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2024年1月5日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷が日本時間5日、インスタグラムを更新し、球団とともに1日に発生した能登半島地震による被災地への支援を行うことを表明した。球団とドジャースを運営する投資家グループ「グッゲンハイム・ベースボール」は、支援として100万ドル(約1億4500万円)の寄付を行い、大谷は個人で寄付を行うと発表された。

ドジャース:
「ロサンゼルス・ドジャースとグッゲンハイム・ベースボールは、令和6年能登半島地震への支援として100万ドルを寄付し、個人で寄付をする大谷翔平選手と協力することを表明します。日本中の皆さんの悲しみに寄り添い、1日も早い復興をお祈りしています」

大谷:
「令和6年能登半島地震による被災地支援のため、この度ドジャースと共同で寄付をいたします。復興活動に参加してくださった方々に感謝するとともに、今後も私たちが団結していき被災された方々を支援していきたいと願っています。行方不明者の早期発見と被災地域の復興を心より願っています」 

 

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◯ 米スポーツサイトのブリーチャー・リポートは4日(日本時間5日)にメジャー30球団の今季開幕戦の予想スタメンを掲載した。大谷の移籍で注目されるドジャースは3月20日に韓国でのパドレス戦で開幕。1番・二塁ベッツ、2番・DH大谷、3番・一塁フリーマンとMVPトリオが並ぶ。さらに4番・捕手スミス、5番・三塁マンシー、6番・中堅アウトマン、7番・右翼ヘイワード、8番遊撃ラックス、9番・左翼マーゴーと続く打線の破壊力はメジャートップクラスだ。開幕投手は右ヒジ手術から復帰のビューラーとした。対するパドレスの開幕投手はダルビッシュ有投手(37)。大谷対ダルビッシュの初対決が実現するかもしれない。

 

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 ■ 球界情報

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◯ 昨年12月に大谷がドジャース移籍を表明してから3週間以上が過ぎた。年も明けたが、未だエンゼルス時代の“兄貴分”マイク・トラウト外野手はSNSで大谷について言及していない。MLB公式サイトでエンゼルス番を務めるレット・ボリンジャー記者も「私も不思議なんだ。トラウトがSNSに投稿すると思っていたからね……。だが、私もなぜ(投稿しないの)かは分からない」と気になっていた。MVP3度を誇るエンゼルスのスターの沈黙は何を意味するのだろうか。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 2023年間視聴率上位は侍ジャパン関連ズラリ 大みそかもWBC関連が高数字 関係者「大谷が数字を…」

(情報:スポニチ)

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 2023年の年間高視聴率番組上位30番組が出そろった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。トップは3月16日にテレビ朝日で放送された「2023ワールドベースボールクラシック・日本×イタリア」で個人平均は31・2%、世帯平均は48・0%を記録。上位には今年3月に開催された野球のワールドベースボールクラシック(WBC)の中継、関連番組がずらりと並んだ。

 3位タイまでがWBCの4番組。5位はテレビ朝日「報道ステーション」3月16日放送分だが、これは同番組の枠までWBC「日本対イタリア」が延長して生中継されていた。6、7位もWBCの中継で、8位がテレビ朝日「サタデーステーション」3月11日放送分となっているが、こちらも「日本対チェコ」を同番組の枠で延長して放送。そのため、9位のテレビ朝日で中継したWBC「日本対米国」3月22日放送分まで、上位9番組すべてがWBCの生中継となった。

 世界一になった侍ジャパンは当時の中継だけでなく、年末の番組でも旋風を巻き起こした。

 昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率は、午後9時から11時45分までの第2部が31・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。2021年の34・3%を下回る歴代ワースト。午後7時20分から8時55分までの第1部は29・0%で、2部制となった1989年以降で史上初めて30%台を割った。

 TBSは「WBC2023 ザ・ファイナル」で、午後7時から11時45分までの第3部が8・9%をマーク。前年の「THE鬼タイジ」の5・4%から大きく数値を伸ばした。テレビ朝日「ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会」は3年連続の民放トップ。午後6時から7時30分までの第2部が12・3%で、こちらも前年の10・0%から2ポイント以上上昇した。侍ジャパンを世界一に導いた栗山英樹氏(62)がゲスト出演し、裏話を披露したことが話題を集めていた。

