捕手、ジェームズ・マキャンからは「スーパースター能力」といった回答もあった。

 

 さまざまな答えが出たのは、それだけ大谷が魅力的だからだろう。「400フィート(約122メートル)の本塁打を打ってみたい」と答えたアストロズの守護神、ライアン・プレスリーはこんなふうに形容していた。

 

「彼はまるで研究室でつくられたかのような存在。あまりにも選ぶ要素が多いのだ」。皆さんだったら何が欲しいだろうか?(終わり)

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 ■ NOTE