2024年1月15日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ ドジャースと同じロサンゼルスに本拠地を置くNFLラムズは、14日(日本時間15日)にプレーオフを戦う。ドジャース公式X(旧ツイッター)が、大谷とラムズのマスコット・ランページとの2ショットで“激励”。大谷は昨年12月21日(同22日)にロサンゼルスで行われたラムズ-セインツ戦を観戦。試合前にはフィールドに降りるとファンの視線をくぎ付けにし、現役選手が握手を求めに近寄ってくるほどだった。試合中には、ラムズから贈られた背番号「17」のラムズ特別ユニホームを着用して観戦。ビジョンに映ると大きな歓声を浴びた。またロッカールームを訪問して選手らと交流する様子も話題となっていた。 

 

◯ カージナルスのラーズ・ヌートバーが、本拠地ブッシュスタジアムで13日(日本時間14日)から行われている募金活動を目的とした恒例行事「Winter Warm-Up」に登場。少年少女からの質問に対し、大谷の名前も挙げながら会場を盛り上げた。ファンと交流するイベントで、少女から「どうやってそんなに多くのフォロワーを手に入れたの?」と問われたヌートバーは「ハッハッハッハッハッ」と白い歯を見せ、「素晴らしい質問だね。ショウヘイ・オオタニのチームメートになって、日本でプレーするだけのことさ。そうすれば、翌朝起きた時にフォロワー数が100万人になっているよ。それさえやっておけばいいんだよ。必要なのはそれだけだ」と。ヌートバーのインスタグラムのフォロワーは現在103万人。

 

 

◯ ラグビー日本代表のヘッドコーチ(HC)に復帰したエディー・ジョーンズ氏(63)が15日、東京都内で日本代表強化プランに関する会見を開き大谷について言及した。時折、日本語をまじえて話すジョーンズ氏は、12月の就任会見で掲げた「超速ラグビー」のコンセプトについて「日本の核となるアイデンティティーだ。南アフリカと戦うときはフィジカルなゲームになり、相手は30回キックしてくる。ニュージーランドは世界一カウンターアタックが上手なチーム」と、世界トップの両国のアイデンティティーについて話し、「世界一速くプレーする。それが日本」とコメント。「大谷翔平選手(193センチ、96キロ)はいいNO・8になれる。スカウトしたい」と冗談まじりに話した。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 打者専任ならアクーニャJr.が「格上」? 大谷翔平、3度目のMVPが予想外の低人気となっているワケ

(情報:COCOKARA)

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 活躍の場を変えてもなお、二刀流スターは「最優秀」の評価を得られるのか。ドジャースに加入した大谷翔平のパフォーマンスが早くも注目を集めている。

 

 今オフにエンゼルスからフリーエージェントとなった大谷は、ドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を締結。米球界のみならず、プロスポーツ界でもネームバリューを飛躍的に高め、国際的なスターとしての声価を確固たるものにした。

 

 そんな29歳の日本人は、これまでにア・リーグで2度(21年、23年)のMVPを獲得。いずれも満票受賞と「文句なし」の戴冠を果たしてきた。では、ナ・リーグに拠点を変える新シーズンは三度、同タイトルを獲れるだろうか。

 

 現地の見立ては実にシビアだ。米スポーツブックメーカー『Bet MGM』のオッズにおける1番人気はロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)で「+525」。昨季に史上初の「1シーズンでの40本塁打・70盗塁」と達成して“王者”となった26歳の再戴冠を予想する声は強い。

 

 アクーニャJr.に続くのは、強肩強打のムーキー・ベッツ(ドジャース)で「+650」。これに大谷が「+900」で続き、3番人気となっている。

 

 周知の通り、新シーズンは右肘側副靭帯損傷からの回復のために「打者専任」、それも「指名打者専任」となる大谷。指名打者のみだった選手によるMVP獲得がない歴史も相まって、人気がいまいち高まっていないのかもしれない。

 

 海外メディアでも大谷の「低人気」ぶりは言及されている。キューバの野球専門サイト『Swing Completo』は「投手としてのショウヘイ・オオタニが彼のMVP獲得にプラスアルファを与えていた。打者のみとなることは注意すべきである」と指摘。「若きベネズエラ人の打撃成績は、この日本人を上回っている」と論じ、アクーニャJr.を“格上”とする見解を示している。

 

