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2023年10月28日

 

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 ■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)

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◯ 今オフにFAとなるエンゼルス大谷獲得にレンジャーズが「ワイルドカード」となる可能性を著名記者が指摘した。MLBネットワークのジョエル・シャーマン記者がポッドキャストで「真のワイルドカードはレンジャーズ。彼らはトレード期限での獲得に向け、とことん積極的にいく予定だった。もし(ワールドシリーズ)優勝したら、断然その気になるだろう。オーナー陣は何か大きなことをしようと注力しているようだ」と話した。

 

◯ 岩手日報社(盛岡市)は28日付朝刊で、岩手県出身で米大リーグの日本人選手初となる本塁打王に輝いた大谷翔平に岩手日報文化賞特別賞を贈呈すると発表した。大谷の挑戦と活躍が東日本大震災からの復興を目指す県民の希望となり、誇りとなっているとした。贈呈式は11月3日、盛岡市内のホテルで行われる。大谷は出席せず、ビデオメッセージを寄せるという。岩手日報文化賞・体育賞は1948年制定で、岩手県内の社会・学術文化、体育などの分野で顕著な功績を挙げた個人・団体などに毎年贈られている。

 

◯ ニューヨークの専門テレビ局SNYは27日、トーク番組でメッツが今オフにFAとなる大谷に「いくら提示するべきか」の論争を行った。メッツ番記者のアンソニー・ディコモ氏と、実況アナウンサーのキース・ラード氏、情報通で知られるベテラン記者のジョン・ハーパー氏がそれぞれ意見を出し合った。

 

アンソニー・ディコモ記者:

「私は超短期で年平均を超高くするべきだ。3年総額2億ドル(約290億円)。間もなく30歳になり、肘を手術した。打者として優れているが、私なら長期契約は望まない」

 

キース・ラード氏:

「この男には金を出すべきだ。11年総額5億5000万ドル(約798億円)。2度目のトミー・ジョン手術後に投手として完全復活できるか分からないが、打者として3000万ドル、投手として2000万ドルと考えたら適切か、十分ではないかもしれない」

 

ジョン・ハーパー記者:

「私も賛成。私の金じゃない、オーナーのコーエン氏の金だ。10年総額4億5000万円(約653億円)プラス投手出来高1億5000万ドル(約218億円)で、トータル6億ドル(約870億円)。打者だけでも十分。彼が加わることでメッツは優勝できる打線になる」

 

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 ■ 注目記事&コラム

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◆ 王貞治氏がホームラン王・大谷翔平の打撃力を解説!「頭が残って、手が振れて、ヘッドが走る。だからあの飛距離が可能なんだと思います」

(情報:THE DIGEST)

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 テレビ朝日が10月27日に放送した『タモリステーション 大谷翔平 祈る全快!がんばれ大谷!祝・ホームラン王SP』で日本代表前監督の栗山英樹氏と対談した王貞治氏が、2023年のMLBア・リーグ本塁打王に輝いた大谷翔平のバッティングを解説した。

 

 現役時代に世界記録の通算868本塁打を放っている福岡ソフトバンクの王貞治会長はMLBで本塁打王になった大谷について、「アメリカでは初めて当たる投手が多いから、日本で打つよりも難しい。そのなかで彼がアメリカの選手やファンに“これはかなわない”と思われるほど、本塁打の中身がすごかった」と振り返っている。

 

 王氏は本塁打を打つ極意として、「バットを強く振れる身体」と「ボールの見極め」を挙げた。「ストライクゾーンには気を遣いました。球審よりも自分のほうが正しいと思っていましたから」と現役時代のエピソードを明かし、選球眼をよくするには「ボールからなるべく遠ざかる。遠ざかるとボールを長く見られる。長く見られればストライクかボールか分かりますし、芯に当たる確率も高くなります。いかに長くボールを長く見られる態勢を作るか」と打撃のポイントを説明した。

 

