2024年1月21日

 

開幕回避の報道!?

 

MLB機構は17日、スプリングトレーニングのバッテリー組、野手組の集合日など、全チームの日程を発表した。

 

大谷翔平や山本由伸が所属するドジャースは、先んじて発表された通り、韓国での公式戦開幕に備えて、最も早い2月9日(日本時間10日)にキャンプインする。

 

そして昨日、日本時間の20日、『日刊ゲンダイDIGITAL』は、大谷が韓国ソウルで行われる開幕戦の回避もあり得るとの見解記事を配信した。

 

 

普段からネガティブな記事を書くことで、他メディアと差別化を図る同メディアなので、気に留たく無いが、可能性が全くのゼロでも無いかなと思ったので、取り上げた。

 

同メディアの言い分はこうだ。

 

「術式は明らかになっていないが、野手がトミー・ジョン手術を受けた場合、復帰に最短でも6カ月を要するといわれる。しかも、1度目の手術の際は、打者として復帰するまでに約7カ月かかった。キャンプ時点で手術から6カ月に満たない大谷が必ずしも開幕戦に出られる保証はない」

 

確かに。

 

「大谷の最大の目標は、あくまで来季の二刀流復帰。ドジャースも二刀流での活躍を計算しているからこそ、10年総額7億ドルというプロスポーツ史上最高額の契約を結んだ。昨季の二の舞いを避けるのはもちろん、来季の完全復活を果たすためにも無理をおして開幕戦に出ることは考えづらいのも確かだ」

 

理解できなくもない。

 

そして、同メディアがしばしば使用する、謎の「在米関係者」の証言として、

 

「米国外での試合開催に関してMLBと大リーグ選手会は2022年に労使協定で合意しているものの、選手の参加は義務ではない。故障などの正当な理由があれば欠場はもちろん、同行する必要もない。

 

08年に松坂が所属していたレッドソックスが日本開幕戦を行った際、当時のエース右腕ベケットは腰痛を理由に来日しなかったが、故障者リスト入りせずに米国開幕カードの3戦目に登板しても問題にすらならなかった。

 

ドタキャンは米国ではよくあることで、いくらチケットが完売しようが、海外から大谷目当てのツアー客が韓国に殺到しようが、直前に大谷の欠場が決まっても何ら不思議ではない」

 

過去事例のファクトを用いながら、巧みにネガティブ論を肯定化に導いている。

 

現状は、あくまでも同メディアの懸念予測の範疇に過ぎないと考える。現地2月9日に、大谷がキャンプインすれば、自ずと見通し情報は明らかになってくるだろう。

 

どうする?敵地開催のチケット

 

先の日刊ゲンダイの記事が出る前に、自分はスプリングトレーニングの観戦旅程を組んでいる期間中に実施される、ドジャース主催の本拠地ゲームのチケットは押さえている。

 

大谷が試合に出場できるレベルにまで肘のリハビリが回復していれば、オープン戦の4試合目、本拠地開催の2試合目となる、2月25日の対アスレチックス戦には登場してくれるだろうと期待を込めて購入に踏み切った。

 

そして、2月27日の対ホワイトソックス戦も同様理由で購入済み。

 

次の検討課題は、期間中に行われる敵地ビジターゲームのチケット確保を、どうするかだ。

 

通常のキャンプインでも、オープン戦序盤はレギュラー組が敵地の試合に出場しないことが多い。遠征にも同行しないので、ベンチでの姿さえ拝めない。

 

敵地に出場しない場合、本拠地に居残りトレーニングになるから、グラウンドでの練習は観戦できるかもしれない。ただ、エンゼルスの聖地テンピは熟知していたが、ドジャースのキャメルバック・ランチの観戦環境は、自分にとって全くの未知数だ。

 

一先ず、各試合のチケット販売状況をチェックしてみた。

 

2月24日、対エンゼルス戦!

 

敵地観戦の1戦目は、なんと古巣エンゼルスの聖地テンピ・ディアブロスタジアム。大谷が試合に出場できる状況なら、敵地の序盤戦と言えども遠征に出向いて来てくれるんじゃ無いかと期待するゲーム。

 

まずは、チームのオフィシャルサイトで販売されている空席情報を調べてみた。エンゼルスのオープン戦1戦目で、土曜日開催、且つ相手がドジャースという組み合わせも加味しているからだろう。内野席には、ほとんど空席が見当たらない。

 

両翼のエリア1、21、22、24しか空席は無い状況。めちゃくちゃ人気カードのようだ。

 

リセールサイトを複数チェックしてみると、狙い目とする3塁側のエリア7や8の前列は、手数料込みで200ドル位の相場になっていた。

 

大谷が出場するか否か決まっていない状況で、事前購入するのは、ギャンブルだ。現時点では、まだ踏み切れない状況かな。

 

 

2月26日、対ロッキーズ戦

 

敵地観戦の2戦目は、ロッキーズの本拠地ソルト・リバー・フィールズ・アット・トーキング・スティック。

 

2022年のオープン戦で、試合前日に運良くベンチ手前の最前列が確保でき、大谷を至近距離から激写できたスタジアム。目の前で、大谷のホームランまで目撃できた!縁起のいい場所だ。

 

 

 

同じく、チームのオフィシャルサイトで販売されている空席情報を調べてみた。こちらは、ソールドアウトのエリアは、ドジャースベンチ付近くらいで、まだまだ空は多い。

 

オフィシャルでそんな状況なら、リサールサイトでは前列を安価で確保できるんじゃないかと勘案しチェックしてみた。

 

ズバリ的中!エリア113のネット裏2列目が100ドル未満で販売されていた。

 

ドジャースのオープン戦5試合目。大谷が遠征試合に出場するか否か迷うところではあったが、縁起のいいスタジアムゆえ購入に踏み切った。

 

 

2月28日、対レンジャーズ戦

 

敵地観戦の3戦目は、昨季ワールドチャンピオンに輝いたレンジャースの本拠地、サプライズスタジアム。未だ自分が訪れたことがないところ。

 

同じく、チームのオフィシャルサイトで販売されている空席情報を調べてみた。すると、なぜかオフィシャルサイトでは、スプリングトレーニングのチケット販売の扱いが無かった。

 

そこで、MLB全体のスプリングトレーニングの試合スケジュールをチェックしにいくと、そこには、このゲームの販売サイトが存在した。

 

チャンピオンチームとドジャースの人気カードかと思ったが、まだまだ内野エリアに空席はあった。

 

滞在最終日、現地に行けば様々な情報が得られている頃だろうから、一先ず早合点して購入するのは、現時点で止めておいた。

 

出発まで、残り33日だ!