2023年11月23日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 大谷について、MLB公式サイトのマイク・ペトリエロ記者が22日(日本時間23日)、「オオタニを最も必要とする球団ランキング」を特集。同サイトが選んだ契約が有力視される11球団のうち、大谷加入がチームにとってどれだけプラスになるかという視点からランク付けした。1位はジャイアンツ。理由は「お客さんを呼べるスターの不在」「長打率が今季ナ・リーグ最下位の.383だった」「今季DHだったジョク・ピダーソンがFAで抜けた」と指摘。「彼らには長打力とスターの存在が必要。オオタニがこれ以上プラスになる球団は他にない」とした。2位はマリナーズで「打線の強化が最重要課題」とし、3位はブルージェイズで「オオタニ獲得のダークホース。DHが必要」とした。MLB公式サイトのランキングは次の通り。

 

 (1)ジャイアンツ

 

 (2)マリナーズ

 

 (3)ブルージェイズ

 

 (4)メッツ

 

 (5)ヤンキース

 

 (6)カブス

 

 (7)レンジャーズ

 

 (8)パドレス

 

 (9)レッドソックス

 

 (10)ドジャース

 

 (11)エンゼルス

 

◯ 米専門誌ベースボール・アメリカ電子版が22日(日本時間23日)、今オフ最大のFA市場の目玉である大谷の契約有力球団を予想する特集を掲載した。最も可能性が高いとしたのがドジャースで、確率は70%。「日本人選手が所属した歴史があり、南カリフォルニアを離れる必要もなく、彼を史上最高額選手にするだけの資金もある」と指摘し「すべての面で、オオタニに完璧にフィットする」とした。次に確率が高いのがマリナーズとジャイアンツでそれぞれ10%。カブスが5%、レンジャーズが3%。ヤンキース、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、フィリーズ、パドレスなどその他の球団が1%以下とした。

 

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 ■ ロサンゼルス・エンゼルス情報

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◯ エンゼルスは21日、新投手コーチとしてバリー・エンライト氏の招へいを発表した。37歳のエンライト氏は2010年にダイヤモンドバックスでメジャーデビューし、12年から13年にかけてはエンゼルスでプレー。通算4年間で7勝13敗、防御率5・57の成績を残して引退した。その後はダイヤモンドバックスで指導者としてのキャリアを積み、22年からは投手コーチ補佐を務めていた。

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 消えていない大谷翔平のエンゼルス残留説…米敏腕記者が指摘

(情報:RONSPO)

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 その去就が注目されているフリーエージェント(FA)の大谷翔平(29)のエンゼルス残留説が消えていない。敏腕で知られるニューヨークポスト紙のジョン・ヘイマン記者がMLBネットワークの番組内で「彼は快適さを大事にする。エンゼルス残留は排除できない」と発言したもの。エンゼルスは9年連続でポストシーズン進出を逃し、勝利を求める大谷の理想チームからは外れているため、再契約はほぼないと見られているが果たして…。

 

名将ワシントン監督就任の影響は?

 

 サプライズ情報だった。全米がFA大谷の移籍先に注目している中で球界の内部情報に詳しく数々のスクープを飛ばしてきたジョン・ヘイマン記者がMLBネットワークの番組内で注目の情報を発信した。

 

「彼は快適さという部分を大事にするだろうと思う。エンゼルスに戻ることは排除できない」

 

 6年間プレーしたエンゼルスへの残留の可能性が消えていないことを示唆した。

 

 大谷はすでにエンゼルスから受けたクオリファイングオファーを拒否した。だが、ヘイマン記者は、エンゼルスが、1年目から大谷の二刀流を容認して、トミー・ジョン手術をした際にも復帰への道筋をつけるなど「快適」に6年間を過ごせたチーム環境が移籍先の選択の中でプラスに働く可能性があることを独自のインサイダー情報を元に明かしたのだ。

 

 エンゼルスは、9年連続でプレーオフ進出を逃したが、フィル・ネビン監督を解任。レンジャーズ監督時代に2010年、2011年と連続してワールドシリーズ進出を果たしている71歳の名将、ロン・ワシントン氏を新監督に迎えた。ワシントン新監督は、レンジャーズ監督時代に上原浩治やダルビッシュ有らとも信頼関係を築いており、日本人プレーヤーへの理解も深い。

 

 米スポーツサイトのFansidedは、ヘイマン記者の発言を受けて「大谷の獲得争いが始まっている中で、快適さという部分はエンゼルスが隠し持つ最も大きなエース級の条件かもしれない」との見解を示した。

 

 だが、一方で「アナハイムでの6シーズンで、このオールスター選手が見てきたものは、ポストシーズン進出ゼロに終わったという現実だ。ワールド・ベースボール・クラシックの優勝にチームジャパンを導いたあの興奮を味わい、負けるのが嫌だとメディアに話してきている大谷にとって、ポストシーズン進出は厳しいチームであるエンゼルスに戻るだろうか? ア・リーグの西地区にはワールドシリーズのタイトルを取ったレンジャーズに再び大きなチャンスを得ると見られるアストロズがいて、たとえワシントン監督が就任したはいえ、プレーオフへの道のりは簡単ではない」との悲観的な意見も。