 大谷もボールを長く見られる打撃フォームをしているという。「彼もよくボールを見ていますよ。写真を見ると必ず(スイング時に)手が先にいって、頭は残っています。頭が残るかどうかで、(バットとボールの)当たる場所が違うんですよね。これが一番大きいと思います。これが打撃の原点です」と解説。「頭が残って、手が振れて、ヘッドが走る。だからあの飛距離が可能なんだと思います」と大谷の強烈な打力について見解を述べた。

 

 また、栗山氏が「遠くに飛ばす意識よりも、ボールの芯とバットの芯をしっかりぶつける、ボールをしっかり見極めることを、現役時代に意識されていたんですね」と話を振ると、「そうしたらボールは勝手に飛んでいくんですよ」と自らの経験を語っている。

 

「インパクトがしっかりしている選手は、いい成績を出せると思います。彼もそこを大事にしていると思いますよ」と語った王氏は今後の大谷について、「今のスタイルをもっと突き詰めてやっていくタイプだと思います。今季が44本なら、次は50本にチャレンジしようというように、つねに“挑む大谷翔平”であってほしいですね。つねに挑んでいってほしいと思います」と期待を込めた。

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◆ レンジャーズが土壇場で追いつき延長サヨナラでWS初戦を制す シーガー同点弾、ガルシアサヨナラ弾

(情報:MLBジャパン)

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 2023年シーズンの王者を決めるワールドシリーズがついに開幕。ホームのレンジャーズは先発のネイサン・イオバルディが5回途中5失点でノックアウトされる苦しい展開となったが、2点ビハインドで迎えた9回裏にコリー・シーガーが起死回生の同点2ラン。延長11回までもつれた熱戦を制し、本拠地グローブライフ・フィールドで行われた初戦を制した。レンジャーズ6番手のホセ・レクラークが勝利投手。ダイヤモンドバックス7番手のミゲル・カストロは敗戦投手となった。

 

 ホームのレンジャーズは1回裏一死1塁からエバン・カーターのタイムリー二塁打で先制。続くアドリス・ガルシアにもタイムリーが飛び出し、リードを2点に広げた。なお、ガルシアは今年のプレーオフで21打点となり、2011年にデービッド・フリース(カージナルス)がマークした単年のプレーオフでの最多打点記録に並んでいる。

 

 2回までイオバルディの前に完璧に抑えられていたダイヤモンドバックス打線だが、3回表に連打と送りバントで一死2・3塁のチャンスを作り、コービン・キャロルの2点タイムリー三塁打で同点に。さらに、ケテル・マルテのファーストゴロが野選となり、3対2と逆転に成功した。

 

 直後の3回裏、レンジャーズは二死満塁の好機を迎え、ミッチ・ガーバーが押し出しの四球を選んで3対3の同点に。しかし、ダイヤモンドバックスは4回表先頭のトミー・ファムがレフトへのソロ本塁打を放って勝ち越しに成功すると、5回表には盗塁を絡めて一死2塁のチャンスを作り、マルテのタイムリー二塁打で5対3とリードを広げた。マルテはこれでプレーオフ17試合連続安打のメジャータイ記録となっている。

 

 5回途中でイオバルディをノックアウトしたダイヤモンドバックスは、先発のザック・ギャレンを5回限りで降板させて6回から継投に入り、2番手のライアン・トンプソン、3番手のジョー・マンティプライ、4番手のケビン・ギンケルが各1イニングを無失点。しかし、レンジャーズは9回裏一死1塁の場面でシーガーがダイヤモンドバックスの守護神ポール・シーウォルドから起死回生の同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 

 プレーオフの延長戦にはタイブレークのルールは適用されないため、10回表のダイヤモンドバックスの攻撃は無死走者なしからスタート。レンジャーズは10回表を6番手のレクラークが三者凡退に抑えると、10回裏二死から四球とヒットで1・2塁のチャンスを作ったが、シーガーがセカンドゴロに倒れ、試合を決めることはできなかった。

 

 続投したレクラークが11回表も三者凡退に抑えたレンジャーズは、11回裏にダイヤモンドバックス7番手のカストロからガルシアがソロ本塁打を放ち、6対5で劇的なサヨナラ勝ちを収めた。ガルシアはこれで今年のプレーオフ22打点となり、メジャー新記録を樹立している。

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 ■ NOTE

 

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