2023年12月26日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷がブランドアンバサダーに就任した人材サービス企業「ディップ株式会社」の新しいテレビCMが、31日から全国でオンエアされる。CM「それぞれの働き方」編は15秒、30秒の2種類。同社が運営する求人サービスのスローガン「夢を叶える仕事に出会おう」をテーマにしたCMで、「夢に向かって頑張っている人と一緒に夢を目指していきたい」という大谷の熱い思いがこもったCMとなっている。撮影は11月下旬にロサンゼルス郊外で行われ、大谷はダークグレーの凜(りん)としたスーツ姿。撮影当日は愛犬「デコピン」も一緒におり、緊張感のある現場を和ませていたという。大谷は、「ディップのアンバサダーに就任し、新しい企業広告に出演させていただくことになりました。これまで以上に皆さんの期待に応えられるように頑張りますので、よろしくお願いします」と語った。

 

 

◯ 米国の老舗カード会社「トップス」は、契約を記念するカードを発行。名前の部分が漢字になっている限定版があり、米国のファンからも注目を浴びている。これは発行から24時間だけ注文可能な「TOPPS NOW」シリーズの一枚。大谷の契約記念カードが同シリーズの最多発行枚数を記録し、漢字を使ったカードを発行、ファンへランダムに提供されるという。

 

 

◯ クリスマスの25日、大谷が国内全小学校に寄贈した野球グラブが、宮崎県の都城市教育委員会などに届いた。都城市教委によると、同日午前に到着。1校3個ずつ各校に配られる予定で、グラブが入った箱には「このグローブが、私たちの次の世代に夢を与え、勇気づけるためのシンボルとなることを望んでいます」「野球しようぜ 大谷翔平」などのメッセージも同封されている。都城市では来年1月9日の始業式で児童たちに披露される予定という。市教委の担当者は「すてきなクリスマスプレゼントが届きました。夢と希望を与えてくれる贈り物に感謝したい」と話していた。

 

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 大谷翔平、ドジャース移籍で見えた決意

志村朋哉氏/情報:時事通信)

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争奪戦の裏側

 

 世界の野球ファンをヤキモキさせてきた大谷翔平争奪戦が、ついに幕を閉じた。名門ロサンゼルス・ドジャースとスポーツ史上最高記録を更新する総額7億ドルで契約。果たして、大谷は新たな環境で、どんなドラマを見せてくれるのか。移籍理由や契約内容、ドジャースの戦力、米野球界への影響を解説する。

 

 大谷争奪戦のラストはなんともドラマチックだった。

 

 米国時間12月9日、大谷がドジャース移籍を自身のインスタグラムで発表。しかし、前日には、トロント・ブルージェイズを選んだとの情報がネットで広まり、野球ファンや記者たちが翻弄された。アナハイムからトロントに向かうプライベートジェットの飛行経路をファンが追い、さらには菊池雄星がトロントの高級寿司店を貸し切ったなどという噂がソーシャルメディアに出回り、狂騒劇が繰り広げられた。筆者は、信頼できる人から、「大谷はまだ決断していない」と聞いてはいたが、それでも万が一に備えてパソコンの前に張り付く羽目になった。

 

 蓋を開けてみれば全くデタラメな情報で、大谷は南カリフォルニアの自宅にいた。

 

 「僕自身が(騒動について)見るということはなかったです」と大谷は入団会見後に地元局Spectrum SportsNetのインタビューで語った。「本当に行ってんのみたいな感じで聞かれてはいましたけど、実際にそうなった時も僕は家のソファーで犬といたので、こっちがびっくりしたという感じです」(12月14日放送)

 

 今オフの最大の話題だった大谷の去就について、大谷側も球団側も全くと言っていいほど情報を漏らさなかったので、メディアやファンの「知りたい」という思いが最高潮に達して、憶測や誤情報が噴出したのだろう。

 

 この日の騒動で「寿命が縮んだ」と語ったドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長だったが、翌日には最高の知らせを受けることになる。

 

 息子のサッカーの応援に来ていたフリードマン氏は、車の中でビデオチャットをして選手を勧誘していた。そこに大谷の代理人であるネズ・バレロ氏から電話がかかってきたそうだ。ビデオチャットを急いで切り上げて電話に出た。

 

 「息子の試合に1時間も遅れていたので、フィールドに向かって歩きながらネズと話していたら、『(大谷は)君らを選んだ。あと数分でインスタグラムで発表される』と言われた」とフリードマン氏はMLBネットワークの番組に出演して振り返った。「すぐにマーク・ウォルター(球団オーナー)とスタン・カステン(球団社長)に電話しました。インスタグラムで発表される前には、球団幹部に伝えられたと思いますが、あまりの急展開でよく覚えていません」(12月14日放送)

 