 果たして、「打者・大谷」はどれだけの結果を残すのか。そのパフォーマンスには、MVP争いの行方を含めて注目だ。

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◆ 大谷翔平ドジャース、他29球団の補強費総額に匹敵する衝撃補強で「メジャー史上最強打線」完成

福島良一氏/情報:日刊スポーツ)

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 ドジャースが、またもや巨額の大型補強に成功しました。1月12日、新たにFAのテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)と1年2350万ドル(約34億1000円)で正式契約しました。

 今オフ、ドジャースは大谷翔平、山本由伸両投手ら、FA選手だけで総額約10億6700万ドル(約1547億円)を投資。ドジャース以外29球団の補強費総額に匹敵するほどです。

 新戦力のヘルナンデスはドミニカ共和国出身で、31歳のベテラン。メジャー8年間で通算159本塁打を放つ右のパワーヒッターです。特に、2021~23年は、メジャーの外野手で7位の83本塁打をマーク。シルバースラッガー賞にも2度輝いています。

 21年ブルージェイズ時代にオールスター出場。ア・リーグ代表として大谷と一緒にビデオ通話で会話して、話題になりました。昨年のマリナーズ時代は大谷から死球を受け、大谷の謝罪に紳士的な対応を見せるなど、お互いの行動が話題になりました。早くも名コンビ誕生への期待が膨らんでいます。

 これで今年のドジャース打線は完成したと言えるでしょう。何といっても、最大の注目は昨年自己最多39本塁打のムーキー・ベッツ、球団新記録の59二塁打を放ったフレディ・フリーマン、それに大谷。いずれもMVPの受賞歴ある3人の「MVPトリオ」です。

 昨年メジャー最強の1、2番コンビを組んだベッツとフリーマンに大谷が加入。今年は1番ベッツのあとを誰が打つのか? フリーマンか、それとも大谷か? 日系のデーブ・ロバーツ監督は、打順作りに大いに頭を悩ませそうです。いずれにせよ、メジャー最強の上位打線になることは間違いありません。

 最強MVPトリオに続く4番は強打の捕手ウィル・スミス。5番は抜群のパワーと選球眼を兼ね備えた左打ちのマックス・マンシー。さらに6番がジェイソン・ヘイワード、7番に新加入のヘルナンデスと続きます。ただし、左投手に対してはマンシーに代わって5番にヘルナンデスが起用されそうです。なぜなら、21年以降、左投手に対し驚異のOPS.977を誇っているからです。

 8番には、昨年新人で23本塁打を放ったジェームズ・アウトマン。9番に右膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがから復活を目指すギャビン・ラックスという顔ぶれ。他にも相手投手によっては内外野どこでも守れるクリス・テーラー、昨年12月にレイズから獲得したスピードと外野守備が持ち味のマヌエル・マーゴー、好守のミゲル・ロハス遊撃手らが待機しています。

 昨年はベッツ、マンシー、JD・マルティネスの3人で「30本塁打トリオ」を形成。その3人にフリーマンを加えて球団史上初の「100打点カルテット」も誕生しました。

 今年はFAで他球団に移籍するであろうマルティネスに代わって、大谷がDHを務めます。それによって、2年連続の30本塁打トリオや100打点カルテットも十分期待できます。

 それどころか「30本塁打カルテット」の可能性もあります。昨年25本塁打以上の選手が、大谷をはじめ5人もいるからです。ちなみに、メジャーで25本塁打以上の選手が5人いるのは、他にブレーブスだけです。ナ・リーグ東地区で6年連続優勝のブレーブスが、昨年はメジャー1位の得点と本塁打数をマーク。ドジャースは2位でした。しかし、今年は大谷らの加入により、ブレーブスをしのぐ強力打線となりそうです。

 今年のドジャースはパワーとスピード、万能性、選手層の厚さなど、どれを取っても申し分なし。「メジャー史上最強打線」という呼び声も高いです。中心にいるのは、われらがヒーロー大谷です。

 【大リーグ研究家・福島良一】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「福島良一の大リーグIt's showtime!」)

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◆ 【独占インタビュー】上沢 レイズとマイナー契約を結んだ理由「単年で勝負しないといけない立場」

奥田秀樹氏/情報:スポニチ)

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 日本ハムからポスティングシステムでレイズとマイナー契約を結んだ上沢直之投手(29)が、スポニチ本紙の独占インタビューに応じた。複数球団からメジャー契約のオファーを断って新天地を選んだ理由を激白。面談内容や米1年目への決意、家族への思いなども口にした。(取材・奥田 秀樹通信員)

