2024年1月23日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 米大リーグのデータを扱うサイト「ファングラフス」は21日(日本時間22日)までに、過去のデータなどから算出した今季の各選手の個人成績を予想した。昨季44発で本塁打王に輝き、ドジャースに移籍した大谷は、151試合の出場で38本塁打、102打点、打率2割7分3厘。ナ・リーグの本塁打数は昨季54発でトップだったオルソン(ブレーブス)と19年本塁打王のアロンソ(メッツ)が42発でトップに立ち、大谷は4位で、打点も5位に入った。手術した右肘の状態を考慮したのか、昨季の135戦44発から考えると、やや厳しめの予想となった。

 

◯ ロサンゼルス・ドジャースの話題を専門的に扱う『Dodgers Nation』は1月22日、“大谷翔平”に関する重要な試合スケジュールをまとめた記事を掲載した。「2024年のドジャースはオオタニのシーズンとなる。対戦する球団は、オオタニとドジャースを倒したい思いで立ち向かってくる。そんな戦いを観るために、ファンはスタジアムを埋め尽くすだろう」このように大谷目線で見た注目のマッチスケジュールを、次のように厳選した(日付は現地時間)。

 

2月22日:オープン戦開幕/対パドレス

 

3月20日:韓国・ソウルでレギュラーシーズン・デビュー/対パドレス

 

3月28日:ドジャー・スタジアムでの開幕戦/対カーディナルス

 

4月1日:同じナ・リーグ西地区のライバル、ジャイアンツとの初戦

 

4月5日:シカゴのリグレー・フィールドでキャリア初試合/対カブス

 

4月26日:FA後、初のトロントでの試合/対ブルージェイズ

 

5月3日:ロナルド・アクーニャJr.と23年MVP対決/対ブレーブス

 

6月7日:ドジャースの一員として初めてヤンキースタジアムへ/対ヤンキース

 

6月21日:キャリア初となるエンジェルスとの対戦

 

9月3日:レギュラーシーズン初となるエンジェル・スタジアムでの一戦/対エンジェルス

 

◯ 渋谷をジャックしている大谷の姿が話題。仕掛け人は人材サービス事業などを展開する「ディップ株式会社」。大谷がブランドアンバサダーに就任した事でも話題になった。渋谷駅からほど近いハチ公前広場には「夢を叶える仕事に出会おう。」のフレーズとともに、スーツ姿で凛々しい表情を浮かべた大谷の看板が複数掲示されており、インパクト抜群。さらに渋谷駅東口地下広場にも同様に広告看板が掲出されているほか、渋谷スクランブルスクエアの大型ビジョンでは動画広告が流れている。

 

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 ■ ロサンゼルス・ドジャース情報

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◯ ドジャースがMLB通算64勝のベテラン先発左腕、ジェームス・パクストンと単年契約1100万ドルプラス出来高払いで合意したと23日、米メディアが報じた。パクストンは2017年から3年連続で2桁勝利をマーク。21年に左肘のトミー・ジョン手術を受けたが、昨季、レッドソックスで7勝5敗、防御率4・50と復活を遂げた。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平が「野球小僧」に戻った時、何かが起きる 勝利を渇望する偉才のドジャース移籍が楽しみすぎる理由

羽澄凜太郎氏/情報:COCOKARA)

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 昨年12月14日にロサンゼルスで行われた入団会見でドジャース移籍を決めた大谷翔平は、名門の一員となる決断を下した主因を語った。

「野球選手としてあとどれぐらいできるかっていうのは正直誰もわからないですし、勝つことっていうのが僕にとって今1番大事なことかなと思います」

 10年総額7億ドル(約1015億円)というエポックメーキングな契約により、文字通り世界が言動に熱視線を送っていた。そうしたなかでも二刀流スターは驕る素振りは見せず、一切ブレなかった。

 筆者からしても「当然」と言える理由だった。なぜなら、ここ数年の大谷は、とりわけ「勝つ」ことに飢えていたように見えたからだ。それは昨春に列島に熱狂を提供したワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で顕著に表れていた。