 交渉については代理人に全てを任せていたという大谷は、「毎日、犬と散歩に行ったり普通に過ごして」いて、外部の喧騒とは無縁だったようだ。

 

前代未聞の契約

 

 大谷がドジャースを選んだのは、大方の予想通りだ。

 

 しかし、現地識者たちが予想していた5~6億ドルを大きく上回る10年総額7億ドルは、スポーツ大国のアメリカにとっても衝撃的な契約だった。これまで野球界最高だったマイク・トラウトの4億2650万ドルを64%も上回り、サッカーのリオネル・メッシをも超えた。

 

 単に移籍が決まっただけなら、野球界のビッグニュースという扱いにとどまっていただろう。それがプロスポーツ史上でも最高額ということで、ニューヨーク・タイムズなどの有力メディアも速報で「記録的契約」と伝えた。ワールドシリーズ優勝が決まった時くらいしか野球を扱わない米三大ネットワークのひとつNBCの夜の報道番組「Nightly News」も、大谷を「一つの球団のみならずアメリカの国民的娯楽の顔」と称してドジャース入団を報じている。(12月14日放送)

 

 大谷の契約は異例の後払いになっている。年俸7000万ドル(約100億円)のうち、97.1%の6800万ドルは10年の契約が終わってから支払われる。契約期間中に大谷が受け取るのは年に200万ドル(約2.9億円)だけ。残りは2034年~43年に支払われる。利子もつかない。インフレなどを考慮して現在価値に換算すると4.6億ドル(約670億円)くらいだという。それでも名目上の7億ドルという数字はインパクトが大きく、世間の注目を集めるという広報面でも良くできた契約だ。

 

 エンタメの中心地ロサンゼルスで、大谷はスポーツの枠を超えたスーパースターへの階段を登り始めた。

 

なぜドジャースなのか?

 

 入団会見でドジャースを選んだ理由を聞かれた大谷からは、「優勝」への想いがひしひしと伝わってきた。

 

 エンゼルスで過ごした6年間で、大谷は史上初となる2度の満票MVPを受賞し、「現役最高」の地位を確固たるものにした。しかし、孤軍奮闘も虚しくポストシーズンには一度も出られなかった。

 

 アメリカのスポーツ界には、「優勝してなんぼ」の価値観が根付いている。どんなに個人で活躍しても、チームを優勝させられなければ意味がないと考える人もいる。バスケットボールのマイケル・ジョーダンやアメリカンフットボールのトム・ブレイディなど、「史上最高」と評されるアスリートは優勝経験も豊富だ。「世界一の選手」になるには、ワールドシリーズ制覇は欠かせないと大谷自身も述べている。ポストシーズンのヒリヒリする雰囲気や、優勝の喜びを味わいたいという、アスリートとして当然の気持ちもある。

 

 「野球選手として、あとどれくらいできるってのは、正直、誰も分からないですし、勝つことっていうのが僕にとって今一番大事なことかなと思います」と大谷は明言した。

 

 これから10年間、優勝を狙い続けるには、ドジャースは最適の環境だ。

 

 ドジャースは11年連続でポストシーズン進出を果たしている。優れた球団運営で知られ、若手有望株も充実しているため、継続的な成功も見込める。9年連続でポストシーズンを逃し、下部組織が壊滅的なエンゼルスとは対照的だ。大谷はドジャースとの面談で下部組織の戦力や育成システムについて詳しく聞いたという。

 

 「ドジャースは毎年、95勝する力があって、所属地区には弱いチームも多いので、ほぼ確実にプレーオフに進出できます」と地元紙ロサンゼルス・タイムズでコラムニストを務めるディラン・ヘルナンデス氏は言う。

 

 しかし、ポストシーズンではそれに見合う結果が出ていない。ここ2年間は地区シリーズ(準々決勝ラウンド)で敗退。過去10年でのワールドシリーズ制覇も短縮シーズンの2020年だけだ。そうした事情も、「大谷のおかげで優勝できた」と認めてもらうチャンスかもしれない。

 

全ては勝つため

 

 大谷にとって勝利が最優先なのは契約内容からも明らかだ。

 

 後払いは、メジャーリーグの大型契約では珍しいことではない。しかし97%の支払いが先延ばしというのは異例だ。ドジャースが浮いたお金で戦力を強化できるように大谷自身が提案した。

 

 大谷獲得で一気に動き出したFA市場でも、ドジャースは補強の手を緩めていない。入団会見の翌日には、トレードでタンパベイ・レイズの先発右腕タイラー・グラスノーを獲得。5年総額1億3650万ドル(約193億円)の契約延長を結んだ。大谷に次ぐ今オフの目玉と評価される山本由伸の争奪戦にも参加した。

 