 テレビ関係者は「結局、大谷翔平選手が昨年は話題の中心。映像での大事な要素でもあるビジュアル面でも、大谷選手は人を引き付ける魅力がある。そのため、生中継のみならず、過去の映像であっても、何度見たものであっても『また見たい』となったのではないか。ほかの選手の活躍はもちろんだが、大谷選手が数字を持っているというのがあらためて証明されたのでは」と指摘している。

 ≪2023年年間高個人視聴率番組上位30番組≫(関東地区) ()内は世帯視聴率

(1)2023ワールドベースボールクラシック・日本×イタリア 3月16日 テレビ朝日(後7・09) 31・2%(48・0%)

(2)WBC2023第2戦・日本×韓国 3月10日 TBS(後7・37) 28・9%(44・4%)

(3)2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×チェコ 3月11日 テレビ朝日(後7・09) 28・7%(43・1%)

(3)2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンド・日本×オーストラリア 3月12日 テレビ朝日(後7・08) 28・7%(43・2%)

(5)報道ステーション 3月16日 テレビ朝日(後9・54) 27・9%(43・6%)

(6)WBC2023開幕戦・日本×中国 3月9日 TBS(後8・09) 27・1%(41・9%)

(7)WBC2023準決勝・日本×メキシコ 3月21日 TBS(前8・25) 26・8%(42・5%)

(8)サタデーステーション 3月11日 テレビ朝日(後9・54) 24・4%(38・2%) 

(9)2023ワールドベースボールクラシック決勝・日本×アメリカ 3月22日 テレビ朝日(前8・25) 24・3%(42・4%)

(10)第74回NHK紅白歌合戦 12月31日 NHK総合(後9・00) 23・5%(31・9%)

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◆ 母の「ひと言ヤクルト日記」を読み返して思う、野球の楽しみ方の奥深さ【山本萩子の6-4-3を待ちわびて】第95回

山本萩子氏/情報:週プレNEWS)

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あけましておめでとうございます。新春はやってきたけれど、球春の到来はまだ先のこと。2024年シーズンを「来シーズン」と呼ぶのか「今シーズン」と呼ぶのか、ほんの少しだけ迷う季節が今年もやってきました。

みなさんの今年の目標は何ですか? 新たな年を迎えると、何か新しいことを始めたくなるのが人間の常。私も「今年こそ毎日欠かさず日記をつける!」と意気込んだ1月1日が、果たして何度あったことか(笑)。今回はそんな「日記」にまつわるお話をしたいと思います。

『2020年10月1日(木)。横浜スタジアムでDeNA戦。2-0でヤクルト勝利。雨で中断あり。エスコバーファンプレー。清水昇素晴らしい』

『2020年10月30日(金)。巨人戦@東京ドーム。3-3で引き分け。巨人リーグ優勝。追いついて、追い越せず』

この日記は、毎年"三日坊主"で終わってしまう私ではなく、母が書いたものです。

お読みいただければ事理明白。最愛の母こそが、私をヤクルトファンとして育て上げてくれた言わば"第一人者"なのです。母は深い野球愛と鋭い観察眼で、私に野球の魅力を教えてくれました。

大のヤクルトファンである母は、自身の日記を毎晩開き、その日のヤクルトの試合結果とともに「ひと言」添えるのを習慣にしています。母の日記は日常を切り取るものではなく、もはや野球のことしか書いてありません。

2016年頃から欠かさず書くようになったという「ひと言ヤクルト日記」は、今年で9冊目。当初は、勝敗の白星・黒星と、その日の対戦相手、スコアくらいしか記録していませんでした。当時のヤクルトといえば、2018年こそリーグ2位だったものの、それ以外はほとんど下位に沈み、辛酸をなめるシーズンが続いていました。

ただ、長いシーズンですから、希望を持てる敗戦もあったのでしょう。「負けたけど、ここは良かったよね」を探すべく、徐々に試合の寸評が加えられていきました。

『2020年11月7日(土)巨人戦@東京ドーム。2-6で負け。村上宗隆は2打席連続HR。小川泰弘は岡本和真に2打席連続でHRを打たれ規定回数に1回満たず降板。一方、神宮ではドラ1の木澤尚文が登板。負けたが力強いピッチング』