「僕から一個だけ。憧れるのをやめましょう。ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターを見ればマイク・トラウトがいるし、外野にムーキー・ベッツがいたり、野球をやっていたら誰しも聞いたことがあるような選手たちがいると思う。憧れてしまっては超えられないので、僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう」

 アメリカ代表との決勝戦を前にしたロッカールームで、緊張感に包まれていたメンバーに放った大谷の言葉は、日本では社会一般にも反響を与え、一大フィーバーを巻き起こした。数多の逆境をはねのけてきた偉才のメッセージだけに、力強く、そして何よりも人々の関心を集めるだけの引力があった。

 ただ、大谷の「勝利への渇望」をより色濃く表した言葉は別にあったと感じている。それは徹底マークを敷かれた攻防戦を制した直後に、サラっと漏れたセリフだった。

 3月16日に東京ドームで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のイタリア代表戦。負けたら終わりのノックアウトラウンドで日本代表は9-3で快勝したのだが、「3番・DH兼投手」で先発した背番号16が勝機を手繰り寄せた。

 投げては、MAX164キロを記録した4シームに、大きな横曲がりを見せるスイーパーとスプリットを駆使し、イタリア打線を翻弄。4回2/3(71球)2失点で降板したものの、5奪三振をマークした。

 そして、この試合で彼が何よりも球場をアッと言わせたのは、3回裏1死一塁の場面で飛び出したバントヒットだった。

 無死一、二塁の局面での第1打席で痛烈なセンター方向への強打を、データに裏打ちされた守備シフトでショートライナーに仕留めていたイタリア守備陣は、この打席でも大谷の強打を警戒。ライト寄りシフトを敷いた。当然、三塁側はがら空き。この“隙”を大谷は見逃さなかった。

 相手投手の投球と同時にスッとバットを寝かせるとバントを敢行。敵将マイク・ピアッツァが「本当に驚いたし、彼をアウトにするのは難しい」と漏らしたように、まさかの“奇襲”に相手ナインは意表を突かれた。

 大谷がバントヒットで1死一、三塁という絶好機を演出すると、日本は直後の4番・吉田正尚の内野ゴロの間に1点を先制した。5回裏にタイムリーツーベースを放っていた村上宗隆(ヤクルト)は、「今日に懸ける想いは伝わってきました。大谷さんの作ってくれた勢いに乗っていけました」と振り返っている。貪欲な闘争心はチームに伝染していた。

 

 結局、イタリア戦で飛び出したヒットはバントでの1本だけだった。それでも本人は「無理に引っ張った打球が正面にいってゲッツーというのが最悪のシナリオ。リスクを回避しながら、なおかつハイリターンを得られるチョイス」と振り返るとともに、当然と言わんばかりに言い切っている。

「日本代表の勝利より優先する自分のプライドはなかった」

 全てはチームを勝たせるために考え抜いた“最善策”。当時、「全く(バントの)指示を出していなかった」と明かした栗山英樹監督は、愛弟子の咄嗟の振る舞いを「翔平らしい」と目を細めながら回想した。

「ずっと彼を見てきて、翔平らしさが出るときっていうのは、実はああいうときで。投げる、打つは別として、『この試合は絶対勝ちにいくんだ』と、野球小僧になりきった時に彼の素晴らしさが出る。翔平の話ってあんまりしないですけど、そういう彼の想いって見てる人も感じてくれたと思う。そういう魂を持ってやるんだっていうところが見れたのは良かったと思う」

「翔平の話ってあんまりしない」という指揮官が、率直に評価する姿は印象深かった。

 ここで勝たなければいけないんだ――。大谷は一般的には重圧がかかる場面ほど真価を発揮してきた。先述のイタリア戦に代表される事例を考えても、来る新シーズンは楽しみでしかない。