 大谷はグラスノーに「あなたのためにホームランを打ちたい」という勧誘メッセージの動画を送ったとジ・アスレチックは報じた(12月15日配信)。ドジャースと山本の面談には、ムーキー・ベッツとフレディ・フリーマンの2人のスター選手と一緒に大谷も同席して勧誘したと言う。しかも、12月21日には、今オフ大谷に次ぐ目玉選手だった山本由伸と、(二刀流を除く)投手の史上最高額となる12年3.25億ドル(463億円)で合意したと現地メディアが報じた。

 

 「私たちの立場で97%を後払いにする提案をする勇気なんてありませんよ」とフリードマン編成本部長は述べた。「なので向こうから提案された時は驚きました。でも同時に、彼の発言と完全に合致する提案でした。勝つことが彼にとって全てなんです。似たようなことを言うFA選手はいますが、それをこんな形で実践する人は見たことがありません」

 

 「何人かのうちの選手に電話してこの話をしたら、『もうこれ以上、彼のことを好きになることはできないと思っていたのに』と尊敬の念が更に高まったようです」

 

 大谷の契約には、フリードマン氏とオーナーのウォルター氏がいなくなった場合には、自分から破棄できる条件が盛り込まれている。エンゼルスでの6年間で、編成トップのゼネラルマネージャーが交代したり、オーナーが球団売却を示唆したりという経験をしたからかもしれない。

 

 勝つためには、首脳陣から選手、コーチ、スタッフに至るまで、組織の全員が同じ方向を向いていなければならないと大谷は述べた。その鍵を握るのは、中間管理職の監督ではなく、経営のトップだ。

 

 「ロサンゼルス・ドジャースに入団すると同時に、メインのこの二方と契約するという形ですし、そこが崩れるのであれば、この契約自体も崩れることになる」と大谷は言う。

 

 ドジャースを選んだ決め手を聞かれた大谷は、毎年ポストシーズンに進んだドジャースの過去10年間を成功だとはとらえていないというウォルター氏の言葉を挙げた。

 

 「それだけ勝ちたいという意志がみんな強いんだなというのは心に残ったかなと思います」

 

 ドジャースは大谷、山本、グラスノーの3人の補強だけで、既に11億ドル(1560億円)以上を投入したということになる。大谷の心をも動かした球団の本気度が感じられる。

 

山本も獲得し、優勝候補筆頭

 

 大谷がブルージェイズに入るかもしれないという噂が広まり、ブックメーカーで多くの人がブルージェイズの優勝に賭けたため、来季の予想順位がアトランタ・ブレーブスとドジャースに次ぐ3位に一気に上昇した。

 

 その後、ドジャース移籍が発表されるなり、今度はドジャースがブレーブスを抜いて優勝候補筆頭に躍り出た。

 

 大谷獲得に備えて補強を控えたといわれる2023年のドジャースは、それでも100勝62敗でナショナル・リーグ西地区を制した。勝率はブレーブスとオリオールズに次ぐメジャー3位だった。ワールドシリーズ優勝を期待されていただけに、ポストシーズンで最下位シードのアリゾナ・ダイアモンドバックスに3連敗したショックは大きかった。

 

 MVP受賞歴のあるムーキー・ベッツとフレディー・フリーマンを擁する強力打線は、メジャー2位の1試合平均5.59得点を記録した。来季は肘のリハビリのため打者としてだけの出場になる大谷は、おそらくベッツとフリーマンに挟まれて2番を打つだろう。メジャーで5指に入る打撃力を誇る3人が並び、相手投手にとってはまさに脅威だ。このトリオだけでもドジャースの試合を見る価値がある。

 

 投手陣は1試合平均4.31失点でメジャー10位と健闘したが、ポストシーズンでもろさを露呈した先発投手陣の立て直しは最重要課題だ。大谷は25年まではマウンドに復帰できない。

 

 大谷と同じく2度目の肘の手術を受けた右腕ウォーカー・ビューラーと、新人として11勝を挙げたボビー・ミラーは、ローテーション入りが確実。そこに山本とグラスノーが加わり一気に安定感が増した。けがさえなければトップクラスと称されるグラスノー。昨年は120イニング以上を投げたピッチャーの中では、メジャー2位の9回あたり奪三振数12.15を記録した。

 

野球界にとって朗報

 

 ドジャースは大谷加入によって戦力アップだけでなく、日系企業の広告などによる増収も見込める。(ユニホームの売り上げや日本での放映権などは、全球団に分配される。)

 

 大谷やドジャースにとって、良いことづくしに見える今回の移籍だが、不安や批判の声がないわけではない。

 

 「球界の顔」の獲得にロサンゼルスは熱気に沸いたが、1人の選手に7億ドルを費やすことに不安を感じるファンもいる。来年7月に30歳になる大谷が投手として元の状態に戻れるかどうかは分からないし、二刀流をいつまで続けられるかも分からない。けがをして試合に出られなくなっても、大谷の給料は支払い続けなければならない。

