2023年10月12日
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■ 今日の大谷翔平(関連NEWS)
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◯ 大谷の〝マニア〟として全米の野球ファンに知られる、FOXスポーツでアナリストを務めるベン・バーランダー氏のポッドキャスト「フリッピン•バッツ」に元ヤンキースのデレク・ジーター氏が11日にゲスト出演。その中で大谷について言及。
「彼はユニコーン。優れた打者、優れた野手、あるいは優れた投手になるだけでも十分難しい。だから両方ができるというのはかなり卓越している。ただ…(二刀流でない)自分には共感(理解)ができない。自分と結びつけることができない。彼を表現する形容詞は底を尽きた。見ていて楽しい。残念ながらケガをしてしまったが、彼が引き続き両方できることを願っている」
「先発投手が4日間休みをもらうには理由がある。君のお兄さん(ジャスティン・バーランダー)に聞いても分かるように体を休め、次の登板に備える必要がある。なのに彼はダブルヘッダーの第1試合で1安打のみ完封して第2試合で2打席連続本塁打する。聞いたことがないよ。(継続はできると思うか?)その質問にいま答えるのは簡単、彼がケガしているからね。だけど、ファンとしては、続けられることを願っているよ。彼のことを見たいから」
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■ ロサンゼルス・エンゼルス情報
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◯ 地元紙ロサンゼルス・タイムズ電子版は11日、フィル・ネビン前監督の後任候補として今季までメッツを率いていたバック・ショーウォルター氏をはじめ6名をピックアップした。そのほかの候補にはブルワーズとレッドソックスで監督を務め、エンゼルスでのコーチ歴が長かったロン・レネキー氏、エンゼルスの内野コーチで今年3月にはワールド・ベースボール・クラシックのメキシコ代表監督を務めたベンジー・ギル氏、ブレーブスのベンチコーチのウォルト・ワイス氏、同じくブレーブスの三塁ベースコーチで元レンジャーズ監督のロン・ワシントン氏、元レッドソックス監督で19年に監督候補としてエンゼルスと面談したジョン・ファレル氏が挙げられている。
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■ 球界情報
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◯ 2年連続100勝超えのロサンゼルス・ドジャースが投打ともに精彩を欠き、ダイヤモンドバックスに3連敗スイープで2年連続地区シリーズ敗退となった。2018年MVPで1番に座るムーキー・ベッツ外野手が4打数無安打でこのシリーズ3試合11打席でヒットなし。20年MVPで2番に座るフレディ・フリーマン内野手も4打数無安打でシリーズ3試合10打数でわずか1安打と大不振だった。投手陣は、この日先発のベテラン右腕ランス・リン(36)が3回にソロ4発を浴び2回2/3を6安打4失点で降板。第1戦で1死しか奪えず降板したカーショーに続き3試合で3度の先発KOとなった。
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■ 注目記事&コラム
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◆ ド軍が終戦、大谷翔平獲りへ加速か 一発勝負にも強い二刀流…いざ750億円争奪戦へ
(小谷真弥氏/情報:Full-Count)
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ドジャースは11日(日本時間12日)、敵地で行われたダイヤモンドバックスとの地区シリーズで3連敗を喫した。2年連続の地区シリーズ敗退が決まり、2020年以来3年ぶりのワールドシリーズ制覇は届かなかった。
レギュラーシーズン100勝を挙げて地区優勝。2位のダイヤモンドバックスに16ゲーム差をつけたが、まさかの下剋上を許した。頼みのムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの1、2番コンビが3試合で計21打数1安打と大ブレーキ。通算210勝の左腕クレイトン・カーショーが第1戦で1死しか奪えずに6失点。戦い慣れているはずの一発勝負で投打の柱の空回りが響いた。
エンゼルスからフリーエージェント(FA)となる大谷翔平投手の移籍先の最有力候補に挙げられている。このオフには1年契約のカーショーや通算315本塁打で指名打者のJD・マルティネス、フリオ・ウリアスら主力選手がFAに。指名打者、先発ローテ枠が空いているチーム編成だけでなく、資金面でもメジャー史上最高額、5億ドル(約750億円)超えとも言われている争奪戦の準備はできている。
エンゼルスでは今季までポストシーズンに出場できなかった大谷だが、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では投手として2勝0敗、防御率1.86。打者では打率.435、1本塁打、8打点と投打でフル回転した。NPB時代も、2016年の日本シリーズ第1戦で6回3失点で負け投手となったものの、第3戦では打者としてサヨナラ打。16打数6安打の打率.375と結果を出し、チームの日本一に牽引した。
