2023年11月27日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ シカゴのスポーツラジオ局「670 The Score」のベテランリポーターとして知られるブルース・レバイン氏が26日(日本時間27日)、カブスが大谷の獲得に全力を挙げていると電子版の記事で伝えた。カブスは大谷に対し、創造性に富んだ契約形態にすることにも前向きだという。「契約に、オプトアウトの条項を盛り込んでフレキシブルな契約にする可能性もある。もしオオタニが短期契約で高い年平均額を望むなら、カブスはそれに応じたオファーを出す用意もある」という。球団は大谷獲得のためならどんなことでもする構えで「争奪戦の最後まで全力で獲得に動く」と伝えた。

 

◯ スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」の記者で元レッズGMのジム・ボーデン氏が、代理人筋からの話として「ジャイアンツは今年のFA市場に“オールイン(全力を懸ける)”する。複数のスター選手に多額の資金を投じる準備ができている」と報じた。昨オフはジャッジ、コレアと大物の獲得に失敗し、その分だけ資金は浮いている。エンゼルスからFAの大谷らの獲得に本腰で「球団史上最大のオフシーズンに突入する」と伝えた。

 

◯ FAのため個人でリハビリなどを進めていく”とエンゼルスからアナウンスされている大谷。一挙手一投足に注目が集まるなか、現在どこで何をしているのだろうか。在米スポーツジャーナリストが明かす。「大谷選手は、カリフォルニア州アーバインにある高級フィットネスジムなどを利用してリハビリに励んでいるそうです。同ジムはハリウッド俳優や、著名人、エグゼクティブなどのハイクラス層をターゲットにしていて、入会金は600ドル(約9万円)だと報じられていました。11月23日には、同ジムのフィットネストレーナーが英語で《“史上最高”に会えるのは毎日ではない》と綴り、帽子をかぶりニューバランスのパーカーと半ズボンを着用した大谷選手とのツーショットを自身のInstagramに投稿」(女性自身)

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス情報

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◯ エンゼルスは26日(日本時間27日)、救援左腕アダム・コラレク投手(34=ブレーブスFA)と1年90万ドル(約1億3500万円)で来季の契約に合意した、と発表した。コラレクは今季、ドジャースとメッツで5試合に登板し、6回で2安打無失点と好投していた。3Aでは46試合に登板し、2勝3敗1セーブ12ホールドで防御率3・80だった。メジャー通算では175試合に登板し、11勝4敗、防御率3・62。20年にはドジャースで20試合に登板し、3勝1セーブを挙げてワールドシリーズ優勝に貢献している。

 

◯ ブレーブスは今季終了後にロースターの40人枠から外されたあとFAになることを選択していたアンドリュー・ベラスケスとマイナー契約で再契約を結んだようだ。ブレーブスはホワイトソックスからアーロン・バマーを獲得したトレードで複数の内野手を放出。二遊間が手薄になっており、ベラスケスはバックアップ要員として出番を待つことになりそうだ。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ MLB公式サイトが「ドジャース・大谷」誕生後の移籍ドミノを予想 山本由伸はジャイアンツ?

(情報:MLBジャパン)

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 今オフの移籍市場における最大の目玉である大谷翔平。当然ながら獲得を狙っているチームは非常に多く、各チームは大谷獲得に失敗した場合に備えて「プランB」や「プランC」を用意しているとみられる。大谷の移籍先として本命視されるのはドジャースだが、もし大方の予想通りに「ドジャース・大谷」が誕生した場合、その後の移籍市場はどのように動くのだろうか。MLB公式サイトではトーマス・ハリガン記者が「ドジャース・大谷」誕生後の移籍ドミノを予想している。

 ドジャースが大谷獲得に成功することによって、最も大きなプレッシャーを受けるのはジャイアンツだ。昨オフはアーロン・ジャッジの獲得に失敗。今オフは絶対に失敗が許されない状況となっている。そうした状況を踏まえ、ハリガン記者は「FA市場で2番目の大物選手である山本由伸をどんな手を使ってでも手に入れるだろう」と予想。総額2億ドルを超えるFA契約を同じオフシーズンに複数結んだチームが過去にないことを考慮し、野手補強ではコディ・ベリンジャーではなく、マット・チャップマンを獲得することを予想した。

 ジャイアンツが山本獲得に成功すれば、ヤンキースはベリンジャー獲得に注力することが予想される。ベリンジャーは「左打ちの外野手」というヤンキースの補強ポイントに合致する存在である。一部ではフアン・ソト(パドレス)のトレード獲得に乗り出すことも噂されているが、大きな対価が必要になることに加え、契約を延長できる保証はない。よって、ハリガン記者はヤンキースがソトよりもベリンジャーを優先すると予想した。山本を逃した投手補強には、フランキー・モンタスとの再契約を挙げている。

 大型補強を狙っているとみられるカブスだが、大谷がドジャース、チャップマンがジャイアンツ、ベリンジャーがヤンキースへ移籍するとなると、大物野手はFA市場に残っていない。そこで、ハリガン記者はオプトアウト権を行使したマーカス・ストローマンの後釜としてカブスが大物投手の獲得に乗り出すことを予想し、そのターゲットにブレイク・スネルを挙げた。また、レギュラー不在の一塁にリース・ホスキンスを加えることも予想している。