 

 またチケット価格が高騰するのを心配するドジャースファンもいる。大谷加入後に、本拠地開幕戦の立ち見席が900ドル(約12万8000円)を超えたとも報じられた。

 

 超大型契約がゆえにファンの期待も大きい。それに応えられなかった時は、ファンやメディアから容赦ないブーイングや非難が浴びせられるだろう。

 

 しかし、野球界の発展という視点からは、大谷のドジャース移籍は朗報でしかない。

 

 近年のメジャーリーグには、野球に興味のない人々を惹きつけられる真のスターがいないと言われてきた。その穴を埋めてファン層拡大に貢献できるのが、唯一無二の二刀流で歴史的活躍を続ける大谷だと関係者は期待する。そのためには、どうしても大谷にワールドシリーズで勝ってもらいたい。というのも、全米のメディアやファンが一斉に野球に注目するのは、ほぼポストシーズンに限られるからだ。

 

 人口全米2位の大都市にあるドジャースは、2013年から毎年メジャー1位の観客動員数を誇る米スポーツ界屈指の人気チームだ。同じくロサンゼルスを名乗りながらも、実際には郊外にあるエンゼルスとは、メディアの注目度やブランド力も比べ物にならないくらい高い。(関西で阪神タイガースがオリックス・バッファローズを人気で圧倒しているのに近い。)そのドジャースを二刀流で優勝に導けば、大谷人気は野球の枠を超えて広がり、下降気味といわれる野球への関心も高まるだろう。

 

 ドジャース移籍が発表された後に、息子の小学校の職員の女性と世間話をしていたら、こんなことを言っていた。

 

 「野球には全く興味がないけど、ドジャースに入ったアジア人選手が7億ドルもらうってニュースで聞いたわ。それほどのスターなら試合を見に行ってみたい」

 

 大谷の加入で、ドジャースはメジャーで最も注目される球団になった。戦力的にも黄金期を迎えるかもしれない。あまりの強さに、他球団のファンは「悪の軍団」などと反発するかもしれないが、それもこれまでメジャーリーグに欠けていた「分かりやすいストーリー」だと言える。スポーツというのは、なんだかんだ言って、大都市の名門チームが強い方が盛り上がるのだ。

 

 ワールドシリーズで、「7億ドル男」の大谷とドジャースが、アーロン・ジャッジとフアン・ソト率いるニューヨーク・ヤンキースと東西対決なんてことになったら、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を超える熱を帯びるだろう。

 

 大谷劇場の新たな舞台は整った。

 

(志村朋哉 在米ジャーナリスト)

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◆ 6万個のグローブ推定コストは18億円 大谷翔平を選手ではなく現在価値をM&AのDCF法で算出してみる

神田敏晶氏/情報:Yahoo!エキスパート)

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KNNポール神田です。

 

大谷翔平選手をスポーツ選手としてみるだけではなく、ITベンチャー企業の価値として捉えてみたいと思う。

なんといっても、7億ドル(約1,019億円@145)の契約で97%にあたる6億8000万ドル(約990億円)が“後払い”というのが、大谷翔平株式会社としての買収金額が実質いくらだったのかが、とても気になったからだ…。

 

大谷翔平選手、なんと背番号17番をゆずってくれたチームメイトのジョー・ケリー選手の奥さんアシュリーさんにポルシェ・タイカンをプレゼント。推定価格は、2000万円だ。

 

https://twitter.com/Dodgers/status/1738810171315589423

 

大谷翔平は、日本の『ポルシェジャパン株式会社』の『ポルシェドライビングアスリート』でもある。

2022年8月4日より、ブランドパートナー契約を締結している。

スポンサーとしても、今回のポルシェのプレゼントの露出はうれしい限りだろう。

 

https://www.porsche.co.jp/pip/drivingathlete/

 

■野球しようぜ!6万個のグローブプレゼント推定18億円

大谷翔平選手 日本全国の小学校へ6万個の野球グローブを寄贈

 

■株式会社ニューバランスジャパン(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役社長 久保田伸一)は、2度のMLBオールスター、2021年アメリカンリーグMVPに輝くニューバランス契約アスリートの大谷翔平選手が、国内の約20,000校の小学校に約60,000個のジュニア用グローブを寄贈することを発表いたします。

■大谷翔平選手は、幼少期から野球を楽しんでいた経験から、日本全国の各小学校へ3つのジュニア用野球グローブ(右利き用2個、左利き用1個、小学校低学年用サイズ)を寄贈

■2023年12月より2024年3月までを目途に、全国の小学校への寄贈を順次スタートいたします。

*:国公私立の小学校、義務教育学校、特別支援学校を含む

**:全国の教育委員会、国公立大学法人および私立の小学校へニューバランスジャパンより配送

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001099.000029460.html

 

