2023年12月29日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ ニューヨーク・ポスト紙が今季MLBの各賞を選出し、大谷がプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。28日の電子版記事で発表した。同紙は「今季の満票MVP2人のうちの1人だが、7億ドル(約1015億円)の契約を引き出す唯一の存在」と評した。プレーヤー・オブ・ザ・イヤーの2位はブレーブスのロナルド・アクーニャ外野手、3位はドジャースのムーキー・ベッツ外野手となっている。この他、最優秀投手がヤンキースのエース右腕ゲリット・コール、攻撃の最優秀選手がアクーニャ、守備の最優秀選手がパドレスのフェルナンド・タティス外野手、大谷以外の最優秀万能選手がベッツ、最優秀救援投手がパドレスからFAとなっているジョシュ・ヘイダー、最優秀監督がマーリンズのスキップ・シューメーカー、最優秀エグゼクティブがオリオールズのマイク・エライアスGMとなっている。

 

◯ パドレスのダルビッシュ有が、音声配信プラットフォーム「stand.fm」を公開。10年7億ドル(約990億円)でドジャースに移籍した大谷について言及。ファンからの質問に答える形でトークを繰り広げた。

 

「僕、大谷くんドジャース。なんだかんだこう行くって、しかもあの額で行くってちょっと想像しなかったですね。なんかやっぱりエンゼルスになんだかんだ残って、やっぱりこのチームが好きでここでプレーオフ出るんだっていうのかなと思ったんです、実際は。でもなんだかんだ(ドジャースは)プレーオフ行ってるわけじゃないですか、大谷くんいなくても。だからそこを選んだっていうが、えーって思った」

 

「会ってないですね、全く。怪我したときとか、今回契約決まった後はおめでとうって。あとはMVP決まったときにメッセージは送ってましたね」

 

◯ カブスの鈴木誠也が都内で「上原浩治の雑談魂!年末大感謝祭SPトークライブ」に元ヤクルトの宮本慎也氏、元マリナーズなどの岩隈久志氏と参加。2年目の今季は左脇腹痛で出遅れながら、138試合で打率.285、20本塁打、74打点。同学年の大谷と、山本の移籍が決まった同じナ・リーグのドジャースに「強いっす。メンツがやっぱり凄い。みんなしっかり働いているので凄い」と警戒心をあらわ。大谷との連絡については「忙しそう。送っても“うん”とか。僕もめんどくさいので既読無視してる」と笑い飛ばしていた。

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス情報

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◯ 大谷翔平との再契約に失敗し、主砲とエースを同時に失うことになってしまったエンゼルスだが、ペリー・ミナシアンGMは抜本的なチーム再建に着手することを否定し、来季もポストシーズン進出を目指して「勝てるチーム」を作る方針を明言している。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、エンゼルスはDH要員としてJ・D・マルティネスやジャスティン・ターナー、大谷に代わるエースとしてブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーに興味を示しているようだ。

 

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 ■ 球界情報

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◯ 今オフのFA市場において「最高のリリーフ投手」という評価を受けているのがパドレスからFAとなったジョシュ・ヘイダー。オールスター・ゲーム選出5度、トレバー・ホフマン賞3度の実績を持ち、今季は61試合に登板して2勝3敗33セーブ、防御率1.28の好成績をマーク。ところが、FA市場がオープンして2ヶ月以上が経過しているにもかかわらず、各チームとの交渉が進展している様子はない。米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者は、その原因として2つの要素を指摘している。

 

 1つ目はヘイダーがリリーフ投手史上最高額の契約を希望しているということだ。昨オフ、メッツは自軍からFAとなったエドウィン・ディアスと5年1億200万ドルで再契約。現時点ではこれがリリーフ投手の最高額記録となっている。ボーデン記者によると、ヘイダーはこの金額を上回り、「リリーフ投手史上最高額」の称号を手に入れたいと考えているようだ。ヘイダーに対しては今季王者レンジャーズのほか、ヤンキース、ドジャースなどが興味を示しているようだが、ヘイダーに対して9ケタ(=1億ドル以上)の契約をオファーしようとしているチームはないという。ヘイダーの希望額と獲得を狙う各チームの希望額が一致していないことが「売れ残り」の最大の原因と言えそうだ。

 

 2つ目は各チームがリリーフ投手よりも先発投手の補強を優先していることだ。ボーデン記者によると、レンジャーズ、ヤンキース、ドジャースはいずれもリリーフ投手の補強に着手する前に先発投手の補強を済ませたいと考えているという。レンジャーズはマックス・シャーザーが椎間板ヘルニアの手術を受け、ヤンキースは山本由伸の獲得に失敗。ドジャースは山本とタイラー・グラスノーを獲得したものの、さらなる先発補強を目指している。先発補強が完了する前に、ヘイダーに大金を投じるわけにはいかないということだろう。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ ダルビッシュ 大谷と山本のド軍入りに率直な思い「1年前に想像…日本人で集まってドジャースを」

(情報:スポニチ)

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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が29日、音声配信プラットフォームアプリ「stand.fm」を更新。「ダルビッシュの言いたい放題」ライブを行い、ドジャースに移籍した大谷翔平投手(29)、山本由伸投手(25)に言及した。

 