 球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたばかりのレンジャーズも他球団の大型補強をただ眺めているとは思えない。ハリガン記者は、大谷を逃したレンジャーズがジョーダン・モンゴメリーと再契約し、課題のブルペン補強としてジョシュ・ヘイダーを獲得することを予想している。

 このほか、パドレスが大谷を逃したチームに対して積極的にソトを売り込むこと、大谷を超大型契約で獲得したドジャースがFA市場ではなくトレード市場で先発投手の補強を狙うことを予想している。タイラー・グラスノー(レイズ)、ディラン・シース(ホワイトソックス)、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)、シェーン・ビーバー(ガーディアンズ)らがドジャースの補強ターゲットとなりそうだ。

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◆ 口を閉ざす大谷翔平、来季へ何を思う… 「正直なところ、翔平の行動はかなりグッドだと思うね」同じくFAのスターが擁護

(情報:中日スポーツ)

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 内外野をこなすユーティリティーのスター、球宴選出3度のウィット・メリーフィールド(ブルージェイズからFA)は、米ファウルテリトリーに番組出演。同じくFAの大谷翔平が、今オフは完全に口を閉ざしている姿勢を擁護した。

 同チャンネルのブラウン司会者が「メディアへの露出という点で、契約条項として選手は試合後やオフシーズンにメディアに話す義務があるのか? 先日、大谷がMVP獲得後に話をしなかったことでガッカリした人々もいる。明らかに、彼はいま僕たちがしているような会話はしたくないわけだよね」と振ると、メリフィールドは丁寧に説明した。

 「正確な契約条項は知らないが、シーズン中はある程度メディアと接しなければならない規約のようなものがあったと思う」

 さらに「普段からきちんとメディアに話す選手は、ある試合後に家族と会わなきゃいけない急用があるようなときは話さずに帰っても問題はないが、毎日そうするわけにはいかない。だが、オフシーズンでFAとなれば、球団の契約下にあるわけではないから、話したくない選手に口を開かせることはできない。だから正直なところ、翔平の行動はかなりグッドだと思うね」と私見を述べた。

 メリーフィールドは10月に米誌スポーティングニュースで大谷のことを「beyond incredible(信じられないというレベルを超えている)」と称するなど、かねてユニコーンへのリスペクトを公言している。

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◆ SNSで出回る大谷翔平動向のフェイク 今は笑えるレベルも…紛らわしい誤情報出てくる可能性も

水次祥子氏/情報:日刊スポーツ)

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 昨年のちょうど今ごろ、FA市場の一番の大物だったアーロン・ジャッジ外野手(31=ヤンキース)の動向がSNSで話題になっていた。ジャッジがベイエリアにいたというファンの目撃情報がX(旧ツイッター)に投稿され、当時獲得に熱心だったジャイアンツとの交渉でサンフランシスコを訪れていると臆測されたものだった。

 今、SNSを賑わせているのは去就が注目されている大谷翔平投手(29=エンゼルスFA)の動向だ。「ショウヘイがドジャースのチームチャーターに乗ってロサンゼルスに降り立ったぞ」、「ショウヘイが今、シカゴに到着したよ」といった投稿を目にする。これらの情報は、もちろんどれもフェイク。投稿には大谷が飛行機をバックに立っている写真が使われているのだが、それは今年3月に大谷が侍ジャパンに合流するためチャーター機でアリゾナから出発する様子をインスタグラムに投稿したものだ。それをそのまま流用したり、コラ画像にして使ったりしている。

 ただしこれらは明らかにフェイクと分かるものばかり。大谷の契約交渉に関する情報は代理人のネズ・バレロ氏が各球団にリークしないよう通達しているらしいので、今のところ具体的な情報は何一つ出ておらず、情報に飢えているファンがネット上のネタとして楽しんでいるといった状況だ。

 しかし今後、契約交渉が進んでいくと、紛らわしいフェイクニュースやニセ記者が出現する可能性はある。MLBのストーブリーグでは毎年のように、ケン・ローゼンタール記者やジェフ・パッサン記者のような有名記者のなりすましXアカウントが登場し、ニセ情報を流すということがよく起こる。米国のメディア関係者でさえ、ニセ記者のニセスクープにだまされることもあるほどで、かなり紛らわしい。

 また本物の記者が誤情報を流すこともある。昨オフには、ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者が12月上旬に「ジャッジがジャイアンツへ行くようだ」と速報し、野球界周辺が色めき立つ騒動があった。その翌日には「ジャイアンツは、ジャッジから何も聞いていないと言っている。フライングして申し訳ない」と謝罪し、約2週間後にはジャッジがヤンキースと再契約に合意している。米記者間の激しいスクープ合戦に勝ちたいという思いが、不確かな情報を流してしまったのかもしれない。ヘイマン記者は本来はスクープを次々に飛ばす敏腕として知られている。今オフは前田健太投手(35=ツインズFA)がタイガースと2年契約を結んだニュースが飛び込んできたばかりだが、これも第一報を伝えたのはヘイマン記者だった。

 いずれにしろ、去就に関するフェイクニュースは思わぬところからも出てくるので気を付けようと、自戒の念を込めてつづっておく。【水次祥子】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「水次祥子のMLBなう」)

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 ■ NOTE