 

ポルシェのタイカン約2,000万円のプレゼントもかなりの太っ腹だが、この『ニューバランス』の野球グローブのプレゼントは、ケタ違いだ。ひとつ3万円としても6万個なので18億円のコストが発生するからだ。

ニューバランスとの大谷翔平との契約料は、当時の彼の年俸3000万ドル(39億円)以上と報道されている。つまり、年俸以上の契約スポンサーが数社いることが容易に想像がつく。

 

「オオタニはお金に興味はなさそうだが、スターにはお金が集まる。最近契約を結んだニューバランスも彼に巨額を投じており、恐らく今季の彼の年俸3000万ドル(39億円)を超える契約を結んだ」とした。

「オオタニはお金に興味はなさそうだが、スターにはお金が集まる。最近契約を結んだニューバランスも彼に巨額を投じており、恐らく今季の彼の年俸3000万ドル(39億円)を超える契約を結んだ」とした。

https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/202302240000295.html

 

■なぜ大谷翔平選手は18億円以上もの『寄付』ができるのか?

大谷翔平の節税プロモーション効果の測定

 

6万個のグローブプレゼント 3万円×6万個として、ざっくり18億円

 

7億ドルの10年間契約だと年あたり7,000万ドルの球団側の『ペイロール(給与支払いシステム)』だが、後払いのおかげで、大谷翔平の『現在価値』は、年間4,000万ドルくらいに落ちつくという

 

□米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、後払いはドジャースのペイロール(給与支払いシステム)に負担をかけないよう大谷選手側から提案されたものとのこと。

□メジャーには各チームの戦力均衡化のため「ぜいたく税」と呼ばれる制度があり、毎年決められている年俸総額を超過すると追加の負担金が課せられます。

 

□ぜいたく税の対象となるペイロールを算出する際、各選手の年俸は「現在価値の年平均額」で算出され、10年7億ドルで合意した大谷選手の場合、年平均7000万ドルがドジャースのぜいたく税のペイロールに、10年間にわたって加算されることになります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1371d05e69ac86e8f324ee80b194ca2371ccc185

 

 

年俸4,000万ドル 1ドル140円としても、年収規模は56億円。

カリフォルニア州の高額所得者の年収の半額が税金とすると28億円。 

 

■年俸の半分以上は税金で差し引かれる

アメリカのスポーツ選手の税金に詳しいとされているロバート・パイオラ氏(※)(Robert Raiola)は、X(旧Twitter)で大谷選手が獲得する年俸に対し、約53.75%の税金が課されるとの見解を示しています。

税金の内訳としては、連邦政府への税金で37%、カリフォルニア州の州税として13.3%、公共医療保険のメディケアに2.35%、そして州の傷害保険の1.1%です。

日本の所得税と復興特別所得税、住民税を合計した税率は最高55.945%ですので、日本の方が税率はわずかに高いです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/240b74f6308d6beda2e4537fde3fd754c2efb8db

 

 

今回のグローブプレゼントを全額寄付とすると、56億円▲18億円で、38億円の収入に。これを半額税金とすると19億円となり、28億円から19億円に税金が減ると、9億円の節税効果を生む。

 

米国に治められる税金が、日本国内の野球少年に還元でき、大谷翔平経済効果にも寄与でき、スポンサーである、ニューバランスにも18億円の売上を計上することができる。

 

もちろん、ドジャースにとっても、年間にして本来大谷選手に7,000万ドル(98億円)支払うところが帳簿上は4,000万ドル(56億円)になるので、3,000万ドル(42億円)のゆとりを生むことができるので、大谷予算で、新たな選手を獲得するために動けるというものだ。

 

オリックスの山本由伸選手が12年契約で3億2500万ドル(約455億円)でドジャース入りも、一年あたりで計算すると3250万ドル(45.5億円)なので、大谷選手の年俸の範囲内でおさまる計算だ。

 

□オリックスからポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す山本由伸投手(25)がドジャースと契約合意したと21日、MLB公式サイトなど複数の米メディアが報じた。12年契約で3億2500万ドル(約463億円)だという。

□ドジャースには今オフ、大谷翔平がスポーツ史上最高額の10年総額7億ドルで入団。その大谷は、山本とドジャースの面談に立ち会い、山本の勧誘に一役買った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9e19446991a2fd26c3ad6c55831c15b768b2914f

 

自分の年俸にかかる税金を節税するだけでなく、チームの補強力にも貢献でき、自分の仕事がしやすい環境を整えることが可能だ。ドジャースに対して、資金を貸しつけている状態ともいえる『大谷翔平株式会社』というベンチャーとしても考えることができる。

 

■大谷翔平の7億ドルの給与後払いは、ドジャースの年間利息だけでも2,800万ドルの収益。大谷の年俸200万ドルの14倍

 

