2023年11月30日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷について、ESPNのベテラン記者バスター・オルニー氏「彼はすでに行きたい球団を決めている。オオタニを知っている人と何人か話をしたが、彼らはオオタニがすでに心を決めていると話していた。彼は自分がどこに行きたいかを知っているし、以前からずっとその思いがあったと言っている。彼の代理人が交渉を有利に進めるために他球団とも交渉していると思う」と指摘。意中の球団は分からないが、同記者は「ドジャースが彼に合っていると思っている。資金の使い方をみても、オオタニに多くの金額を費やせる。ムーキー・ベッツやフレディ・フリーマンと一緒になることは大きな助けになる」と指摘した。

 

◯ 大谷の争奪戦からレンジャーズやレッドソックスが撤退したと29日(日本時間30日)、MLBリポーターのマイケル・マリーノ氏が自身のXで「大谷の交渉は順調に進み、レンジャーズとア・リーグ東地区の1チームが脱落した。レッドソックスは撤退した」と報じた。さらに、マリーノ氏はまだ争奪戦に残っているチームにドジャース、カブス、ブルージェイズ、エンゼルスの4チームを挙げ「これは私が確認しただけで、他のチームもまだ残っていると思う」と説明。

 

◯ MLBネットワークのジョン・ヘイマン氏は29日、今オフの移籍市場で最注目の大谷の去就は12月6日のウィンターミーティング終了までに決着するとの見方が一般的だと伝えた。ヘイマン氏はブリーチャーレポートのライブチャットにて「大谷はウィンターミーティングで契約するかもしれないと私は考えている。そうなれば非常にエキサイティングだ。現時点ではそれが一般的な見方のようだ。保証はないが、(球団幹部たちは)大谷がウィンターミーティング中に大型契約を結ぶと考えている」と語った。

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス情報

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◯ FAになっていたハイメ・バリア投手(27)が29日(日本時間30日)、ガーディアンズとマイナー契約を結んだとスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が報じた。バリアは、大谷と同じ2018年にエンゼルスでメジャーデビュー。1年目に10勝9敗、防御率3・41と、いきなり好成績を残したが、2年目の19年は4勝10敗、防御率6・42。20年以降は先発の機会も減って22年からは救援での登板が増えた。今季は34登板(うち先発6)で82回1/3を投げ、2勝6敗、防御率5・68。今年3月のWBCにはパナマ代表に選出され、巨人・バルドナードとともに戦った。メジャー6年間の通算成績は134試合に登板(うち先発62)し、23勝32敗、防御率4・38。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ セイコーが大谷翔平独占インタビュー公開 挑戦を楽しむ原動力、幼少期の成功体験とは

(情報:日刊スポーツ)

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 セイコーウオッチは30日、大谷翔平投手(29=エンゼルスFA)が史上初となる2回目の満票でア・リーグMVPを受賞したことを記念して、「大谷翔平選手おめでとう! キャンペーン」を12月1日から実施すると発表した。

 対象商品購入者に、グリーンスーツ姿の大谷を忠実に再現したボブルヘッドを先着でプレゼントする。

 さらに大谷がシーズン前に語ったインタビュー映像に未公開部分を追加し、「大谷翔平が語った『試合に臨むメンタリティ』とは」を30日から公開する。大谷のインタビューは以下の通り。

 -挑戦を楽しむという感覚はありますか

 ありますね。もちろん、純粋に野球という競技自体の、草野球でもいいですし、少年野球でもいいですし、そういう単純な楽しさももちろんありますし。あとは自分が決めた目標だったり、プレッシャーのストレスがかかる、そういう場面で結果を残した時の面白さだったりとか。それはまた違う面白さがあったり、違う楽しさがあるので。人によってはそういう(プレッシャーのかかる)場面でなるべくプレーしたくない人はもちろんいると思いますし、逆にプレーしたいと思う人もいると思うので。そういう意味では全部が楽しいかなと思いますし、なかなかそういうところでプレーできる機会もないので、そこを楽しめたらなと思ってます。