 ――メジャー昇格の際に年俸250万ドル(決定時約3億6300万円)となるスプリット契約。複数あったメジャー契約を断って、レイズ移籍を決断した。

 「最初にマイク・シール代理人がレイズ側と話していて、僕にすごく興味を持ってくれているということだった。僕も他球団の投手がレイズにトレード移籍してから、すごく良い成績を残し、投球を改造して(才能を)伸ばしてくれるという話は聞いていたので、レイズには何かがあるんだろうなと、元々興味だった」

 ――マイク・シール代理人のサポートは。

 「僕のことをたくさん細かいところまで調べてくれて、これからどう成功していくかを一番に考えて、いろいろな球団と話してくれた。マメで律儀」

 ――レイズとはオンラインで面談した。

 「面談では、カイル・スナイダー投手コーチ、ウィンストン・ドーム投手ディレクターや、アナリスト、投手デザイナーらと話した。そこで僕の長所や“ここをこうしたらもっと良くなるんじゃないか”と説明してもらった」

 ――印象的な言葉は。

 「特に僕の心に残った言葉は、スナイダー投手コーチが“我々は投手と守備に関してはプライドを持って取り組んでいる。そこで勝つ”と言っていたこと。初めて米国で野球をするにあたって、その言葉が印象的で、そこには自信があると感じた。自分がこれから先、もう1個レベルアップできるんじゃないかと思えた」

 ――具体的な評価は。

 「真っすぐとフォークのセパレート(軌道の違い)が“すごく良い”と言ってくれた。カットボールについては“下に落ちないように、伸びあがっていくイメージで投げたら良いんじゃないか”と。これからメジャーに適応していくにあたって、アドバイスをもらいながら色々変えていけるのかなと思った」

 ――期待されている働きは。

 「“長いイニングを投げてもらいたい”と言ってくれた。僕は健康で長いイニングを投げられるのが長所だと思っている。米国に行ってもそこは同じで、1年間ケガをせずしっかりやりたい。レイズからは“もっと球速を上げろ”とかそういう話ではなく今、僕が持っているポテンシャルで良いところを引き出してくれるということ。これからもっと良くなれるのかなとイメージができた」

 ――レイズは日本人スタッフが多く、福田紳一郎アスレチックトレーナーの存在も心強い。

 「福田さんともオンラインで話して、レイズが球団スタッフについても後押ししてくれるチームだと知った。働く良い環境を与えるだけでなく、福田さんがトレーナーとして技術を上げて行くために球団が後押しをする。選手が一年間戦う上で裏方の人はすごく大切。スタッフの方にも力を入れているから、資金力がなくても勝てるチームになったのかと。良い球団だなと思った」

 ――そんな状況で他球団から複数のメジャー契約が届いた。

 「メジャー契約で評価していただいている球団があるのはうれしかった。保証されている年俸に関しても、メジャー契約とマイナー契約ではかなり差があった。僕も家族がいるので、その点ではすごく悩んだ」

 ――レイズ入団を決断できた理由は。

 「メジャー契約であってもマイナー契約であっても、僕はこの1年、単年で勝負しないといけない立場。今年、結果を残さないと来年がない。そこを考えた時に、レイズでやった方が僕が最もレベルアップした状態で今季を終われているのではないかと思った。レベルアップに一番適した環境を与えてくれる。大事なのは今年絶対に結果を残して、来年からしっかりした契約を組んでもらうこと」

 ――17年に結婚、2人の子供を授かった。

 「妻には相談した。難しかったと思うけど、僕がやりたい所でやるのが良いと思うと言ってくれた」

 ――家族は同行するか。

 「単年のマイナー契約なので、ひとまずは僕一人で米国で生活しようかと思っている。でも将来的にはみんなで一緒に生活したいし、子供にも寂しい思いをさせたくない。そのために今年何とか良い成績を残して、来年以降、複数年の大きい契約を組んでもらって、家族と一緒にというのが僕の父親としての使命かなと思っています」

 ――日本ハムでは先発ローテーション入りが保証された立場だった。

 「保証されたという風には考えない。元々ずっと下(2軍)からやってきた選手。ドラフトも下位(6位)から始まって、何年かで結果を残さないとクビになると思ってやってきた。野球ができなくなるかもという大きなケガ(19年6月に左膝蓋(しつがい)骨骨折)があって、そこから頑張ってリハビリしてと色々とやってきた。下からやらなければいけないということについては慣れている。僕はそういう人生だと思っているし、そういう生き方が僕らしいかなと」