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、後払いはドジャースのペイロール(給与支払いシステム)に負担をかけないよう大谷選手側から提案されたものとのこと。

 

大谷翔平投手がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1019億円)の契約は、約97%にあたる6億8000万ドル(約990億円)が“後払い”という形となったことが注目を集めた。チームの補強戦略に影響することのないよう、来季から2033年までは年俸200万ドル(約2億9000万円)でプレーする。

https://full-count.jp/2023/12/18/post1488754/

 

実質、大谷選手の年俸は、ドジャースのペイロールの4,000万ドルではなく、200万ドルなので、1/20ですむ。しかし、11年目に6.8億ドルがかかるのでその分をドジャースは、貯蓄しておく必要はある。

 

しかしだ…。アメリカの国債の利回り率を4%で年利換算すると毎年、2024年度の初年度だけでも7億ドルの原資であれば2,800万ドル(39.2億円)の利息がつく。つまり契約10年分を国債で回すだけでも大谷翔平選手の年俸200万ドル(2.8億円)の14倍以上の収益となるのだ。

 

しかもそれが複利で増え続けるとなんと10年目には、実質金利は48.02444%で、1,508億円となる。

そして最終的に10年後に、ドジャースが、大谷翔平に約990億円払っても、518億円も手元に残る計算が成り立つ。

 

 

https://keisan.casio.jp/exec/system/1248923562

 

 

■大谷翔平株式会社というベンチャー企業の価値をDCF法で算出する

どうやら、大谷翔平選手をスポーツ選手として換算すると、規模が違いすぎるので、ITベンチャー企業として、デューデリジェンスしてみたい。

 

IT企業のM&Aは、現在価値と将来価値を比較検討して、買収するかどうかの判断をつける。そのひとつの手法が『DCF法(ディスカウントキャッシュフロー)』だ。

 

米国国債で4%の利息がつくものとして、シミュレーションしてみた。

 

割引率は4%だ。

 

 

大谷翔平7億ドルのDCF法による現在価値 

 

事業価値 6.9億ドル 

 

企業価値 13.9億ドル

 

株式価値 13.9億ドル 

 

となった。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1a5eaaz9uEenh0IkYx9HB8ppR2wksxEjwDE77cSzxq4A/edit?usp=sharing

 

『WACC(加重平均資本コスト)』で求めた。

 

 

事業価値は1兆6,101億1,400万円です。

 

資産価値は1兆6,101億1,400万円です。

 

株式価値は1兆6,101億1,400万円です。となった。

 

DCFシミュレーター

https://oneinvest.jp/dcf-sim/

 

■ドジャースは、7億ドルの大谷翔平株式会社を3.89億ドルの55%の半値でM&Aしたことになる。

『割引現在価値』で計算すると、7億円の買収金額の大谷翔平株式会社をドジャースは実質3.89億ドルで買収したことにもなる。

 

 

 

 

□無利子・10年後からの分割受領・割引率3%で現在価値の目減りは36%

この考え方は様々な事象の分析に応用できる。例えば、米メジャーリーグの大谷翔平選手がドジャースと結んだ7億ドルの契約を考えてみよう。大谷選手は、全額の97%を10年後以降に受領するという。話を簡単にするために、10年後に7億ドル全額を受領すると仮定し、割引率(米国の10年国債の利回り)が現状の4%前後から10年間平均3%で推移すると仮定した場合、大谷選手が10年後に受領する7億ドルの現在価値は5.21億ドルと、26%も目減りしてしまう

なお、日本経済新聞などによると、大谷選手は、現役の10年間は毎年200万ドル、11年目からの10年間は毎年6800万ドルを受領するという。その場合の現在価値は、割引率を同じく3%とすると4.49億ドルとなり、目減りは36%とさらに大きくなる。いずれにしても、米国のように市場がインフレ(物価高)状態にあると、無利子10年後払いは選手にインフレリスクを負わせることになると言える。一方、ドジャース側から見ると、20年掛けて後払い部分を多くすることによって“実質的”な支払い額を抑え、世間には“太っ腹”なところを見せることに成功したと言える。

https://infrabiz.co.jp/5111/

 

ある意味この提案は、大谷選手側からの提案ということで、それ以上の、ドジャースのファイナンスにゆとりがうまれ、環境が変わり、成績を残しやすく、グッズ関連のビジネスから、広告ビジネス。さらに、今後10年においての節税面やその赤字計上できる事業などと、ファイナンス面でのいろんな資金調達手法を考えると、もはやスポーツ選手ではなくITベンチャーの経営手法としてみなすべき事案であると思う。

 

すでに、関西大学の宮本勝浩名誉教授は大谷翔平投手のドジャース移籍による2024年の経済効果を約535億5,200万円と試算したと発表しているほどであり、年俸では測れない価値を持つ日本人選手の活躍だ。

 

なんといっても、大谷選手一人のM&A金額が、7億ドル、1019億円という単位であることも数値化するのにわかりやすい。

 

■大谷翔平電卓をChatGPTで作ってみた

 

 

https://chat.openai.com/g/g-KhqvSCV9a-shoheidian-zhuo

 

『GPTs』で『Shohei電卓』で億単位の金額をShiei何人分かで計算する電卓としてリリースしてみた。

 

億単位の金額でも、大谷翔平選手何人分かで可視化すると理解しやすいと感じたからだ。

 

AdobeがFigmaの200億ドルの買収に失敗!!