 -挑戦を楽しむための原動力

 原動力? 小さくても大きくても、何かを達成した時の、やっぱり目標を達成できた時の楽しさというか。そういうのは小さい頃からそうですよね。何か練習の中でもいいですし、できないことができるようになったとか、そういう小さいことでも成功体験みたいなものがあると、より頑張っていこうという気持ちになるんじゃないかなと思います。

 -原動力になった体験

 僕はあんまり強いチームでは正直なかったので、少年野球の頃。なので1個、全国大会に出るというのが目標だったので。出られた時は、すごいうれしかったですね。プロ野球で日本一とかいろいろなりましたけど、それに勝るとも劣らず、やっぱり一番最初に達成した目標というのは、自分の中で特別なものがあるかなと思います。(全国大会出場は)そこが一番、大きい目標というか、自分が達成したい中のある程度大きい目標だったので、そこを達成できたことは大きかったと思います。

 -いま、何かに挑戦している人へ

 やっぱり成果が出ないと面白くないなって感じてる人が多いんじゃないかなと思うんで。根気よくやらないと成果につながらない時もありますし、逆にすぐに表れてくれることもあったりすると思うので。辛いと思うとやめたくなるのが人だと思うので、それでも頑張りたいなって思える何かがあるなら、その時点でもう幸せじゃないかなと思います。何を達成したいかはその人次第なのかなとは思うので、僕にとってはそれがたまたま野球でしたけど、それが別の仕事の方向に向いているのであれば、それはそれで十二分に幸せなことだなと思います。

 僕はどちらかというと、本当に好きなことをやらせてきてもらっている側の人間なので、そのまま好きなことをなるべく好きなまま、最後まで終えられたら幸せだなと思っているので。僕はそういう風に頑張りたいと思ってますし、もしそうじゃない人がいたとしても、その目標に向かってなるべく時間を割いて達成できるように頑張ってほしいなと思います。

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◆ 大谷翔平の争奪戦は今後1週間以内に決着か まもなくウィンター・ミーティングがスタート

(情報:MLBジャパン)

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 テネシー州ナッシュビルで開催される今年のウィンター・ミーティングは現地時間12月3日にスタートする。球界関係者が一堂に会する場であり、トレードやFA契約が次々に決まることでも知られている。今オフの移籍市場における最大の注目ポイントである大谷翔平の去就もウィンター・ミーティングで決着する可能性があるようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、「ウィンター・ミーティングが終了するまでに大谷の契約が決まる」というのが球界での共通認識になりつつあるという。

 ヘイマン記者は「私は彼がウィンター・ミーティング期間中に契約するかもしれないと思っている。とても楽しみだ」とコメント。ウィンター・ミーティングは現地時間12月3日にスタートし、同6日に終了する予定のため、ヘイマン記者の予想が正しければ、大谷争奪戦は今後1週間以内に決着するということになる。

「これは現時点での一般的な見方だ。保証はない。でも、球団幹部たちも大谷がウィンター・ミーティングで大型契約にサインすると考えているようだ」とヘイマン記者。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者も先日、「私は大谷がウィンター・ミーティング終了までに契約すると推測している」と記しており、ヘイマン記者と同様の考えを持っている記者は多いとみられる。

 大谷争奪戦には本命視されるドジャースのほか、ジャイアンツ、カブスなどが加わっていることが報じられている。ヘイマン記者は、大谷の獲得に成功する可能性のあるチームとして、ほかにレッドソックスやブルージェイズの名前を挙げている。もちろん、再契約を目指すエンゼルスも争奪戦に加わっているとみられるが、「大谷がエンゼルスに残る」と予想する関係者は非常に少ないのが実情だ。

 果たして、ヘイマン記者が予想するように、大谷争奪戦は今後1週間以内に決着するのだろうか。「史上最大のFA選手の1人」と呼ばれる大谷の動向から目が離せない日々が続きそうだ。