 ――日本ハムの新庄監督からSNSでエールを送られた。

 「新庄さんが米国に行った時の米国のマイナー選手たちの状況とか思い出して、僕のことを思って言って下さっていた。親心を感じたというか、ありがたかったけど、自分の人生は1回きりしかない。勝負しないで辞めるのと、勝負して終るのだったら、挑戦して後悔はしないと考えた。新庄さんもいろいろと挑戦されてきた方なので理解してくれたのかなと」

 ――フロリダ州ポートシャーロットで行われるキャンプは2月15日(日本時間16日)がバッテリー組の初日。

 「キャンプについては、これからレイズの方々とミーティングをする。具体的な取り組みについては、いろいろなスタッフと相談してやっていければ。すごく楽しみ。ピッチコム、ピッチクロックに慣れる作業も必要。ただ、僕としては2月15日には試合で投げられるくらいにしておきたい。今はまだ平地で座ってもらって投げている段階。日本に帰国したらブルペンで投げようと思っている。2月15日に合わせるのは大変だと思うけど、そこに合わせてやっていくしかない。そうでないとダメ」

 ――メジャー昇格の際に年俸250万ドル(決定時約3億5300万円)となるスプリット契約は、すぐに結果が求められる。

 「1年目で春季キャンプから結果を残すといっても、どういう打者がいて、どういう感じなのかもいまいち分かっていない。ただ、見て学べるものがあると思うので、練習している時以外はそういうのを見ながら、話を聞きながら、早く環境に適応していければ」

 ――フロリダは既に訪れたか。

 「レイズの人には“時間があれば来てほしい”と言われて、行きたかったけど、時間がなかった。その分、春季キャンプで早く行くのが楽しみ」

 ――契約後に日本人メジャーリーガーからの連絡は。

 「(パドレスの)ダルビッシュさんから“契約のこととかでいろいろと疲れたと思うから、ひとまずお疲れさま”と連絡を頂いた」

 ――移籍先が決まった充実感があるか。

 「充実感はない。レイズの一員になれる喜びはあるけど、マイナーリーガー。メジャーの舞台で投げないと始まらない。追い詰められた状況でやっていく、ひりひり感がずっとある」

 ――12年契約のドジャース・山本、4年契約のカブス・今永は先発ローテーションの座を保証されている。契約によって扱われ方に差が付くのがメジャー式。

 「それも含めて良い経験。今までの野球人生を試されている感じがある。その意味で楽しみで、ワクワクしている」

 ≪「投手再生工場」として定評≫レイズは「投手再生工場」として名高く、他球団の関係者は「構想外の選手の中からいつも良い選手を見つけてくる」と語る。右腕エフリンは、22年までフィリーズでメジャー通算7年で36勝45敗、防御率4.49だったが、同年オフにレ軍がFA選手で球団史上最高額の3年総額4000万ドル(約58億円)で獲得。23年にチーム最多の16勝を挙げた。その他、左腕スプリングス、右腕ラスムセンはともに他球団で救援投手だったが、移籍後に先発転向し成功を収めている。

 【取材後記】上沢は12月初旬からロサンゼルス近郊に滞在し、マイク・シール代理人の紹介でオレンジカウンティーのトレーニング施設で汗を流している。ガーディアンズの先発右腕バイビー、22年球宴出場のマリナーズの内野手フランスらと汗を流し、情報交換もした。

 道は険しいマイナーでの米球界挑戦。ドジャースの中村紀洋、ジャイアンツの田中賢介の2人はメジャー昇格を果たしたが、定着はできなかった。だが、2人が失敗だったとは思わない。メジャー初安打や好守備でファンからスタンディングオベーションを受けた姿が、今も記憶に色濃く残る。上沢は「挑戦して後悔はしない」と言った。そこにプロアスリートの価値があると信じる。(MLB担当・奥田 秀樹通信員)

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 ■ NOTE

 

ロサンゼルス近郊で自主トレしている上沢は、大谷ともコンタクトしているだろうなあ…

 

ファイターズ時の一つ上の先輩で、随分お世話になったはずだしなあ…

 

あえて上沢は、触れないだけだろうなあ…と思った。