この日は、1軍マウンドの小川泰弘投手の悔しいピッチングを嘆きつつ、神宮球場で行なわれた2軍の試合も欠かさずチェック。2軍戦での木澤尚文投手のピッチングに期待を抱いたようです。

『2020年10月10日(土)広島戦@マツダ。0-3で負け。森下暢仁くん打てず。初回ノーアウト満塁だったが......』

『2020年10月11日(日)広島戦@マツダ。4-7で負け。後半追い上げるも......。五十嵐亮太、引退発表』

『2020年10月13日(火)DeNA戦@神宮。1-8で負け。点取れず。元気なのは初回だけ。リリーフ長谷川宙輝くん5失点。いけんね......』

『2020年10月14日(水)DeNA戦@神宮。6-9で負け。8回裏に5得点も時すでに遅し。石川雅規さん7敗目』

『2020年11月5日(木)阪神戦@甲子園。7-8で負け。初回、2回で7得点も、追いつかれ、追いこされる。情けない試合展開』

2020年の日記を紹介してきましたが、なんてつらいシーズンだったんでしょう!「ここが良かった」を探すどころか、目を覆いたくなるような試合ばかり。「いけんね......」という母の故郷・島根県の松江の方言に、当時の切ない表情まで浮かんできます。

 

読んでいると、悔しかった思いが蘇ってくるけれど、不思議と「こんなことあったね」と過ぎ去った日々が愛しくもなります。特に色濃く、当時の光景が思い起こされる日がありました。主に救援投手として活躍した右腕・歳内宏明投手についての日記です。

『2020年10月16日(金)。甲子園での阪神戦。0-5で負け。歳内、甲子園登板。2失点で降板。ベンチで長らく顔をタオルで覆う』

歳内投手は前年に阪神を戦力外になったのち、四国の独立リーグを経て、2020年の9月6日にヤクルトと契約。この日は古巣・阪神との対戦で、先発のマウンドに立ちました。つまりこの日の登板は、歳内投手がNPBに復帰後の初めての甲子園凱旋だったわけです。だからこそ歳内投手は、不甲斐ない結果(5回途中2失点)に悔しさを隠せなかったのでしょう。

母は、私がこの文章を読み上げると「ただ汗が目に入っただけかもしれないし、真実がどうかはわからないけど、あの時の光景をはっきりと思い出すなあ」と、しみじみ懐かしそうな顔をしていました。

歴史小説を読んでいると、意外と著者の主観が含まれていることがありますよね。歴史という事実をどう捉えるかは人それぞれだし、そこにどう肉付けしていくのか、どう筋書きを加えていくのかは、案外伝え手や受け取る側に委ねられています。

野球には「勝ち負け」という揺るぎない客観的事実がありますが、例えば同じ1敗でも、昨日の負けと今日の負けは違うはずです。試合を観ていても、視線を向けるポイントは百人百様ですし、その日の試合という歴史をどう切り取るのか、どう振り返るかは自由ですから、そこに野球の楽しみ方の奥深さがあるのかも。

母は厳しいシーズンを送っていたヤクルトに、少しでも光明を見出したかったのでしょう。100年後に、結果だけを見てもわからないようなささやかな希望を、日記に残していました。

今こうして読み返してみると、当時の悔しかった記憶が鮮明に蘇ります。胸が苦しくなったり、「こんなこともあったなあ」と懐かしくなったり。日記帳にはたくさんの感情が詰まっていて、それを開くたび、あの頃の気持ちに出会うことができるわけです。

2021年、22年と連覇を達成した時期の日記は、本人いわく「浮かれて書いていた」とか(笑)。これもまた数年後に読み返したら、面白いのかもしれませんね。

「そういえば、毎年この時期には何を書いているんだろう?」と疑問を抱いて、母の日記を見せてもらいました。

『次のドラ1候補に、宗山塁内野手をリストアップ』

2024年ドラフトで注目の、明治大のショートですが......いやいや、どこまで野球漬けなの(笑)。

あらためて、「私の野球愛はこの母から継いだものなのだ」と新年早々に実感するとともに、「野球って本当に素晴らしい」と母の日記が教えてくれたような気がしました。

今年も引き続き、お付き合いください。それではまた来週。

★山本萩子

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 ■ NOTE