 ライブはファンからの質問に答える形で行われ、ダルビッシュは「今回の大谷くんと山本くんがドジャース行ったことに、すごい悲しい。なんつーんやろ。この気持ち。悲しいですね」と率直な感想を口にした。

 

 ただ、その「悲しい」は2人への思いというよりも「やっぱドジャースってちょっといたから良さは分かってるし、すごく緻密だし、みんな一生懸命野球やってる。今、僕はパドレス行って、だから“倒したい”っていつも燃えるし、ドジャース戦は」とドジャースでプレーしたからこそ、強さも知っているだけに現在は倒したい相手がドジャースと語った。

 

 そして「僕が1年前ぐらいに想像してたのは、大谷くんも山本くんももしパドレスが契約できるなら日本人で集まってドジャースを倒したいってのがあった」と本音を吐露した。

 

 だからこそ、今年2月に6年140億円でパドレスとの契約を延長した際は「僕が契約する時も(GMの)AJプレラーさんに“僕はこんな契約をして、例えば山本くんと契約できないってならないか?”と。“(自身の契約が)圧迫して、そっちにお金払えないってならないか?”って聞いたんですよ」と球団経営に影響しないか尋ねていたと明かした。

 

 続けて「それでも“大丈夫だ”って言ったから、それやったら契約するじゃないですか。ほんなら1年たったら、いろんな問題あったんだろうけど、放映権がどうだとかあったんだろうけど、何も大谷くんにも山本くんにもアクションなく、ミーティングすらなく、ドジャースと契約して…。俺はなんか、ふって力抜けたよ」とパドレス側が大谷、山本の争奪戦へアクションを起こさなかったことに「悲しい」と落胆したと語った。

 

 ダルビッシュは「正直なところマジで。悲しい」と繰り返し「でも松井くん来てくれたから、松井くんと頑張ります。マジで」とパドレス移籍が決まった松井裕樹と共闘を決意。「大谷くんも山本くんも好きやから一緒に野球やりたいって思ってる」と、侍ジャパンの時のようにもう一度、皆で野球をやりたかったと語った。

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◆ MLB公式が大谷翔平の2023年ベストパフォーマンスを選定「印象的なのはダブルヘッダーの完封&2本塁打だが、1試合に限れば…」

(情報:THE DIGEST)

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 MLB公式が12月28日に「2023年各チームの個人ベストパフォーマンス」を発表し、ロサンゼルス・エンジェルスの項目で、大谷翔平が投打に活躍した現地6月27日のシカゴ・ホワイトソックス戦を選出した。

 

 この試合に大谷は「2番・投手兼DH」でフル出場。初回に2戦連発となる27号ソロを右翼スタンドに放ち、7回には左中間に28号ソロを叩き込んだ。打者として3打数3安打2打点、2得点、1四球の活躍した大谷は、投げては6回1/3で被安打4、1失点、10奪三振で7勝目をマーク。先発登板した試合で2本塁打を記録するのはメジャー初だった。

 

 エンジェルスの次点には、現地7月27日に行なわれたデトロイト・タイガースとのダブルヘッダーで大谷が1試合目に完封勝利を収め、続く2試合目で2本塁打を挙げた“伝説のダブルヘッダー”を挙げている。

 

「オオタニの最も印象的な一日は、7月27日のデトロイトでの一日だったことに疑いの余地はない。二刀流の天才プレーヤーはダブルヘッダーの1試合目で完封勝利を収め、2試合目に2つの本塁打」とタイガース戦とのダブルヘッダーを「最も印象的」と記したが、「しかし、1試合の観点から言えば、ホワイトソックス戦でのパフォーマンスがベストだ」と選出理由を説明している。

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◆ WBC大谷翔平の「あこがれるのはやめましょう」にソフトバンク・近藤健介が証言「裏話があるんです」

(情報:中日スポーツ)

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」の優勝に貢献したソフトバンク・近藤健介選手(30)が29日、フジテレビ系情報バラエティー特番「ワイドナショー 年末ゴールデン生放送SP」に出演。ドジャース移籍が決まった大谷翔平選手(29)がWBC決勝前に発した名言「あこがれるのはやめましょう」の裏話を明かした。

 

 決勝試合前の円陣で声出し役を務めた大谷は「僕から1個だけ。あこがれるのは、やめましょう」と発言。エンゼルスのマイク・トラウトやドジャースのムーキー・ベッツら名選手の名前を挙げた上で、「あこがれてしまっては超えられないんで。僕ら、今日、超えるために、やっぱトップになるために来たんで、今日1日だけは彼らへのあこがれを捨てて、勝つことだけを考えていきましょう」とチームメートに語りかけた。

 

 番組に出演した近藤はこの名言について「裏話があるんです。(侍ジャパンの一員だった)ソフトバンクの周東(佑京)がトラウト選手のサインをほしいと言って…」と背景を説明。サインボールを依頼された大谷の通訳を務める水原一平さんが「2ダースくらい用意してくれて、ロッカーで配っていた」と明かした。

 

 近藤は「それを見て翔平は…。試合前だったので。その前の会話もひっくるめて」という状況下での発言だったとし、円陣後ろには一気に「『これから試合』って雰囲気になった」と振り返った。

 

 ただ試合後に、近藤自身もトラウトのサインボールをちゃかりもらったことを照れ笑いとともに明かした。

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 ■ NOTE