 

 米スポーツサイトFanNationも、ヘイマン記者の情報を受けて、大谷がエンゼルスに残留する可能性について検証した。

 

「野球界全体が大谷はエンゼルスを離れるだろうとの憶測を呼び起こしてきた一方で、この球団は、静かに彼が戻ることに楽観的でいる。彼らはチームにおける彼の価値がどれほどのものか知っており、チームに残留するためにできることは何でもやろうとしている。残留の見込みは薄いかもしれないが、大谷は過去に我々が目にしてきたのとは違うFA選手だ」

 

 大谷が一切口を閉ざしているためFAの移籍先チームに求める条件はミステリーとされているが、同サイトは、大谷の場合は、マネーゲームにならないと推測。金額以外の条件面が左右すると見ている。

 

「二刀流の能力で特別な選手となっている大谷だが、来年は右肘側副靭帯の修復手術からのリカバリーで打者のみの出場となる。そのリハビリの間だけはエンゼルスに残ることを決断するかもしれない。その場合、彼は1年契約を結び、マウンドに戻る準備が整ってから来年のオフにもう一度、FA市場へ向かうかもしれない」という仮説まで唱えた。

 

 MLBの公式サイトは「大谷を最も必要とするチームのランキング」を掲載したが、1位はジャイアンツ、2位が撤退濃厚のマリナーズ、3位がブルージェイズ、4位がメッツでエンゼルスは11位だった。

 

「彼がチームを離れる時は、球団を打ち砕く瞬間となるだろうと我々は分かっており、彼がチームに戻る可能性は、ほとんどの人が考えているように薄い。6シーズンにわたって、彼がいて、そのうちの1シーズンさえも勝ち越したことがなく、ましてやポストシーズン進出もなく終わった。大谷のせいだというものは、何一つなく、彼を失う事でチームの道先はさらに難しいものになるだろう。しかし、これはプレーオフチームがスター選手を失うという事ではない。大谷とはうまくいかなかった。彼がいないことで、(すでにうまくいってない状態が)さらに悪くなるということもない」とエンゼルス残留について悲観的な見解を述べている。

 

 ドジャースが本命視され、日本時間5日に始まるウインターミーティングの前に電撃決定するのではないか、という推測も流れる大谷の去就。史上初の2度の満票MVPに輝いた二刀流スターの決断やいかに。

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◆ 4人の米記者が大谷翔平の去就と契約内容を予想「繰延、オプトアウト、ボーナス、オプション…あらゆる種類の条件が盛り込まれるだろう」

(情報:THE DIGEST)

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 多くの米メディアが連日のように大谷翔平の去就について報じているなか、『CBS Sports』は11月22日、大谷翔平の移籍先に加えて契約内容も予想した。デイン・ペリー記者、マット・スナイダー記者、マイク・アクシサ記者、R.J.アンダーソン記者が語り合う形式で、それぞれ私見を述べている。

 

 まずペリー記者は、「ロサンゼルス・ドジャースが最有力候補と言われているのを承知で、私はテキサス・レンジャーズと5億1000万ドルで契約すると思う。オオタニは“勝ちたい”と公言していて、テキサスはチャンピオンとしてシーズンを終えた。この先、数年にわたって優勝を期待されている。オーナーも積極的に資金を投入しているからね」とレンジャーズ行きを予想。「ミッチ・ガーバーのFAでDHの補強が必要だし、オオタニがなげられるようになる2025年までに、マックス・シャーザーとアンドリュー・ヒーニーをFAにする可能性が高い。シャーザーは引退もありえる」とチームの補強ポイントに大谷が合致する点を根拠とした。

 

 スナイダー記者はドジャース説を推した。「過去の2年間、ドジャースはオオタニを獲得する準備をしていた。間違いなく今の球界でトップクラスの資金を持っている。ロースターにも自然にフィットするし、地理的な優位性もある」と語った。契約については、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジの名前を出して、「ジャッジはMVPを獲った後にFAとなり、9年3億6000万ドルでヤンキースと再契約した。オオタニはジャッジより1歳若く、打力はジャッジに匹敵。さらに投手の要素も考慮すれば、10年5億ドルの均等割りになるだろう」と見通した。

 

 同じくアクシサ記者もドジャースの名前を挙げたが、契約内容は「複雑になるだろう」と語った。「前に13年5億ドルと言っているので、それにこだわるよ。そしておそらくオオタニは、2025年以降に有能な投手と示した後にオプトアウト(選手側が契約を途中で見直したり、契約を破棄してFAになる権利)を求める可能性がある。繰延、オプトアウト、ボーナス、オプションなど、あらゆる種類の条件が盛り込まれるだろうね。単純な何年何ドルという内容にはならないと思う」と語った。

 

「契約が長く、そして複雑になりそうな点は同意見だね」と語ったのはR.J.アンダーソン記者だ。「レンジャーズなど他の球団も獲得に乗り出すだろうが、私もドジャースが有力だと感じている。契約はオプトアウトのある10年5億ドルで、実質的に小さな契約を何度も結び直すような形になるだろう」と予想した。

 

 移籍先に契約内容と、大谷を巡ってはさまざまな意見が溢れている。

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 ■ NOTE