 

米Adobe(アドビ)は現地時間12月18日、欧州連合(EU)と英国の独占禁止法規制当局からの承認が得られそうもないことを理由に、以前から計画していたデザインコラボレーションツールを手掛ける米Figma(フィグマ)の200億ドル(約2.9兆円)規模の買収を断念すると発表した。

提出書類によると、アドビはフィグマに10億ドル(約1400億円)の契約解除料を支払うという。アドビの株価は、この発表を受けて約1.4%上昇した。

https://forbesjapan.com/articles/detail/68115

 

200億ドルの買収失敗で、10億ドルの慰謝料とのこと

 

円安や円高でコロコロと変わる価値よりも、大谷翔平ドルで考えたほうがわかりやすい。

 

200億ドル 28.5大谷翔平ドル 28人分

 

10億ドル の慰謝料 1.4大谷翔平ドル  1.4人分である。

 

日本の一般会計予算112兆円 も大谷翔平ドルでは、1,099人分である。

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◆ 「大谷翔平の存在がなくても…」山本由伸はなぜドジャースを選んだのか?「大谷の陰に隠れたくない? いや、違うな」記者が確信を抱いた瞬間

阿部太郎氏/情報:NumberWEB)

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投手史上最高額の12年3億2500万ドル(約460億円)でドジャースへ――“日本球界最高の投手”として規格外の契約合意が報じられた山本由伸は、なぜ数ある球団のなかから大谷翔平と同じ“西の名門”を選んだのか。2021年にオリックスの番記者を務め、現在はロサンゼルスを拠点にメジャーリーグの取材を続ける阿部太郎氏が内幕を分析した。

 

記者が「ドジャースだな」と確信した瞬間

 山本由伸のドジャース移籍の一報が米メディアで取り上げられる数時間前、球界関係者の1人からこんな話を聞いた。

 

「ヤンキース側は山本獲得に自信を持っている。山本は大谷翔平とプレーするのは避けたい、彼の陰に隠れるのはいやだと思っているはずだ」

 

 一方で同関係者は、既に諦めムードが漂っていたメッツについてはこう語った。

 

「メッツは、山本はドジャースに行くと言っている。ただ、オーナーのスティーブ・コーエン氏が全力で取りに行ったこともあり、最後まで白旗は上げられないようだ」

 

 この話を聞いて確信した。ドジャースだな、と。

 

 その後、「大谷狂騒曲」の時のようにヤンキース移籍のフェイクニュースも飛び出したが、ヤンキースの専門局「YES」のジャック・カリー記者がXで「山本が3億ドル以上でドジャースと契約する」と報じると、瞬く間に「YAMAMOTO」「DODGERS」の文字が米メディアで躍った。

 

複数の関係者が語っていた“山本由伸のこだわり”

 当初から、山本はドジャーブルーのユニホームに袖を通すでのはないかと思っていた。

 

 その理由の一つはドジャースに近い関係者から「山本がドジャースに憧れを抱いている」と聞いたこと。もう一つは、山本に近い複数の関係者が「西海岸がいい」と本人のこだわりについて話していたからだ。

 

 代理人のジョエル・ウルフ氏も本人も、交渉前に「地理的な嗜好はない」と否定した。しかし、シビアな交渉が進む前から「どこがいい」と好みを話す代理人はいない。テーブルに上がる球団が少なければ、相手に有利に進められてしまう。

 

 交渉を進める過程で、ドジャースとは違う選択肢を選ぶ可能性もあっただろう。だが、日本の選手は往々にしてお金だけでは動かない。憧れが勝る。

 

 山本は最後にはドジャースを選ぶだろうという推測はあった。“絶対にブレない男”だからだ。

 

「己の意志は曲げない」番記者が見た山本由伸

 オリックス時代、プロ1年目のオフに投球フォームを変えた。スライダーを投げすぎて肘を痛めたのがその理由だった。このままでは怪我をする、持たないと感じたのだという。だが、1年目である程度、結果を残していた山本は周囲の猛反対にあった。その時、まだ19歳。普通ならば断念してもおかしくないが、山本は鋼の意志で、体の仕組みや痛みが出ない動きを考えて導き出したフォーム修正を貫いた。そして、日本では無双の投手に成長していった。