ドジャースは2013年から11年連続でポストシーズンに進出。直近11年で10度の地区優勝と強さを発揮しているが、ワールドシリーズ制覇はコロナ禍で短縮シーズンだった2020年の1度だけ。毎年のように世界一を期待されているが、なかなか勝ち切れていない。一発勝負にも強い二刀流は、常勝軍団にとって、より魅力的な存在に映るはずだ。
小谷真弥 / Masaya Kotani
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◆ “OHTANI”カクテルも!地元アナハイムで大人気な大谷 FA戦線に注目するのは球団だけではなく…
(杉浦大介氏/情報:スポニチ)
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今年度のレプリカユニホーム売り上げが全米1位になったことが示す通り、エンゼルス・大谷翔平選手の知名度は既に全国区になった印象がある。もちろん地元アナハイムでも大人気。大谷はもはやマイク・トラウトを凌駕するチームの看板になり、エンゼルスタジアムは日本人ファンの“観光名所”的な場所になったといっていい。
8月中旬、エンゼルスの取材でアナハイムを訪れた際、滞在先のホテルのバーのメニューを見て驚かされたことがあった。そこでは“OHTANI”という名のカクテルが販売されていたのだ。
「まだ販売3カ月の新しいカクテルです。店側は柚子の新しいカクテルを作りたくて、日本のウイスキーを使ったエンゼルスカラーのカクテルに、大活躍している大谷のネーミングはいいマッチだと思ったみたいです。かなり人気がありますね」
そのバーで働く快活な韓国人バーテンダー、エルサさんは笑顔でそう説明してくれた。大谷の背番号にちなみ17ドル(約2500円)という値段がつけられたカクテル。サントリーのウイスキー“TOKI”がベースになり、エルサさんの言葉通りに柚子シロップ、クランベリージュース、クラブソーダで味付けされたもの。普段の筆者はカクテルを飲むことはほとんどないが、甘く、香ばしい“OHTANI”は非常に飲みやすく、人気になるのも肯けた。
松坂大輔が入団したボストンのバーではマツザカバーガー、松井秀喜、田中将大がヤンキースに加わった後のヤンキースタジアムではゴジラロール、タナカロール(巻物)が販売されたのを思い出す。球場から徒歩15~20分のこのホテルはエンゼルス戦観戦のために訪れる宿泊客も多いようで、上手な売り出し方ではあるのだろう。
「やはり日本人のお客さんが多いけど、“OHTANI”カクテルは日本人だけでなく、アメリカ人客も注文していますね。大谷は私も好きですよ。いいプレイヤーだし、背が高く、ハンサムだから(笑)。今後も頑張ってほしいですね」
そんなエルサさんの言葉からも、大谷というスーパースターは地元と一体化していることが伝わってきた。最大級の人気者になったがゆえ、ビジネス面の影響も大きいことは容易に想像できる。だとすれば、FA戦線に注目しているのもエンゼルスの球団だけではないのだろう。球場周辺のホテル、レストラン、そのほかの企業も今オフ、大谷がどんな決断を下すかを固唾を飲んで見守ることになるに違いない。(記者コラム・杉浦大介通信員)
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◆ ドジャース、やはり大谷翔平獲りか 2年連続地区シリーズ敗退、先発不足が露呈も… 「絶対にとりにいく」と地元記者
(情報:中日スポーツ)
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◇11日(日本時間12日) 大リーグ地区シリーズ第3戦 ダイヤモンドバックス4―2ドジャース(フェニックス)
ドジャースが、シーズンで16ゲーム差をつけたダイヤモンドバックスに3連敗を喫して、2年連続で地区シリーズに敗れた。ロバーツ監督は「相手に圧倒された」と唇をかんだ。
ドジャースの敗因の一つは先発陣だ。第1戦のカーショーは1死しか取れず、第2戦の新人ミラーは2回持たず、第3戦のリンは3回に4発を浴びてマウンドを降りた。総崩れだった。
地元紙「ロサンゼルス・タイムス」のコラムニストは、今オフ、そして今夏のトレード期限までに先発獲得に注力しなかったフリードマンGMを痛烈に批判。「チャンスはあったのに、全く先発を補強しなかった」。主力左腕のウリアスがDV容疑で逮捕される想定外の事件があったとはいえ、先発不足を短期決戦で露呈した。
昨オフは今オフにFAを控えるエンゼルス・大谷翔平の獲得資金をためるためか、目立った補強をしなかったが、2年連続で敗退した今季はそうはいかないだろう。
今のチーム事情を考えれば、力のある先発が数枚欲しい。長年、ドジャースのエースに君臨したカーショーが退団する可能性もあり、頭数が足りないように見える。
一方、大谷は右肘を手術し、来季は投げることができない。投手としての戦力という意味では、リハビリがうまくいっても登板は再来年の見通しだ。だが、それでもなお、ドジャースは大谷獲得準備を入念に行っているようだ。地元のベテラン記者の一人は「投手が足りない今でも、絶対にとりにいく。プランを立てている」と語った。
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■ NOTE