 今オフのドジャースは総額12億2600万ドル(約1772億5000万円)の大補強を行ったのは周知の通りだ。元々スター軍団だったロースターに、山本由伸やタイラー・グラスノーといった実力派を加え、より厚みを持たせた。「勝って当たり前」のチームを作り上げたのである。

 ライバル球団は「打倒・ドジャース」を掲げ、地元ファンはワールドシリーズ制覇を切望する。そんな勝って当たり前という環境に身を投じ、重圧が増すなかでプレーすることで、大谷はいかなるケミストリーを生み出すのか。あのWBCでも見られなかった偉才の姿を、我々は目の当たりにできるかもしれない。

[文/構成:羽澄凜太郎]

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◆ 大谷翔平がまさかの「24位」 昨季1位から半減予想…期待される“前例なき偉業”

(情報:フルカウント)

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 ドジャースへ移籍した大谷翔平投手は右肘手術の影響で、今季は打者に専念する。昨季は史上初となる2度目の満票MVPを獲得したが、今年は指名打者専念が障壁になりそうだ。米データサイト「ファングラフス」の今季成績予想では、WARが「4.2」とまさかの24位だった。

 WARとは「Wins Above Replacement」の略で、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標。代替可能な控え選手と比較して、どれだけ勝利数を増やしたかによって計算される。

 ファングラフスによると、昨季の大谷のWARは「9.0」。打者としては打率.304、44本塁打、95打点、OPS1.066の成績を残し、WAR「6.6」。投手としては10勝5敗、防御率3.14でWARは「2.4」だった。2位のロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)、3位のムーキー・ベッツ外野手(ドジャース)を上回り、両リーグ1位に輝いていた。

 指名打者では守備による貢献がないため、WARの数値は上がりにくい。大谷の今季の成績予想は打率.273、38本塁打、102打点。両リーグで24位となっている。1位はアクーニャJr.の7.3。ドジャース内でもベッツ、フレディ・フリーマン内野手に続き3位だ。過去に指名打者に専念してMVPを獲得した選手はいない。予想を覆すことができるか。大谷のバットに期待がかかる。

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◆ ロッテ・佐々木朗希&楽天・辰己 キャンプイン迫る中で契約未更改 死語となっていた「自費キャンプ」も

(情報:デイリースポーツ)

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 キャンプインが迫る中、昨年12月の契約保留者名簿に記載された中で未だ契約更改が終わっていないのがロッテ・佐々木朗希投手、楽天・辰己涼介外野手。越年交渉となっている中、はっきりとした着地点は見えてこない。

 

 佐々木朗については12月にポスティング移籍を希望していると報じられた。高坂球団社長は21日に「私からは個々の選手の件は差し控えさせていただきます」と話し、交渉の進捗状況について明言を避けた。辰己は2月のキャンプで1軍メンバーに名を連ねている。

 

 仮に2月1日までに交渉がまとまらなかった場合は「自費キャンプ」となることが濃厚。過去の例では宿泊費など球団がサポートする費用が自費となり、契約を更改した時点で選手に払われる形となっていた。

 

 ここ数年は例がなく、記録に残る限りでは2011年の阪神・久保康友が最後。この時、球団は年俸調停権の行使も検討したが、久保側が「調停にしてしまうと金額でしか決まらないのでね。話ができなくなると意味がないし、そこまでやる必要性がないと思う。球団の気持ちは分かっているつもりです」と金額の問題ではないことを明かし、「タイガースにとってどんな選手が一番必要なのか。僕は必要とされる選手になりたい」と語っていた。

 

 最終的にキャンプ中の2月15日にサイン。以降は選手会が契約更改交渉での提示金額の事前通知について、12球団も了承するなど、選手と球団側もスムーズな交渉に尽力してきた。そのため死語となっていた「自費キャンプ」の文言。未契約選手の動向に注目が集まる。

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 ■ NOTE

 

注目試合に、スプリングトレーニングのオープン戦1戦目、2月22日のパドレス戦が入っている!

 

嬉しい情報だ!