 

 以前、山本はこんなことを話していた。

 

「いろんな意見を聞いて自分がいいと思ったら、それをやり続けるだけですね」

 

 1年目で軸としていたスライダーは肘の負担を考え、試合中の“ここぞ”という場面でしか投げなくなった。高校の時に、先輩にツーシームとして教わった「スプリット」が代名詞になった。

 

 己の意志は曲げない――オリックスの番記者として取材していた時から、そんな芯の強さをひしひしと感じていた。

 

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を地でいく謙虚さ

 その一方で、自分のエゴを優先して、チームメートとぶつかったという話は聞いたことがない。

 

 若くしてスターダムに駆け上がっても、調子に乗るどころか、謙虚さが際立った。車に乗って京セラドーム大阪の地下の駐車場に現れ、記者団を見つけると、帽子をとって頭を下げて挨拶していた姿を何度も見た。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を地でいく。

 

 オリックス時代のチームメートで、2022年に現役を引退した鈴木優さんはこう語る。

 

「由伸は本当に出会った時から変わらないですね。ずっと、『優さん、優さん』って言ってきてくれるし、すごくいい男です。そして、彼は決めたことは曲げない」

 

 だから、ヤンキース側の見解として「山本は大谷の陰に隠れたくないと思っている」と聞いた時、「それは違うな」と思った。そういった確信をどこから得たのかは分からないが、少なくとも「陰に隠れる」ことを気にするような選手ではないだろう、と。

 

 大谷翔平の存在が後押ししたと思うが、仮にそれがなくても、山本はドジャースのユニホームに袖を通したいと思っていたのではないか。

 

 もちろん、その過程で、代理人と球団の間で駆け引きはあったはずだ。「3億ドル」という数字、投手史上最高額というのは、代理人サイドも譲れなかったのだろう。

 

 だが、山本由伸にとって、一番大事なのは「勝つこと」。そして「長く活躍すること」だ。

 

 彼が居場所を求めた球団は、西の名門ドジャースだった。

 

(「メジャーリーグPRESS」阿部太郎 = 文)

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◆ 大谷翔平「勝つことが一番大事なこと」の原点 ホロ苦の高校3年生2つの敗戦

赤坂英一氏/情報:東スポ)

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【赤ペン! 赤坂英一】

 

「勝つことが僕にとっていま一番大事なこと」

 

 野球ファンに限らず、大谷翔平がドジャースの入団会見で語った言葉を覚えている日本人は多いだろう。よく通る声で、さらにこう強調した。

 

「一番大事なのはやっぱり全員がその勝ちに、同じ方向を向いていること。オーナー、フロント、チームメート、ファンの皆さんがそこに向かっていることが一番大事かなと思います」

 

 この発言を聞いて、私は大谷と花巻東の同級生に取材した2014年のことを思い出した(「160キロ右腕と、夏の続きを」Number編・甲子園ベストセレクション1/文藝春秋)。当時、大谷を中心に固い結束力を誇った花巻東にも、チームがバラバラになった時期がある。

 

 大谷が3年生で出場した12年春のセンバツの初戦で、藤浪晋太郎を擁する大阪桐蔭に2―9と惨敗。大谷は被本塁打1を含む被安打7、11四死球と散々な結果に終わった。藤浪から1本塁打を放って一矢報いたのは大谷らしかったが。

 

 主将だった大沢永貴によれば「部員のみんなが受けたショックはものすごく大きかった」という。「練習しようと集まっても気持ちが入らない。こんなんじゃやっても無駄だと途中でやめてしまったり、しばらくは本当にバラバラになっていた」そうだ。

 

 その後、佐々木洋監督の説得により、3年夏の大会に向けて本格的な練習が再開される。すると、大谷が珍しく声を荒らげるようになった。

 

 時には練習でミスした部員に「しっかりやれよ!」と怒声を浴びせる。大沢も捕手の佐々木隆貴も、そこまで熱くなっている大谷を目の当たりにして驚いた。

 

「でも、寮に帰るとニコニコして、いつもの翔平に戻るんです。それで僕らもホッとしたりして」

 

 勝つために一番大事なことはチーム全員が同じ方向に向かうこと。それを大谷が強く胸に刻んだのは、おそらくこのころではなかったか。

 

 大谷はこの高校生活最後の夏、岩手県大会準決勝で初めて160キロを記録する。が、決勝で盛岡大附に敗れ、甲子園出場はならなかった。

 

 この敗戦を振り返り、大谷本人は私の取材にこうコメントしている。

「悔しかった気持ちはずっと持っています。今でも勝ちたかったと思う。それが、こうしてプロでやってることにつながってるんです」

 

 あの夏に抱いた思いがメジャーで結実する日は、きっと近い。 

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 ■ NOTE

 

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