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◆ 電撃トレードの夜、藤浪晋太郎が休職渡米アナに初めて明かした胸中「自分みたいな半端もんが…」

佐井陽介氏/情報:日刊スポーツ)

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<藤浪を追って(4)>

 激動の大リーグ1年目を終えた藤浪晋太郎投手(29)に7カ月間、密着し続けた男がいた。関西テレビの服部優陽(ゆうひ)アナウンサー(30)はなぜ休職してまで太平洋を渡ったのか。間近で見続けた“戦友”だけが知る藤浪メジャー挑戦の舞台裏に5回連載で迫った。

     ◇    ◇    ◇

 「Xデー」の1週間ほど前、チームFUJIは球宴ブレークを利用して夏休みを満喫していた。遠征先のボストンからアスレチックス本拠地のオークランドに戻った後、3日間をかけてタホ湖、ヨセミテ国立公園を大移動。同行した服部アナウンサーは「あの旅行は本当に楽しかった」と満面の笑みで振り返る。

 3日間で計14時間半、1100キロ超のロングドライブ。運転好きの藤浪晋太郎がハンドルを握り続け、服部は「僕、6時間ぐらいは車で寝てましたね」と苦笑いだ。野生の熊に遭遇し、イントロクイズを車中で楽しみ、最後はささやかな額でカジノも初体験。服部は中でもタホ湖の砂浜で開催した即席野球大会が忘れられないという。

 近所のスーパーでプラスチックバットとボールを購入。服部は鎌田一生通訳兼パーソナルトレーナーと組み、藤浪、木下喜雄マッサージセラピストと対決した。「晋太郎からチェンジアップで空振りを取って、ホームランも打ったんですけどね。結局、僕たちが負けて土下座ですよ(笑い)」。ただ、4人が余韻に浸っていられる期間はたった数日間だけだった。

 7月19日、午後4時9分。藤浪からのLINEに目を通した瞬間、服部の頭は真っ白になった。

 「ボルティモアにトレードになりました」

 午後3時30分にアスレチックス本拠地でレッドソックス戦の観戦を終了。藤浪たちと日本式焼き鳥屋で合流するため、電車に乗り込もうというタイミングだった。

 「東海岸…真逆やん」

 「引っ越しどうしよう」

 合流場所は藤浪宅に変更された。移動中、今度は電撃トレードの速報が流れた日本からのLINE通知が止まらなくなった。ホームステイ先の家族に説明したくても思考は停止状態。翻訳サイトも駆使して文章を作りながら、ボルティモアの治安や家賃相場を調べた。午後6時過ぎにようやく藤浪と合流。「こんなに早く決まるとは…激動すぎやろ」と言いつつ冷静な藤浪の笑顔を見て、服部はようやく落ち着きを取り戻した。

 藤浪はレッドソックス戦後、監督室に呼ばれてコッツェー監督からトレードを告げられた。その場でGM補佐も交えてウイスキーで乾杯したという。ア・リーグ最低勝率球団から最高勝率球団へ。誰の目から見ても栄転だった。チームFUJIはコッツェー監督から以前に初勝利祝いで贈られたシャンパンを開けた。

 「ここまでは本当にできすぎだと思う。阪神で1、2軍を行ったり来たりしていた自分みたいな半端もんが、環境を変えたからといってトレードしてもらえる成績を残せるのかって最初は正直、思っていた」

 右腕の思いに耳を傾けていた頃にはもう、服部は感無量の喜びに浸っていた。

 「優勝を狙えるチームに行くけど、そこは自分が支配できることではない。大きく考え過ぎず、ストライクゾーンに強い球を投げるという最小単位まで考えを絞ってやっていきたい」

 地に足をつけた藤浪の決意を聞くまでもなく、服部はすでにバックパッカーと化す覚悟を固めていた。【佐井陽介】(つづく)

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 ■ NOTE